アメリカの教材で勉強しよう!
こんにちは、Erinaです。
今日は、無料で使用できる、アメリカの教材を紹介したいと思います。
アメリカの教育業界はかなりオープンな印象で、公立学校の先生たちがブログで自分のクラスのカリキュラムやオリジナルの授業案などをシェアすることはとてもポピュラーのようです。
変に「私のもの!」と閉鎖的にならず、「良いものはどんどんシェアしよう」というオープンリソースな文化は良いなぁと思うし、こうやってアメリカの先生たちは切磋琢磨していくのだな、と感じます。
やはり、アイディア勝負の授業案(英語では Lesson Plan)ですから、面白い先生の教材はとても勉強になります。
そんな中で、今日紹介したいウェブサイトは、Teachers Pay Teachers というウェブサイトで、学年は幼稚園から高校まで、科目も国数理社だけでなく、アートや音楽、外国語など幅広い教材が揃っています。
サイトの名前通り、「良いな」と思ったものがあれば、その教材を作った人(おそらく何らかの先生)から買うわけですが、無料のものも多数あり、私はそれで用を足しています。
今日は、私が実際に使ってみた教材をいくつか紹介してみたいと思います。
国語(英語):
これは、”word family”(ワードファミリー)と呼ばれるもので、小学校低学年で単語力を身につける練習です。
この記事で、”sight words”(サイトワード)について書きましたが、これと同様、アメリカの小学校ではスタンダードなレッスンのようで、うちの子供達も、学校でかなり熱心にこの単元をやってきていました。
この word family というのは、同じ音を持つ単語を音ごとに覚えるようで、
“-at” で終わる単語 (cat, hat, mat, rat, sat…など)
“-an” で終わる単語 (fan, tan, man, can… など)
“-ip” で終わる単語 (lip, skip, ship, whip… など)
と、イラストを使ったり、単語を切り貼りしたりしながら、手と目と耳を使う教材がポピュラーのようです。
これは、”character traits”、つまり、人物やキャラクターの性格を表す形容詞のリスト。active, adventurous, affectionate, afraid, ambitious… などなど、形容詞の語彙を増やすにはもってこいの教材で、日本から来たばかりの小学高学年〜中学生くらいの子供にオススメです。
自己紹介の時や、キャラクター設定などでの表現の幅を広げるためには、こういうボキャブラリーが必要になりますね。
社会科:
Martin Luther King Jr. a Mini Book
これは、Martin Luther King Jr. についてのワークシートセット。
昨日はちょうどMLK Dayで、アメリカは祝日でした。これを機に、MLKの勉強をする学校は多いです。
彼についての勉強はキンダーの頃から始まっていて、自分たちの国の歴史において重要な人物については、その後も何度も勉強するようです。
理科:
これは対象年齢がキンダー〜2年生の、固体・液体・気体 (Solid/Liquid/Gas) を勉強する状態変化 (States of matter) の教材です。やはりこの学年では、イラストが多く使われて、切り貼りする教材が多く使われますね。
算数・数学:
これは、四則計算の各計算(足す・引く・かける・割る)のキーワードをまとめたもの。文章問題で、これらのキーワードが出てきたら、どういうことをしなくてはならないか?というのをまとめたものです。
足し算を促す単語は、add, altogether, and, both, in all, sum, total, increase など。英語の練習にもなりますね。
3-Dimensional Shapes – A Sorting Activity
これは、立体の名前や、身の回りにあるものをそれぞれに区別する教材かな。計算問題はパパッと自分でも作れるけれど、やはりこういうイラストが多い教材は、助かります。
実際に、うちの子供達が学校でやってくるプリントなんかを見ても、きっとこういうところから持ってきたんだろうな、というものも多く、こういう教材を研究することで、アメリカの学校の様子がちょっと伝わると良いのですが、どうでしょうか。
学年や科目など、自分で選ぶこともできますので、興味のある方はぜひお試しください。