便秘がちな子供のケア

こんにちは、Erinaです。

ブログオープン早々からこんな記事で申し訳ありません。汗

 

実はうちの5歳の娘はとっても便秘(Constipation)がち。

生まれたときから一日おきのペースだった彼女。オムツはセーブされましたが、やはり便通(Bowel movement)がないということは健康的ではありません・・・。

ちなみに、「彼女は便秘中です。」は“She is constipated.”と言います。
日米に関わらず、便秘に悩む人は多いようです。私は幸運なことに、便秘に悩んだのは産後くらいでしたが、それが日常的になってしまうとやっぱり厄介だろうな、と思います。

今回、娘の便秘がひどくなってしまったことをきっかけに、アメリカで便秘を考えるという記事を書いてみます。

(注意:あくまで我が家の実体験であり、医療的なアドバイスではありませんので、ご自分のドクターと相談してくださいね)

 

 

始まりはある月曜日のこと。

夕方、私が子供を迎えに行くと、いつもは「マミー!!!」と抱きついてくる娘のトーンが40%減くらいでした。

 

「どうしたの?」

 

と聞くと

 

「おなかが痛い。」(My tummy hurts.)

 

暖かくなってきたとは言え、まだフルーシーズンの真っ只中。今年はおなかにくるbugだったとか。子供が学校に行きだすと、常に心配になります。

 

げげ・・・なんかもらっちゃったかな?

 

「う~ん、おなか空いてるんじゃない?家に帰って、ご飯食べよう。」

 

しかし夕ご飯後も、いつもなら大騒ぎの娘の調子が全く出ません。彼女が静かだと、家の中はシ~ンとしている我が家。

 

私:「ねぇ、今日ウ○チした?」

 

娘:「してない。」

 

やっぱり!!!

 

私:「昨日は?」

 

娘:「してない。」

 

おーまいがー・・・・・。

 

一日おきが当たり前の彼女にとって、毎日の便通がどれほど大切なことなのかに気づいてなかった様子。便秘体質じゃない自分にとっては、この自然生理現象が「どうしできないの?!」と不思議に思ってしまうのですが、そこはぐっとこらえて。

とりあえず、食物繊維が豊富というグレープジュースを飲ませ、プルーンを食べさせたり、lubricant(大腸の潤滑油)になるミネラルオイルをアップルソースに混ぜて食べさせます。あ~、聞いてるだけでおなかが緩くなりそう・・・。

なるべく薬を飲ませたくないので、食事などで改善できるように気をつけます。

 

その夜11時。

寝ようとしていると、娘が「ウワ~ン!」という泣き声で目覚めました。「おなかが痛~い!」と大泣きの娘。ちょっとちょっと・・・と焦りつつ、トイレに座らせ、夜中にトイレにこもる親子。

しかしBowel movementはゼロで、夜中1時にやっと眠りにつく娘。眠い・・・。

 

火曜日朝に学校に行ったかと思ったら、「おなかが痛いそうで・・・」と学校から電話。まだ10時前。ガックリ。

 

「迎えに行きます・・・。」

 

この日はどうしても忙しかったので、仕事に余裕のあった旦那が早退して娘をピックアップ。

 

自分も便秘がちだという同僚に相談すると、

「便秘はとにかく水分が大事!」

とのこと。大腸は最後の最後に水分を吸収する内臓なので、ここで水分が全く残ってないと、ウ○チがカチカチになっていまい、動かなくなってしまうそうなのです。

 

私:「そうなんだ!」

同僚:「うん、小腸では栄養、大腸では水分が吸収されるの。」

私:「確かに娘は水分が足りてない気がします!」

同僚:「何でもいいから、とにかくゴクゴク飲めるものを見つけてあげて。うちの息子はアイスティーだったよ。」

私:「オーケー。子供は水分の大切さなんてわからないですもんね。」

 

水曜、木曜と学校に行った娘。

水分も充分にとってるはずだし、食物繊維の多い食べ物や果物もたくさん食べてる。プロセスフードとか乳製品は避けてるし、Bowel movementもし始めたみたい。

しかし木曜の夜にもまた泣いて夜中に目を覚まします。

 

「はぁ~・・・・。」

 

夫婦揃って長いため息しか出ないものの、もし便秘じゃなかったらどうしよう?という心配も拭えません。こんなに色々とやってるのに。

 

「念のため、ドクターに見てもらおう。もし便秘だったら子供用の下剤も使おう。」

 

そう言って、金曜夜6時のアポイントメント。私が仕事から帰ると、顔が真っ赤で「おなかが痛~い!」と叫んでる娘。

やっとドクターにかかると、「おそらく便秘のせいですね。」とあっさり言われ、念のためX-ray(レントゲン)で見てみると、それは明確でした。

ドクターに、MiraLaxという下剤を使うように言われ、それをゲータレードに溶かしたものを飲み始めた娘は、次の日からBowel movementが起こり始めると、おなかが痛くないと悟りました。MiraLax入りのゲータレードをゴクゴク飲み、水分の大切さを知ったようでした。

 

 

ちなみに、便秘などでおなかが痛いのは“Cramps”(クリャンプス)と言います。おなかがつねられてるような、引っ張られてるような痛みですね。

足がつったり、生理痛もcrampsですが、これは筋肉などの「痙攣」で起こる痛みなので、全部同じだそうです。“It’s cramping.”で「痙攣していて痛いです。」という感じです。

 

今回の体験でわかったことは、

 

1. 自分の体質を知る

アレルギーとか、頭痛になりやすいとか、誰もが何かしらの「コンディション」を持っているもの。娘も、他人に比べて便秘になりやすい体質である可能性は高いわけです。

それを知り、できれば事前に対処する、または上手にお付き合いしていくことが必要です。

5歳にして便秘体質を強いられる娘を不憫に思いましたが、これも”Take care of myself”の教訓、付き合い方を覚えよう、と教えることにしました。

 

2. 水分をとる

大人になれば、意識をして生活改善をすることは割と可能ですが、何せ相手は子供。楽しいときは遊んじゃうという本能のままに生きている娘に、「常に水分を摂りなさい」と教えるのはとても難しいことだと感じました。

ミニボトルのお水などで「これはあなた用だよ」などと楽しみを作ることで水を飲ませたりして、とにかく子供目線で考えることにしました。

 

3. ドクターや専門家の話を聞かせる
ママの言葉は「いつもの言い聞かせ」でしかないけれど、同じ事をドクターから言われると効果もあります。「毎日、ウ○チしようね。」とドクターが娘に言うと、すんなり聞くこともあるのです。

 

4. 便秘の子供は多い!

娘が学校を休んだりしたので、その原因をクラスのママたちに言うと、「うちの子もなったわよ!」と必ず言われました。子供が二人以上いたら、一人はこの年齢4~6歳くらいで経験している家庭がほとんどのようです。

担任の息子も同じくらいの年齢に経験したそうで、「便秘なので、娘をトイレに行かせてあげて下さい・・・。」と頼むと、「ノープロブレム!あれ、痛いのよね~!」なんて同情してくれました。

 

5. トイレタイムを楽しく

子供の使うトイレは楽しくて明るいデザインにすること。確かにうちの子供用トイレは日が当たらないので暗くて、カラフルでもない・・・。

これも同僚にアドバイスをもらい、IKEAへ娘を連れてショッピングに行きました。娘はピンクのマットを選び、ピンクの人工の花を選び、トイレが少しハッピーな場所になったようです。

 

 

これでしばらくは大丈夫だと良いのですが・・・。

 

みなさんの便秘対処法は何ですか?

 

 

 

(Photo credit: constipation)

 

“便秘がちな子供のケア” への8件の返信

  1. はじめまして。
    今、ちょうど4歳の息子が便秘が酷くなり病院へかかったところです。アメリカに来てから急に便秘をするようになりました。同じくMiraLaxを飲むように言われたのですが即効性がなくて。娘さんは毎日飲んでいますか?
    息子も水分を取らない方ですこの記事のお陰てちゃんとケアしないと!と思い直せました。ありがとうございます!

  2. Kanaeさん、こんにちは!コメントありがとうございます。
    子どもの便秘、本当にやっかいですよね。痛がってるのもかわいそうだし、便通の大切さを教えるのってなかなか難しいです。
    MiraLaxは慣れるまでちょっと時間がかかると思います。
    うちはこのひどかったときは、1週間くらいはずっと飲ませてました。とにかく大腸がクリアになるまで時間がかかるので、辛抱強く飲ませてあげる必要があるかもしれません。

    今は常用はしてないですけど、生活が不規則になったり、出かけることが増えたりして、外食とかプロセスフードばかり食べるとすぐに便秘になります。
    あと、白い食パン・ベーグル・プレッツェルなど詰まりやすそう(笑)な食べ物は避けるようにしています。炭水化物が大好きな娘ですが、野菜と果物も同じくらい食べさせたり。

    息子さん、早くよくなると良いですね!

  3. お返事ありがとうございます!とっても嬉しいです。MiraLaxは効き目が穏やかなんですね。親の方がいつ出るか!ってソワソワしてしまって。それもいけませんね。
    息子、プレッツェル大好きです…。同じく炭水化物が大好き、野菜嫌いです。ブログで書かれていたミネラルオイルが気になるのですがどのような物ですか?あと、お勧めの野菜ジュースなどありますでしょうか?日本の野菜ジュースは大好きだったんですがこちらの物は色でアウトな物が多くて飲んでくれないんです。質問ばかりですみません。

  4. Kanaeさん、お返事ありがとうございます!

    私自身、日本でも下剤って使ったことがないので比べようがないのですが、出てくるモノを見た時に、「こういう感じなのか・・・」とちょっと衝撃的でした。笑
    下痢ではないんだけど、原型を留めてないというか・・・すいません、超汚い話で。なので、時間がかかるというか、かなり量が必要になるというか。でもMiraLaxを飲ませすぎて、脱水症状にさせるのも怖いので、うちはMiraLax入りのゲータレード(スポーツドリンク)とそれ以外に普通の水も飲ませてました。
    ミネラルオイルは、ドラッグストアで売っていて、普通に下剤として置かれていると思います。風味のないドロっとした油ですが、自然派がよければ、ココナッツオイルとかもっと子どもが好きそうなオイルでも良いかもしれません。これもぜひドクターに相談してみてください。

    うちは、野菜ジュースは家で作ることがあるのですが、娘はこれは好きでけっこう飲んでくれます。
    ちょっと前の記事ですが、ジュースデトックスをしたのでぜひ読んでみてください。
    http://takeiteasyinamerica.com/?p=16192
    リンゴをたくさん入れると、甘くて子どもでも飲めるみたいです。
    青汁みたいな色が嫌だったら(笑)、ケールとほうれん草を避けると良いかもしれません。

    あと、こないだトレーダージョーズ(トレジョ)のこのジュースを飲んだら、おいしかったです。もしご近所にトレジョがあれば・・・。
    http://www.traderjoes.com/digin/post/to-the-power-of-7-organic-juice-blend

    うちはどんなジュースを飲ませるときでも、水で半々くらいに割って飲ませてます。
    やっぱりジュースは糖分が気になるし、こうしたら水分も摂れるかなと。

    関係ないですが、こないだ図書館でこんな本を見つけて借りてきました。
    娘もこれを読んで、ウンチすることの大切さをわかってくれたみたいです・・・。

    お大事にどうぞ・・・。
    また質問があったら、いつでも教えてくださいね!!

  5. お忙しい中丁寧なお返事ありがとうございます!!
    なるほど。かなりの量が必要。分かる気がします。根気よく頑張ります。
    ミネラルオイルは薬局で買えるのですか♪ 探してみます。ココナッツオイルもうちにあるのでそれも♪ トレジョのジュース、明日早速探してみますね。本も大好きなのでこちらも早急にー!
    何から何までありがとうございます。息子の便秘で頭がいっぱいだったのですが心が軽くなりました。息子と代わってあげれたらどんなに良いかと思いますが、“Take care of myself”ですね。頑張ります!

  6. いや~、わかります。
    私も便秘になったことがないので、娘の辛さがわからなくて辛かったし、きちんと事前ケアしてあげられなくて申し訳なく思いました。娘と代われたらどんなに良いだろうって。
    でも同じ便秘で悩んでる子がたくさんいて、こうやって少しずつ気にかけてあげることで良くなっていくし、大丈夫ですよ!

    明日の記事は、Kanaeさんのおかげでアメリカの飲み物について書こうと思っています。
    ぜひ読みにきてくださいね!

    息子さん、良くなりますように!! (^人^)

  7. ありがとうございます!記事の更新楽しみにしてますね♪♪
    今、私の周りでは長引く風邪が流行っていて私もwalk in clinicのお世話になったところなんです。Erinaさんもお身体ご自愛下さい。

  8. Kanaeさん、ありがとうございます。
    風邪、流行ってますね。Kanaeさんも、お大事にどうぞ。

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