アメリカ大統領選挙 2016:共和党候補者

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こんにちは、Erinaです。

 

来年の大統領選挙に向けて、じわじわと盛り上がりを見せているアメリカ。

4月にこの記事を書いてから、大きな動きが起こっています。

 

特に注目したいのは、”GOP”と呼ばれるリパブリカン・パーティ(共和党)の候補者たち。

今回、ライバルであるデモクラ(民主党)のオバマ大統領が任期を終えるにおいて、かなり強力な候補者を立てて、ぜひ勝利したいところ、という感じでしょうか。なんと現段階での候補者数は37人。異例の大レースです。

 

その中でもトップ16人が選ばれ、今夜、CNNディベートで二部に分かれて(トップ11人と、その下の5人)登場します。

 

アメリカ大統領選挙についてはアメ10のこの記事でも書いたように、Primary Election(通称「プライマリー」)で、党の代表にならなければなりません。この37人は、まずは党代表の席を勝ち取るために、ディベートなどでアピールするわけです。

 

 

前回、8月にFoxチャンネルで行われたディベートは、視聴者数2,400万人で、アメリカのプライマリーディベート放送では歴史的な記録だったとか。これも候補者たちの顔ぶれをチェックするアメリカ市民たちの興味が受け取れます。

 

それでは、前回の4月の記事からアップデートされた、候補者たちと、これまでの流れをちょっと紹介してみましょう。

現段階でのCNN人気投票(Poll)順です。

 

 

1) Donald Trump

 

From wikipedia
From wikipedia

 

来ましたね~、彼。言わずと知れた人気テレビ番組”Apprentice”のあのおっさんです。笑

これまで何度か、大統領選挙出馬の意向を示していたものの、公になったのは今回が初めて。彼のパーソナリティやビジネスでの経験、知名度などから、現在の共和党候補者の中ではダントツの人気です。

それにしても彼はにぎやかな人ですね。まさに「口から生まれてきた人」という感じで、どこに行っても、何を言っても、話題になるというか・・・。

私もApprenticeが好きで見ていましたが、確かに彼の持つビジネス・センスやカリスマ性というのは、大統領の席には合っているのではないでしょうか。

現段階で話題になっている彼の政策は、不法移民、特に不法滞在のメキシコ人たちへの取り締まりを厳しくすること。メキシコとの国境に「万里の長城のような壁を作る」なんてことも言っています。(本気で言ってるの?って感じですね。笑)

これも、アメリカ国内での仕事は、アメリカ人のために、という彼の意向があるようです。

アメリカに入ってくるのであれば、きちんと手続きを踏んで、税金を払う住民として入ってきて欲しい、という意味で、私は彼に同意できるところが大きいです。

彼のネガティブな面は、女性やマイノリティグループに対して、差別的・弾圧的だと受け取られる発言。言葉の選び方がまずいと言うか、それでたまに損する人ですね。これがどう、彼自身の首をしめることになるのか、それともどう対応するのかが見所です。

 

2) Jeb Bush

 

Jeb Bush (from http://topics.nytimes.com)
Jeb Bush (from http://topics.nytimes.com)

 

前大統領のジョージ・ブッシュ(ジュニアのほう)の弟であるジェブ・ブッシュ。トランプが現れるまでは人気ナンバー1だったのですが、なんとか2番目として食いついているところ。

私は8月のディベートで、初めて彼のスピーチを聞きましたが、ジョージよりもスマートな印象です。笑

「ブッシュファミリーの一員としてこの出馬をするにあたって、どう考えますか?」というような質問に対して、「良いところもあれば、悪いところもある」と割と客観的に答えたところに、少し好感が持てました。

ただ、トランプの登場にちょっと焦っているという感じがあり、ちょっと大統領になるには優しすぎそうかなぁ・・・。

 

3) Scott Walker

 

From wikipedia
From wikipedia

 

ウィスコンシン州知事のスコット・ウォーカー。リーマン・ショックに始まったアメリカ大不況は、マニュファクチャリングを中心としている五大湖エリアの経済に大打撃を与えました。この不況を抜けるための予算対策を行ったことで有名です。

また、Wikiによると、彼は大学を中退しており、最終学歴は高卒だとか。大学卒業前に、アメリカンレッドクロス(赤十字)からオファーをもらい、学位を修了することなく働き始めたそう。ちなみに最終GPAは、2.59(4.00のうち)。ちょっとすごいことですね。

 

4) Ben Carson

Ben Carson (from wikipedia)
Ben Carson (from wikipedia)

 

4月の記事でも注目していた、敏腕外科医のベン・カーソン。4位まで浮上してきました。

彼は外科医としてだけでなく、そのカリスマ性などから、インスピレーショナルスピーチや講演などを行っているそうで、そこでのサポートが今回の出馬につながりました。

私は8月のディベートで、初めて彼のスピーチを聞いたわけですが、確かにアタマの切れは鋭い。話も面白いし、人を惹きつける「何か」があることは確か。ただ、パーソナリティとして、大統領のポジションにはちょっと弱いかなぁ・・・という印象です。

大統領という表の顔ではなく、Vice President(副大統領)やキャビネットメンバーのストラテジスト(戦略家)として、活躍できるかもしれません。(って占い師か、私は。笑)

 

5) Ted Cruz

 

Ted Cruz (from wikipedia)
Ted Cruz (from wikipedia)

 

彼も特に「これ!」というリマークは見つけられませんでしたが・・・。ものすごくコンサバな投票者に支えられている印象です。

 

 

6) Marco Rubio

 

Marco Rubio (from wikipedia)
Marco Rubio (from wikipedia)

 

フロリダ出身の今回最も若い候補者(44歳)。

彼は自分を「ミッドクラス(中流階級)出身」とアピールし、その層の支持を得ています。

両親はキューバからの移民で、アメリカンドリームを目指してきました。父親はバーテンダー、母親はショップ店員などをしながら、家族を支えたそうです。

“I know the life with paycheck to paycheck.”(毎月のお給料で生活する暮らしというものを、私は知っています。)

8月のディベートで、ルビオが言った言葉が印象的です。

本来、ミッドクラスが支持するのは共和党ではなく民主党なのですが、ルビオのようなミックスされた要因(移民+中流階級+共和党)を持つ候補者がどんな結果を出すのか、興味のあるところ。「コテコテのデモクラ」でも「コテコテのリパブリカン」でもない彼が、どういう層に支持されるのでしょうか。

私個人としては、彼を支持したい気持ちがあるのと同時に、まだちょっと時期尚早かな、ちょっと若いかな、という感じがします。もう少し政治経験を積んで、深みの増した政治家になったときは、大統領への道がぐっと近づくのではないでしょうか。

 

7) Mike Huckabee

 

From wikipedia
From wikipedia

 

元アーカンソー州知事で、前回の大統領選挙にも出馬したマイク・ハッカビー。

実力のある政治家なのかもしれませんが、やはり他のパワフルな候補者たちの前では、霞んでしまう印象ですね。なのであまりよくわかりません・・・。

 

 

8) Rand Paul

Rand Paul (from wikipedia)
Rand Paul (from wikipedia)

 

あのロン・ポールを父親に持つ、ランド・ポール。ちょっとどんな人か興味があったのですが、8月のディベートで彼の話し方があまり好きになれないと感じました。大統領という強力なポストにつくには、声とか話し方は大事ですね。

 

9) John Kasich

From wikipedia
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オハイオ州知事のジョン・ケイシック。彼のことをまったく知らないでディベートを聞きましたが、とても上手にアピールしていた印象です。

あ、それもそのはず、彼は金融マンだったんですね。

何かのトピックで同意できる場面があったのですが、なんだったか忘れてしまったなぁ・・・。

 

 

10) Chris Christie

 

From wikipedia
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異色リパブリカン、クリス・クリスティ!現ニュージャージー州知事の彼は、かなりデモクラ寄りなリパブリカンで、党からも「お前はデモクラじゃないのか?」と言われることもあるそう。人道的・人権的な活動を積極的にしている彼は、やはり「党」という枠を超えて、人気を集めそうなのですが、どうなんでしょうか。

この記事でも書きましたが、「私はデモクラです!」とか「うちはリパブリカンです!」と大々的に党を支持する人は少数派で、多くは、「経済政策はリパブリカン派で、社会政策はデモクラ派」とミックスして真ん中よりの人がほとんど。なので、クリスティやルビオのように、よく言えば良いとこどり、悪く言えばどっちつかず、な人も必要だと思うんですね。

そういう意味では、トランプもそうだと思うのですが、「党という枠を超えた国の建て直し」をできる候補者がどんどん出てきている気がするし、そういう人に支持が集まっているような気がします。私もそういう人たちを応援したいです。変に「党」にすがりついている候補者は嫌ですね。

そんなわけで、ちょっと応援しているクリスティ候補。

 

 

11) Carly Fiorina

 

From wikipedia
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キターーーーーー!!!!

リパブリカンにもやっと女性候補者が!!これでヒラリー・クリントンと面白い戦いができそうです。

カーリー・フィオリナは、元hp(Hewlett-Packard)のCEOで、カリフォルニア州知事選にも出馬したことで記憶に新しい人もいるのではないでしょうか。

前回のディベートでは、トップ10の枠には入れず、その下の枠でのディベートで、ものすごい人気を得た彼女。”She aced it!”なんていわれてましたが、「彼女はぶっちぎりだったよ!」という意味ですね。

その評判から、今回CNNは、トップ10人という枠をトップ11人に広げ(笑)、フィオリナにディベート参戦してもらうことにしたのです。テレビ局も面白い判断をしますよね。

ますます女性やマイノリティの力が強くなっている現代アメリカ。それは大統領というポストにまで及んできていますが、それをアメリカ人たちはどうやって受け取るのか、とても興味があるところです。

 

 

私はこの中から選ぶとしたら3人。

ドナルド・トランプ

ベン・カーソン

カーリー・フィオリナ

全員、政治以外のバックグラウンドの持ち主。笑

もうコテコテの政治家とか党には関係なく、本当に国直しができそうな「人材」として、今回は投票したいと思います。

 

「アメリカという国の運営」という仕事は大統領一人の仕事ではありません。会社経営も同じで、社長一人で全てをやるわけではないですよね。副社長がいて、CFOがいて、COOがいて、その下にそれぞれの部署がある。

社長(大統領)がやるべきことは、適した人選や、仕事の采配、最終決断など、あくまで「まとめること」が仕事です。あとは「会社の顔」かな。

つまりリーダーシップとカリスマ性。これらは生まれもったものも大きいので、政治年数がどれくらいとか、学歴がどうというよりも、資質で判断するしかありません。

この3人はそういうポテンシャルを持っているし、人々が「この人にならついていきたい!」と思えるかどうかって理屈じゃないですから。

 

さて、どうなることやら。

候補者数も多いと、よりどりみどりで面白いなぁ。政治はこれくらい面白くないとね。

 

 

民主党(デモクラ)の候補者たちについてはこちらの記事でどうぞ。

 

 

 

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About Erina

こんにちは、Erinaです。 日本で一浪した後、2002年に留学生として渡米しました。ESLとコミュニティカレッジを経て、4年制大学に編入。高校時代は大嫌いだった数学が大学で大好きになり、応用数学専攻で卒業。金融アナリストインターン、IT企業でデータアナリスト、銀行で不動産アナリストを経て、現在、キャリアチェンジの真っ最中。アメリカの高校で数学教師になるために、2016年夏に脱サラ。久しぶりの勉強と主婦業に専念しています。二人の小学生のママです。趣味は読書・ヨガ・テニス・ゴルフ・DIY・庭仕事で、最近の一番の楽しみは子育てです。 アメリカに住む日本人女性を応援したくてこのブログを始めました。

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