悦子さんへの手紙:パッション

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こんにちは、Erinaです。

 

国際結婚コンサルタント・塚越悦子さんとのブログ文通シリーズも、今回で3回目。

前回のテーマは「コミットメント」でしたが、それに対してこんなお便りを悦子さんからいただきました。

 

さてさて、今回のテーマは「パッション」ということで、早速お返事を書いてみました。

 

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悦子さん、こんにちは。

 

こちらは子供たちの学年度も終わりに近づいており、親は夏休み中のキャンプのサインアップやら旅行やらと、バタバタとし始めています。

ゴールデンウィークという言葉を聞いて、アメリカと日本の学年度の時期的なずれを実感していたところです。

 

私もスラムダンクが大好きで、サンディエゴの我が家にも全巻あるのですが(笑)、たまに読んでモチベーションをもらっています。スポーツというのは、シンプルでわかりやすいですね。

ただ一つ、自分で文章を書いてみて、そして悦子さんの手紙を読んでみて気づいたことは、コミットメントは必ずしも形ある結果を出すわけではないということ。

たとえば、バスケでは「試合に勝つこと」、大学では「Aを取ること」という「結果」だけに注目してしまうと、そうならなかった場合に「コミットしてもダメじゃん」と思いがちです。結婚も、コミットメントがあったとしても、結果として別れを選ぶカップルだっているはずですよね。

だから、結果ばかりを見るのではなく、やはり結婚生活は毎日がプロセスであり、そこにコミットメントが必要なのだ、と思ったのです。(あ~、この文通プロジェクトは素晴らしい。笑)

 

 

さてさて、今回のテーマは「パッション」ですね。

英語で”Passion”という言葉は、日本語ではなかなか使われないかもしれませんが、やはりパートナーとの関係を長く続けるためには、必要な要素だと思います。

Passionは日本語で「情熱」と訳されるのでしょうか。

形容詞だと”Passionate”で、”I’m passionate about my job.”(私は情熱を持って仕事をしています。)なんて使われますね。

 

このパッション、やはり好きな人となら、できるだけ長く保ちたい、と誰でも思うはずですし、私もいつも思います。

 

リレーションシップのはじまりの時間は、誰もが情熱的になるもの。

しかし、結婚生活を何年、何十年と続けるにあたって、やはりこのパッションを持続させるには、それなりの努力が必要だ、と私は思うようになりました。

 

パッション

 

 

突然ですが、悦子さん、キャンプはしますか?

または、暖炉で火を起こしたことはありますか?

 

我が家には暖炉があり、冬は暖房の代わりに火をおこします。

 

私はこの作業が好きで、枝を選んだり、火の大きさを調節したりするのがとても好きです。

最初に火を起こすときは、丸めた新聞紙などを使い、その上に小枝、その上にログと呼ばれる大きな木を載せていきます。

当たり前ですが、新聞紙に火がつくスピードはとても速く、そしてすぐに燃え尽きてしまいます。その間に、小枝に火が移らなければ、そこでおしまい。

うまく小枝に火がつくと、しばらくの間は燃えてくれます。でも、それも長くは続きません。その間に、ログに火がうつられなければ、結局、火は消えてしまうのです。

 

 

誰かと恋に落ちて、最初の盛り上がりはまさに「新聞紙に火がついた」状態。スピーディで、とても熱くて、エキサイティングな時期です。

しかしながら、そこから小枝とログに燃え移り、安定した熱を生むには、小枝やログをアレンジしたり、常に見守ったり、変化に気づいたり、という努力が必要でしょう。放っておけば、いずれ消えてしまうからです。

 

ここ数年、そうやって暖炉の火を見ていて、パートナーへのパッションも、同じだと思うようになりました。(詩人でしょ?笑)

そして、そうやって意識的に、意図的にパッションを持続させられるようになったとき、私は旦那に対して、「これは恋じゃなくて、愛だな」と思えるようになったのです。

 

私たち夫婦の間に、そんな変化が起こったのは、やはり上の子供が生まれたときだと思います。

それまでは、結婚していたとしても、自分の時間は確保できたし、趣味や仕事もやりたいだけできました。

しかし、子供が生まれて、そこに「子供への責任」が生まれると、そうは行かなくなりました。一人が子供の面倒を見ているときに、もう一人が好きなことを無断でするわけにはいきません。私たちは「カップル」から「チーム」になったのです。

 

これをきっかけに、私はもっと彼の視点で物事を考えるようになったし、彼も私の視点で考えるようになりました。そしてその努力の結果として、お互いへのパッション、というリワード(ご褒美)が生まれたのです。

 

 

結婚10年を迎えるにあたって、先日、こんな会話を旦那としました。

10年前よりも、あなたのことをずっと愛しているし、もっと好きだと。

(注:いえ、いつもこんなスイートな会話をしているわけではありません・・・むしろとても事務的な会話の流れでした。笑)

 

10年も経てば、パッションというのは弱くなるのだろう、と思っていた私にとって、自分でも驚きの事実でした。確かに、10年前のパッションとは別物です。でも、もっとベターなものです。

 

 

私は個人的には、このパッションのためにお金をかけたり、特別なことをする必要はないと思っています。あればあったで良いのかもしれないですけどね。

私たち夫婦にとっては、子供をベビーシッターに預けてデートするよりも、週末に家族全員で部屋を真っ暗にして映画を見るとか、お互いの好きな食べ物を料理してゆっくり食事をするとか、肉体労働の後にマッサージをしてあげる、ということが大切です。

また、感謝の気持ちや褒める気持ちを、きちんと言葉にする、ということも意識的にするようになりました。

「彼は、何をしてもらったら嬉しいんだろう?」(What makes him happy?) ということを考えたときに、こういう結論になりました。

 

何が嬉しいか、というのは夫婦間でも違うだろうし、個人でも異なるはずです。だけど、それを知れたとき、「自分は彼にとって特別なんだな」と思えるのです。

 

 

・・・と、色々なことを書いてしまいましたが、うちの旦那はロマンティックとはかけ離れた性格です。サプライズなんて絶対にできないし、女心はさっぱりわかりません。(笑)

まぁそういう色気は私もないので、お互い様なのですが。(爆笑)

 

なので、周りの基準ではなく、お互いにとって何が大切かを見つける作業が、結婚10年後も、きっと20年後も、お互いへのパッションにつながるのではないかな、と思います。

 

 

悦子さんご夫婦にとっての「パッション」って何ですか?

お返事を楽しみにしています。

 

えりな

 

 

 

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About Erina

こんにちは、Erinaです。 日本で一浪した後、2002年に留学生として渡米しました。 ESLとコミュニティカレッジを経て、4年制大学に編入。高校時代は大嫌いだった数学が大学で大好きになり、応用数学専攻で卒業。金融アナリストインターン、IT企業でデータアナリスト、銀行で不動産アナリストを経て、現在、キャリアチェンジの真っ最中。アメリカの高校で数学教師になるために、2016年夏に脱サラ。久しぶりの勉強と主婦業に専念しています。 二人の小学生のママです。 趣味は読書・ヨガ・テニス・ゴルフ・DIY・庭仕事で、最近の一番の楽しみは子育てです。 アメリカに住む日本人女性を応援したくてこのブログを始めました。

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