脱サラ母の数学教師への道 (6) ベビーシッターを探せ!

こんにちは、Erinaです。

 

久しぶりのこのシリーズですが、あっという間に、来週から授業です。笑

 

アプリケーリョン(入学願書)のことなどを書こうと思っているうちに、怒涛の一年が過ぎてしまい、あっという間に入学が決まりました。

オリエンテーションも今週で終わってしまい、あれよあれよという間に授業が始まります。

 

学校が始まるというワクワクと、どうなるのか?という不安と、本当に先生になるのかしら、私?という疑問と、色々な気持ちが入り混じっている状態ですが、とりあえず、ママ学生として復学する上で、一番最初に直面した問題について書いてみたいと思います。

 

アプリケーションに必要な諸々のものを提出し、SDSU (San Diego State University) の Department of Education(教育学部)から、Teaching Credential Program(教員免許プログラム)への入学通知が届くと、クラスのスケジュールが発表されました。

「ブロック」というスタイルで組まれているこのプラグラムは、各自が思い思いのクラスをとるというスタイルではなく、「このブロックの学生は今学期、この授業とこの授業とこの授業をとります」と事細かく決められたカリキュラムに沿って2学期、または3学期を終えます。つまり、「短期間で集中的に終わらせるぞ!」という心持ちの人にはもってこいのプログラムなのです。

私のブロックは “3 Semester Block” と呼ばれ、3学期で終了するプログラムです。

今年は約35人ほど入学が決まったこのブロックは、これから1年半、苦楽を共にし(笑)、一緒に教員免許取得に向けて勉強します。

 

 

しかし、全てがビシッと決まっているというのは、裏を返せば「融通が利かない」ということでもあります。

なので、「はい、こうですよ」と言われたら、それを受け入れる準備が学生側で整っていなければなりません。

 

他の大学のように、「働きながら、または子育てをしながらフレキシブルに」というスタイルであれば、数年かけて教員免許取得することも可能ですが、そうはいかないのがこのSDSUのプログラム。

 

まぁつまり、

 

さっさと終えちゃう代わりに融通が利かないプログラム

 

または

 

自分のニーズに合わせてのんびりやるプログラム

 

というトレードオフです。

 

 

授業が夜に行われるこのプログラム、うちの旦那が家にいる時は良いのですが、彼は週2日、夜に働かなければなりません。なので、もし私の授業がこの2日にあたってしまったら、子供達を見てくれるベビーシッターが必要になるわけです。ロシアンルーレットのように、「(旦那の働く)月曜と水曜にはあたりませんように・・・」と私のクラススケジュールが発表になるのを待っていたのですが・・・。

 

最終スケジュールはこうなりました。

 

月:旦那の夜勤

火:私の授業

水:旦那の夜勤私の授業

木:私の授業

金:何もなし

 

あー!!水曜日が、かぶっちゃってるよ!

 

ってことで、12月までの今学期中は、毎週水曜日にベビーシッターが必要になりました。

子供達は5時半まで時間外保育に行くので、そこからピックアップし、旦那が7時半に帰ってくるまでのほんの数時間のベビーシッター。

日本だったら、自分で勝手に帰ってきて、お菓子でも食べながらテレビを見て待ってられるのに・・・。

ベビーシッター代だって、1時間20ドルとして、2時間で40ドル、1ヶ月で200ドル・・・。

 

そうか・・・そこからのスタートだよなぁ・・・。

 

 

と思っていたところ、うちの2軒隣に住むKファミリーのことを思い出しました。

Kファミリーの末っ子とうちの娘が親友同士で、旦那たちがパパ友同士でもあり、私もママと仲良し。

私は、そのKファミリーが、ちょうど月曜日にベビーシッターが必要だったのを思い出したのです。

 

「月曜日は私がKファミリーの娘二人をベビーシッターし、水曜日にうちのベビーシッターをお願いしてもらうってのはどうかな?」

 

とうちの旦那に聞くと、「良いアイディアだと思うよ。」とのことで、K家のママに早速テキストしました。

 

「ちょっと相談したいことがあるんだけど、夜にお邪魔していい?」

 

ちょうど出張から帰ってきたK家のママと夜9時半からミーティング(と言いつつワインつき)。

 

「これこれ、こういう事情で・・・」

 

と時間をトレードする提案を出すと、「水曜日に子供達の面倒を見るのはうちの旦那の仕事になるだろうから、彼に聞いてみるわ。でも問題ないと思う。」とのこと。

 

K家のパパは、この記事でも書いたように、現役警察官ながらスーパー主夫。彼はシングルファザーだったこともあり、子供の面倒を見るのはお手のもの。だからこそ、この提案ができたんですけどね。

 

で、結果はオーケーとのこと。

 

月曜日は、私が、K家の娘2人とうちの子供達を学校からピックアップし、4時にK家のパパが帰ってくるまでうちで面倒を見る。

水曜日は、K家のパパが、うちの子供達を時間外保育からピックアップし(みんなを水泳にも連れて行き)、7時半にうちの旦那が帰るまで、面倒を見る。

 

というアレンジになりました。

 

あー、一安心。

 

かくして、私は、子供達のピックアップとベビーシッターを他人に任せて、学校に行くことになったのです。

自分の知らないところで、子供達が移動し、水泳の練習に行き、ごはんを食べさせてもらう・・・というのが毎週起こるということに不安と緊張を感じています。

 

そうか、ママが学校に行くってことは、こういうことなんだよな。

独身だったり、子供がいなかった頃は、自分の好きなように動けたけど、子供を持つってこういうことだな、と感じながら、それでもなんとかして学校に戻れることに感謝の気持ちです。

 

 

そして、一人(夫婦)でなんでもやるってのは無理だなと思うし、一人(夫婦)でできることは限られている。

母として、女性として、社会人として、この社会にまだ貢献したい気持ちがあるのなら、母親であることをハンディキャップに感じないような環境を、自分で創造していかなきゃいけないのだな、と感じました。

 

 

よし、頑張るぞー!と気合を入れたものの、さてさて、どうなることやら・・・。

 

 

次回は「久しぶりの学校は楽しい!」です。

 

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