アカデミック英語力強化!”Box of Wisdom”
こんにちは、Erinaです。
この記事でも書いたように、子ども達がアメリカの学校で学んでくる英語とは、「アカデミック英語」であり、私たちが普段使う日常会話での英語とは性質が違います。
そこで、私たちのように、アメリカで生まれ育っていない親を持つ子ども達が、そのアカデミック英語を身につけるためにどんなことをしたら良いのか、今日は我が家でやっているゲーム的学習法を紹介します。
目的は、
- アカデミック英語のボキャブラリーを増やすこと
- 単語の意味をアカデミック英語で表現できること
です。
用意するものは、
- インデックスカード
- はさみ
- 鉛筆
- 箱
- 理科・社会系のテキストブック
理科社会系のテキストブックは、手持ちのものがない場合、学年相応のものをググってみても良いし、このウェブサイトで、McGraw-Hillの理科の教科書(1年生〜5年生)とワークブックをダウンロードできます。
では手順を説明しましょう。
①インデックスカードを半分に切ります。まぁそのままでも良いけど、そんなに大きい必要がないので。
②ワークブックの中の、「ボキャブラリー」のページを開きます。たいてい、チャプターの一番最初か一番最後にリストがあります。
③そのリストから単語を選び、表に単語、裏に意味を書き込みます。
表はこんな感じ
裏はこんな感じ
④子ども達にも任せて、家族で分担しましょう。(ママは理科の動物の単元、お兄ちゃんは社会、妹は理科の運動のところ、パパは・・・というように)これのメリットは、一人で細々とやるより、みんなでワイワイやるほうが楽しいというのもあるけれど、やはり子どもも自分で書かないと覚えませんからね。
⑤みんなでやるとたくさんできるので、それらを箱に入れます。
⑥ランダムに一枚ずつ選び、単語の意味をクイズ形式で質問します。その単語が出てくる学年ごとにポイントを決めてカードに書いておき、4年生の単語だから4ポイント!なんてやっても良いかもしれません。
⑦家族全員(ここポイント)がその単語をマスターしたら、どんどん捨てていきましょう。同時に、新しい単語はどんどん増やします。
⑧このサイクルを定期的に繰り返す
これを、我が家では “Box of wisdom”(知恵の箱)と呼んでいます。
このゲームのポイントは、子ども達にもカードを作らせ、年下の子どもにも参加させること。1年生だから、3年生の単語は無理・・・などと思わずに、どんどん参加させましょう。兄姉のいる子はこうやってアカデミックの場面で有利になっていくべきだし、知識に学年はありませんからね。
そして、実際にやってみるとわかるのですが、アカデミック英語とは、「日本語で言われたらわかる」とか、「意味は感覚ではわかる」というものがほとんどです。
たとえば、“environment” なんて日本語で「環境」と言えば一発ですが、これを英語で説明しなくてはならないとしたら、何と言いますか?ちょっと考えてしまいますよね。
“environment” は3年生社会のボキャブラリーで出てきた単語ですが、“the land, water, and air in which people, animals, and plants live” となっています。
ほう、なるほど、そうやって説明するのか・・・と発見するわけです。
これは、
environment ↔︎ 環境
という二つの言語を行き来する作業ではなく、その言葉の意味をきちんと理解し、説明できるようになる練習であり、それこそが本当の意味で「英語を駆使できる」ということです。
他の例としては、
2年生理科
- population
- life cycle
- friction
- lever
3年生理科
- algae
- constellation
- matter
3年生社会
- economy
- property
- legislator
・・・などなど。
これを英和辞書で日本語の対訳を見つけて暗記するのではなく、自分の言葉で説明してみてください。
これこそが、本当の意味での「ボキャブラリーを増やす」ということであり、アメリカの学校ではそこを要求されます。
どうでしょうか。
私たちが日本で学んだ英語とはやはり性質が違うものですが、少し見方を変えるだけで、新しい方向に英語力が伸びていくはずです。
うちもやる!愛読書がdictionary(笑)だから桃にも興味持ってもらえたら嬉しい!何でも一緒に辞書で調べるんだけど、やっぱり書いてある言葉だけじゃ理解度70%くらいってことが多いから、大人と一緒じゃないと辞書引く気が起きにくい様子。
新しい学校来て、初めて教科書と触れたから、その中の単語で早速やってみるー(^O^)教科書だったらその学年で理解できる表現になってるもんね。
Kazumi、久しぶり!
ぜひやってみて!
桃は辞書好きなのねw
カタログとかと同じ感覚なんだよね。理系だわ。