
子どもの「できない」を楽しむ
こんにちは、Erinaです。
子どもって、何でもやりたがるくせに、何もできない。笑
いや、何もできないっていうのは言いすぎかもしれませんが、まぁ私たち大人みたいには「できない」ですよね。
「やりたい」と言うからやらせたのに、失敗する。こぼす。散らかす。落とす。壊す。汚す。
そういうとき、みなさんはどういう対応をするでしょうか?
「ホラ!だから言ったじゃない!」と声が大きくなる
「あ~あ、やっぱりできないんじゃないの・・・。」とガッカリママになる
それとも、
「最初からやらせない」なんて方もいるでしょうか。
では、
「グッジョブ (Good job)!」と失敗を褒める
なんて人はいるでしょうか。
注意したのに転んだら「グッジョブ!」
どうしても自分でやると言ったのにこぼしたら「グッジョブ!」
新しいシャツを汚したら「グッジョブ!」
初めて、ホストマザーのフランシーがうちの子ども達にこう言っているのを聞いたとき、
「失敗したのにどうしてグッジョブなの?!」
と心の中で思ったのですが、そのうちに私もこう言えるようになったのは、その後の対応についての意識を変えたからでした。
うちの旦那は、子どもの失敗に私ほど寛容ではないので、こぼしたら「ほら!だから言ったじゃないか!」と声が大きくなります。
で、その後を見ていると、彼が後片付けをしているのです。
つまり、「自分が片付けなくちゃいけない」と思うから、子どもの失敗が嫌になるんですね。
これに気づいた私は、「失敗したら、自分で片付けるんだからね」と子どもに言い、実際に失敗の後片付けもさせるので、彼らが失敗しようが私にはどっちでも良いわけです。笑
こう思えるようになって以来、子どもの「やりたい」をだいぶオープンに取り入れられるようになったし、結果として、子ども達は自分でできるという自信を育てているように思えます。
「グッジョブ!」は新しいことにチャレンジしたことへの褒め言葉であり、失敗という新しい教訓であり、そこから何か学ぼうねという新しいチャンスでもあり。軽く転んで泣きそうになった子どもも、「グッジョブ!」と言われたら笑っちゃいますよ。(大怪我してたらそんなこと言ってる余裕はありませんが)
うちの息子が3歳くらいのときでした。
ちょうど彼が会話で話し始めた頃、彼がよく使うフレーズがありました。
それは、
“I can’t.”(僕にはできないよ)
滑り台に行ってみよう→僕にはできない
これを作ってみよう→僕にはできない
つまり、「汚すからダメ」「できないからやっちゃダメ」と親が言い続けていると、子どもは「僕にはどうせできないんだ」と自分に言い聞かせ、新しいことにチャレンジしなくなるということに気づきました。大人には当たり前のこと(=「君にはできないから、パパがやった方が速いし、だからパパがやるからね」)も、子どもには「僕にはできない」という解釈になってしまうのです。
3歳の息子が、人生に悟ったように「僕にはできない」と言ったとき、私は少なからずショックだったし、「ちょっとものの言い方を考えよう」と旦那に相談しました。
特に息子は自立心が強く、何でも自分でやりたい。
加えて、最初の一年をパパと家で過ごした彼は、パパのやっていること(主に家事)をできるようになりたくて一生懸命でした。
「今はお出かけまで時間がないから、ママがやるね」
「お友達が待ってるから、今回はパパにやらせてね」
「また今度、チャンスがあったらやらせてあげるからね」
という一言を加えるだけで子どもはわりと納得するし、そういう大事な部分をスキップしちゃいけないなと思うのです。
子どもは私たちに比べて、体も小さく、力も弱く、経験もありません。
最初から何もできないのは当たり前で、やろうと思えば失敗するのも当たり前です。
それを「汚すからダメ」とか「できないからダメ」と最初からチャンスを与えずにいたら、できる年齢になってもできないのは当たり前です。
「子どもに後片付けなんてさせてたら、いつまで経っても終わらない」という方もいるでしょう。
でも、考えてみてください。
会社には、仕事の出来が速い人間もいれば、遅い人間もいます。
学校には、テストをさっさと終えて居眠りする人もいれば、時間が足りない人もいます。
人によって、作業のスピードが違うなんて当たり前のことですよね。
親が「待つ」ということが出来ない限り、子育ては楽しめません。これ、私の中の鉄則。
「最近、子どもを急かしてばかりいるな」とか「子どもを待ってないな」と思ったら、私はその生活に疑問を持つようにしています。
どうして子どもを待てないくらい、忙しいんだろう?
それは自分の仕事だったり、多すぎる習い事だったり、自分に余裕がなかったり、親として自分がコントロールするべきことばかり。子どものせいではありません。
そこに気づいたとき、私は自問自答しています。
“Is it worth it?”
(現在の生活は、自分の子育てを犠牲にする価値があるのだろうか?)
私は、子どもの「できない」を楽しめているのだろうか?って。
で、気づいたのですが、これを楽しむためには、手抜きしなきゃいけなくなります。
他人を頼らなきゃいけなくなる。
旦那さんのやり方に納得しなきゃいけなくなる。
「これで良いか」って自分に言えなきゃいけなくなる。
「こうじゃなきゃいけない」と独りよがりの子育てから、脱退宣言しなきゃいけなくなるんです。
楽しいですよ、脱退したら。笑