浦島太郎、日本の過包装文化に驚く

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こんにちは、浦島太郎・・・いや、Erinaです。

 

この夏、10年ぶりに日本に里帰りした私ですが、この旅で驚いたことの一つに、「包装」がありました。

つまり、買い物をした時に商品を入れてもらう袋です。

 

ここアメリカでは、グロサリーストア(食料品店)が無料の袋を廃止したのが数年前で、それを追うように、ターゲットやウォルマートなどの量販店も無料のプラスチック袋を廃止。袋が必要な場合は10セントで買うことになりました。

 

それまでのアメリカは、しょぼいプラスチック袋をガンガン使っていて、1枚の袋に卵1パックだけ、みたいなことがよくありました。(まぁ、卵は割れるからかな?)

なので、家のプラスチック袋はすごい量に・・・。昔は、うちの子供達がオムツをしていたので、袋はそれに再利用されていましたが、オムツも外れるとアメーバのように増えるプラスチック袋。

そんな無料プラスチック袋が廃止になった直後、そのギャップに慣れるまでにしばらく時間がかかったのは言うまでもありません。

 

しかし最近では、「袋はもらえない」ということを前提に買い物に行くようになり、それはグロサリー(食料品)だけでなく、ちょっとした生活用品でも袋なしを覚悟です。

 

先日、電池と歯ブラシの替えを買いにターゲット(アメリカの量販店。とにかく何でもある)に行ったら、Back to school sale でノートやフォルダが安かったので、つい買い込んでしまいました。

しかし当然ながら、無料の袋はないので、10セントで買わなければなりません。いや、ケチるわけではないのですが、買い物中もカゴ無しで持てたので、レジから車までも手で持って行こう、ということで袋は拒否。

 

買った商品は

  • ノート8冊
  • フォルダ6冊
  • ホワイトボードのマーカー
  • 歯磨き粉
  • 替えの電動歯ブラシヘッド
  • 電池

で、駐車場で自分の車のトランクにドサッとそのまま置きます。

 

(日本でこれだけ買ったら、絶対に袋に入れてくれるはず。)

 

そんな企業努力が実り、我が家のプラスチック袋は激減。アメーバのように増えていたプラスチック袋は見事にいなくなりました。

 

そんなわけで、今回の日本旅行で、食料品以外の買い物をした時にもらう紙袋やプラスチック袋の量、そして食べ物の個包装に驚いた私は、「日本ってエコなのか?」と疑問に思わざるをえなかったのです。

 

最初にそう感じたのは、日本に到着した次の日の朝ごはん。

実家で食べ物のパッケージを開けたところ、そのゴミを細かく分けなければならないことに気づきました。

 

3パック入りのもずく酢を食べたかった私は、外側のプラスチック、トレイの紙、個別のプラスチックカップ・・・と、ゴミが何層にもなっていることに気づいたのです。

 

「これはめんどいな・・・」

 

日本の小さく分けられた食べ物は便利だけど、これだけ細かく決められたゴミ仕分け社会で、これだけ包装(しかも別種類)が何層にもなっていると、もずくを食べるのにどんな努力(というか手間)が必要か・・・。

 

外側のプラスチックとカップはプラスチックゴミだから火曜日。

トレイの紙は燃えるゴミだから木曜日。

ふたは燃えないゴミだから月曜日・・・。

 

うーん、このもずく酢を食べるだけで、週7日間のうち3日、ゴミの心配をしなくてはならないとは・・・。

 

つまり、食べ物が消費された後に、ゴミがどうなるか?という考慮がされて商品が作られているわけではない。

これは日本の「過包装文化」で、ここで出る包装紙やプラスチックのゴミはきっとかなりすごいんじゃないかと思いました。

 

そう思って、モールなどにいる他の人たちを見ていると、やっぱりみんな紙袋を4つも5つも持っている。それも大きいのに全て入れるのじゃなく、ちょこーっとしたサイズの袋。

 

そうか、私も日本にいた頃は、こうやって買い物してたのか・・・。

(一旦、外に出ることで、中のことに気づくってこういうこと)

 

それこそ、アメリカの卵1パックに袋1枚じゃないけど、日本ではノート1冊買うのでも綺麗な袋に入れてくれる。

アメリカはやっぱり車社会で、自分の車がバッグみたいになってるから、移動の時に買った商品を持ち歩かなくて良い・・・なんて仮説を立ててみましたが、アメリカ在住の皆さん、どう思いますか?

 

念のために書いておきますが、今回は私は無職で(笑)お金があまりなかったので、それほど買い物もしませんでした。買ったものは最低限のもので、特にたくさんのお土産(これもまた後ほど)なども買っていません。

 

しかし、滞在期間の2週間が経って、帰りのパッキングをしようと思って、買ったものを袋から出した結果、これだけの紙袋が・・・。

紀伊国屋なんて、丁寧にも紙袋が二重です。

 

 

驚いたのは新千歳空港で、お土産を買ったら、「個別に袋いりますか?」とレジで聞かれます。

一瞬、何のため?と思ったけど、そうか、お土産を裸で渡すのはアレだから、そのために個別の紙袋をもらうのね・・・。

 

「いえ、いりません」(←もちろん裸で渡しますから)

 

と言うと、大きな紙袋(やっぱり二重)に全商品を入れてくれます。

でも、そのお土産も全てスーツケースに入れてしまうと、その大きな紙袋も不要に。

 

「返してくる」

 

とそれも結局、レジに返しに行く羽目に。きっとこんなことわざわざやる日本人いないんだろうな・・・と思いながら、この紙袋、この1回で捨てられるってことはないよね?とちょっと疑問。

 

 

アメリカの大きなパッケージは雑だけれど、その分、出るゴミもかなりシンプル。(そして何より、ゴミの日は週に一回)

女性用品が個別包装されていないものに最初は驚いたけれど、家で使うなら問題ないし、やはりアメリカの最小包装文化に慣れてからは、「包装はこれで十分」というラインが見えた気がします。なので、その数段上をいく包装をしている日本文化に、浦島太郎状態だった私は完全にカルチャーショックだったわけです。

 

そもそも日本では風呂敷を使っていたので、包装の面ではエコだったはずですが、いつからこんなにも紙袋やらプラスチック袋やらが使われるようになったんでしょうか。

 

そんなわけで、日本の包装文化は全然エコじゃないな、この部分は、アメリカは(というか私が?)ずっと頑張ってるな・・・と思ったのですが、どうでしょうか。

 

 

 

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About Erina

こんにちは、Erinaです。 日本で一浪した後、2002年に留学生として渡米しました。ESLとコミュニティカレッジを経て、4年制大学に編入。高校時代は大嫌いだった数学が大学で大好きになり、応用数学専攻で卒業。金融アナリストインターン、IT企業でデータアナリスト、銀行で不動産アナリストを経て、現在、キャリアチェンジの真っ最中。アメリカの高校で数学教師になるために、2016年夏に脱サラ。久しぶりの勉強と主婦業に専念しています。二人の小学生のママです。趣味は読書・ヨガ・テニス・ゴルフ・DIY・庭仕事で、最近の一番の楽しみは子育てです。 アメリカに住む日本人女性を応援したくてこのブログを始めました。

4 Responses to “浦島太郎、日本の過包装文化に驚く”

  1. avatar

    Maki-K

    アメリカ(特にカリフォルニア州)はさぁ、「あ、こりゃいかん」と思ったときからそれを修正するスピードが速いんだよね。レジ袋持参なんて、スタートはヨーロッパや日本の方が早かったけど、あっという間に完全廃止しちゃったもんね。日本は全然エコじゃない。ペットボトルにしろ他の包装容器にしろ、プラスチックの分量が半端ない(分厚くてしっかりしてる)しね。で、みんな飲み物はコンビニで買うでしょ?こっちだと自分の水筒をいつも持ち歩いてる人多いと思うんだけど(でもこれは私の周りだけかもしれない)。

  2. avatar

    Erina

    そうか、そういうことなのか。
    アメリカでは、変化がちゃんと目に見えるスピードで起こるもんね。
    水筒もかなり急激に普及したよね。当時は、アメリカ人があんなこまめなことできるとは思ってなかったもんなぁ。笑
    今では給水機がどこにでもあって、便利だよね。

    そうなの、あの包装容器のクオリティが高くて驚く。
    えー!一回しか使わないのにこんなに立派なの?と思うよね。
    こっちは魚とか包むのは紙だしねw

  3. avatar

    KY

    うちの近所はまだまだプラスチック袋沢山使ってますよ。オシャレスーパーじゃないと、NYではまだまだこんなもんです。CAの方が進んでますね。ブログで書かれているように、うちはオムツ用に使えるので重宝していますが。あと野菜の生ごみとか。。(笑)

    日本の空港で、お土産用に袋を多くもらうのは私です。すいません。なんとなく袋に入れて渡しちゃってますが、これからはそのままでもいいかなって思いました。

  4. avatar

    Erina

    KYさん、こんにちは。
    そうなんですね。
    ニュースでは、こういう動きってニューヨークから始まっていると聞くので意外です。
    ソーダ税の提案とかありましたよね?
    でも実際に法律にして州として施行するのはカリフォルニアのほうがスピードとしては速いのかな。カリフォルニアはしょっちゅう色々な法律が変わってるので、新年にチェックしてます。

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