我が家が田舎に家を買った理由

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こんにちは、Erinaです。

 

我が家は4年前の2013年、今の家を購入し引越してきました。

以前と同じサンディエゴエリアですが、サンディエゴダウンタウンからは車で約25分の内陸部です。

私も旦那も、仕事はダウンタウンだったので、ラッシュアワーはだいたい車で30〜40分の通勤圏内。

いつもどんより曇り空の沿岸部に比べて、朝から天気が良く、夏は超暑くなる内陸部に住もう、と思ったのにはいくつか理由がありました。

 

その大きな理由が、「子供と田舎暮らしをしたい」というものでした。

もちろん車で5〜10分圏内にスーパーもターゲットもあるし、フリーウェイアクセスもあるのですが、家の立地や環境が、私が長年暮らしてきたサンディエゴダウンタウンや、若い家族に人気のある新興住宅街では得られないものだったのです。

 

長男が生まれた9年前、我が家はダウンタウンの一軒家に暮らしていました。

こじんまりとした家で、それでも小さな庭がついていたけれど、公園は近くになかったし、小さな子供をもつ家族もいませんでした。

隣は独身の若者たちが暮らすレンタルアパートで、夜中まで話し声が聞こえたり、生活音が聞こえます。とにかく、「人が近くにいる」というのが常に感じられる環境でした。

 

私は夜はしーんと静まり返った場所じゃないと落ち着いて寝られないし、子供が生まれると朝昼夜の生活リズムがいかに大切かを感じるようになりました。

 

「やっぱりもうダウンタウンでは暮らせないな」と思ったところに、今のエリアを知ったのでした。

 

これくらいダウンタウンから離れると、同じ値段で広い庭つき4ベッドルームの家が買えそうだ、ということがわかったのです。

一軒ごとの土地が広いので、お隣の生活音を聞くこともない。

ファミリーフレンドリーなので、夜中にクラブやバーから帰ってくる若者たちもいない。

 

何より、自然が溢れている環境で、子供達は外遊びを安全に、心置きなくすることができる。

今の家の決め手は、ふと外に出た時に、「あ、土 (earth) の匂いがする」と、昔、おばあちゃんの家でかいだ匂いがしたからでした。

 

私自身、子供の自由度が高い日本で育ち、様々な場所で様々な遊びをしました。

札幌の端っこで育った私は、近所の小川や森林公園が遊び場で、春にはカエルの卵をとったり、ザリガニをとったり、ヤツメウナギをとったり(いや、見るだけ)、秋には栗を拾ったり、大木から生えたサルノコシカケに石を投げて落としたりして遊んでました。

農家だったおばあちゃんの家に行けば、土遊びをしたり、野菜を植えたり、砂利道を自転車で走ったり。水を撒いて凍っただけのスケートリンクでスケートを教わったり、コンビニなんて一つもない時代に、遊ぶものはたくさんあったのです。

そのスケートリンクは、使用可能な日は青旗が上がり、不可の日は赤旗が上がるのですが、おばあちゃんの家からは離れているので、行ってみないとわからない。だけど、毎朝、おばあちゃんは、「今日はきっとダメだね」とか、「今日はスケートできそうだよ」とか、旗を見なくてもわかるのが不思議でしたが、これってやはり、自然の中で暮らしてきた人だからわかったのでしょう。

 

そうやって、自然の中で遊び、自然のもので遊び、自然を理解するというのは、子供にとって最高の経験であり、自然の中で感覚を研ぎ澄ませるという練習になることを、私は自分の子供たちにも教えたかったのです。

自然の中にいれば、季節の移り変わりとともに風景が変化すること、何気ない小さな変化に気づきながら生活すること。そういうことを経験したことのある大人になってほしい。

 

なので、ダウンタウンで、公園もない、外で遊べない、土やミミズに触ったことのない子供達を見ると、やはり「コンクリートジャングル」という言葉を連想するし、それってちょっと怖いことだな、と本能的に感じるのです。

トマトがどうやってできるのかわからないとか、コーンは缶詰からやってくるものだと思っている子供達がいる、という話を聞くと、「人間ってどうなっちゃうんだろう?」と思うし、「人間」という存在が、これまでのものとは違うものになっていくのかな、という気がします。

 

この家に引っ越してきて、近所に住む同年代の子供たちと遊び、ヤモリを手づかみで捕まえ、木から落ちてきたばかりのドングリを拾い、マツボックリで鳥の餌を作ったり、舗装されていない道路で自転車をこぐうちの子達。

ヤモリのお腹は青いということは捕まえてみないとわからないし、ドングリは帽子のところで木にくっついているとか、砂利道の自転車でバランスをとる方法とか、実際にやってみて、体で感じてみないとわからないことばかりなのです。

 

芝生が高く伸びたグラウンドでは、足がチクチクしてかゆくなるんだよね〜と文句を言いながらキックベースをしている子供達を見ていると、「あぁ、私も同じ体験したなぁ」と思いながら、どの国で育っても、やっぱり子供って子供なんだな、と思うのと同時に、自分がやって楽しかったことを彼らにも体験してほしいなぁと思います。

 

そうやって、何もないところから「面白い!」を発見する力というのは、子供時代に培った経験からやってくるものだし、大人の手でお膳立てされていないからこそ、将来的にも自分で手に入れようとする力が身につくのではないかなと思うのです。

 

だから、うちの子供達が物事を「体で覚える年齢」のうちは、自然の移り変わりとともに暮らし、人間は自然の一部であることを感じられる今の家が良いなぁと思っているところです。

 

みなさんは、どんな家に住んでいますか?

どうやってその家を選びましたか?

 

次回は、この「田舎暮らし」という選択が、思いがけずもたらした私自身のライフスタイルの変化や、キャリアビジョンの変化について書いてみたいと思います。

 

 

 

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About Erina

こんにちは、Erinaです。 日本で一浪した後、2002年に留学生として渡米しました。ESLとコミュニティカレッジを経て、4年制大学に編入。高校時代は大嫌いだった数学が大学で大好きになり、応用数学専攻で卒業。金融アナリストインターン、IT企業でデータアナリスト、銀行で不動産アナリストを経て、現在、キャリアチェンジの真っ最中。アメリカの高校で数学教師になるために、2016年夏に脱サラ。久しぶりの勉強と主婦業に専念しています。二人の小学生のママです。趣味は読書・ヨガ・テニス・ゴルフ・DIY・庭仕事で、最近の一番の楽しみは子育てです。 アメリカに住む日本人女性を応援したくてこのブログを始めました。

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