英語勉強法 in Nadeshiko way (2) 英語習得の関数は?

こんにちは、Erinaです。

 

私の英語勉強法について書いているこのシリーズ。

今日は、英語習得のプロセスを、数学的に分析してみたいと思います。

 

みなさん、英語習得ってどういうふうに起こると思いますか?

 

たとえば、「子どもの脳みそはスポンジみたい」とか「この年になるとなかなか新しいことを覚えられなくて・・・」なんて聞きますよね。

年齢も要因かもしれないけど、同年齢の人たちにだって個人差もある。

おしゃべりな子と、もの静かな子だったら、性格だって違う。

 

どう思いますか?

 

よく、物事を習得するとき、グラフに表されます。

 

たとえば、このグラフ。

英語力は、時間に比例して上達するというシナリオです。

 

Eng1

 

実際のところ・・・・どうでしょうかね?こうやって直線的に比例していると思います?

直線的に比例ということは、常に同じスピード、同じ程度に上達しているということですが・・・・ちょっと非現実的ですよね。

 

では、次のグラフ。

英語力は、時間に二次関数的に上達するというシナリオです。

 

Eng2

 

最初はスローだけど、時間が経つにつれて、上達がぐぐ~っと速まるという状況です。確かに、最初はスローでその後キャッチアップ・・・というのはある程度は現実的ですけど、無限に上達はしませんね、残念ですが。

 

次のグラフ。

英語力は、時間にスクエアルート(平方根)的に上達するシナリオです。

 

Eng3

 

最初にググッと伸びるけど、しばらくしたら頭打ち・・・。悲しいかな、これが現実・・・?(苦笑)

 

いやいや、気を落とさずに。

 

 

最後のグラフを見てください。

私が思う、英語上達のグラフは、ステップ関数です。

 

Eng4

 

つまり、あるきっかけでジャンプし、次のステップに進む。そこでまたプラトー(一定の状態)を経験したら、何か別のきっかけでまたジャンプ。そういう繰り返しで、英語は上達する!と私は思います。

1~3のグラフは最初から最後までつながって全体という状態 (Continuous function) でしたが、英語習得のプロセスはステップ関数と考えると、何かきっかけ次第でいつでも上達できるからです。

 

 

どうも英語習得にはこの「きっかけ」がかなりのキーですよね。

じゃあこの「きっかけ」って、実際には何でしょうか?

 

具体的に何か、というのは人によると思いますが、一般的に言うと、ずばり「新しく世界を広げてくれるものとの出会い」です。

 

それは人だったり、学校のクラスだったり、テレビドラマシリーズだったり、本だったり、映画だったり、趣味だったり、今まで知らなかった世界を自分にもたらしてくれる存在。

しかもそれにはまればはまるほど、一生懸命に勉強しますから、ステップがめちゃめちゃたくさん起こります。

 

渡米して最初のうちは、何もかもが新鮮で、それこそスーパーですら、携帯会社ですら、大家ですら、あらゆる出会いがこの「きっかけ」だったわけです。(よくも悪くも)

しかし、アメリカ生活が長くなり、13年もアメリカに暮らしていると、日常生活の中での真新しいことも減り、英語力が劇的に上達することもほとんどなくなります。「プラトー」の状態が長くなが~くなっていきます。

それでもやっぱり何かをきっかけに、「あの新しい単語を使ってみようかな」とか「今、新しいフレーズを学んだぞ」なんてことがたまにあり、オープンマインドで「自分の英語はまだまだ」という気持ちを忘れないようにしたいなと思うのです。(いや、本当にまだまだなんですけど・・・)

 

私は最近、ドラマ「スキャンダル」を見て、政治・法律系の知識と英語力が伸びました。

どれくらい実用的かはわかりませんが(笑)、「そういう世界もある」という背景知識にはなったし、私が実際にその世界に入ることはなくても、誰かのおしゃべりを理解するレベルにはなるかもな?と思っています。

 

なので、「最近、自分の英語が頭打ちだな~」なんて思っている方は、ぜひ、今までに見たことのないタイプの映画、今までに選んだことのない雑誌、考えたこともなかった分野の本などをチラッと覗いてみてはどうでしょうか?

または、今までやりたいと思ってたけど、なぜかやったことのなかったもの。

 

そういうまったく新しい世界に足を踏み入れるチャンスかもしれません。

 

 

次回は、私がやった単語帳の使い方を紹介してみます。

 

 

 

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