幸せ探しは自分探し

こんにちは、Erinaです。

 

「幸せになりたい」

「愛されたい」

「大切にされたい」

 

というのは、人間としてとても根本的な欲望で、誰もが持つものです。

元をたどれば、これは自分自身の子供時代、それも記憶のあるもっともっと前から持ってきた欲望で、その時に周りの大人(たいていは親)からどんなレスポンスを受けたかが、現在の自分に影響している、というのは、心理学でも基本的な考え方です。

 

私はアメリカに来て、心理学的な視点で自分と向き合うプロセスを経験しました。

それまでは「インナーチャイルド」とか「幼少期」というコンセプトで自分自身を捉えたことがなかったのですが、このアプローチで自分自身と向き合うようになって以来、満たされた毎日を送れるようになりました。

 

今日は少し、私が日々の生活の中で、落ち込んだり悲しくなった時に、どんなマインドセットでいるかを書いてみたいと思います。

念のために書いておきますが、私は基本的に超ハッピーな人間で、あまり落ち込むことはありません。落ち込んでも、一晩寝たら何もかもを忘れるタイプなので(笑)、ネガティブな気持ちを次の日に持ち越すことはほとんどありません。

それでも、何かしらが起こった時に、そのモヤモヤとした気持ちをどうやって消化していくか、というのが今日のテーマです。

 

ではでは、幼少期(チャイルドフッド)のところに戻りましょう。

 

まず私は、自分が幸せになるためには、自分のことを知らなくてはならないと思っています。

そのためには、自分の幼少期のことを振り返り、辛かったこともひっくるめて丸ごと自分を受け入れるところからスタートです。

 

幼少期についてのわかりやすい動画を見つけたので紹介します。

 

 

 

タイトルは Good and Bad Childhood で、良い幼少期と悪い幼少期が、大人になった時、人間関係、特に恋愛関係でどう影響するかを3分間でまとめられています。

 

「恋愛に自信がない」

「良い相手とめぐり会えない」

「何をしても満たされた感じがしない」

「というか、満たされるってどういうことかわからない」

 

という方は、ぜひ見て考えてみてください。

日本語訳も書きますので、英語の勉強にも。

 

Let’s imagine two kinds of childhood.

2種類の幼少期を想像してみましょう。

 

The first, broadly, is the good kind when you are upset, someone is on hand to sooth you. 

最初は、ざっくりとですが良い幼少期で、これはあなたが悲しい時、誰かがあなたを癒してくれるもの。

 

When you are furious, someone handles you calmly.

あなたが怒っている時は、誰かが落ち着いて対処してくれます。

 

When you need attention, someone is there for you.

あなたがアテンションを必要としている時は、誰かがそこにいてくれる。

 

When you can’t understand, someone explains.

わからないことがあると、誰かが説明してくれる。

 

When you are messy, someone resists shaming you.

汚してしまっても、それを辱しめられることはありません。

 

When you fail, you are not called a loser.

失敗しても、ルーザーだなんて呼ばれることはない。

 

When there is a problem, you get through it.

何か問題が起こったら、あなたはそれを乗り越えるでしょう。

 

In short, you deserve to exist.

つまり、あなたは存在意義を見出すことができる。

 

Whatever the value system of the competitive world out there, inside you are of huge value, you are for as long as it takes the center of one or two kindly grown ups universe.

どんな競争社会であれ、あなたの存在には大きな価値があり、1人か2人の大人にとっての中心になることができました。

 

Then broadly there is the challenging old plain bad childhood.

そして、ざっくりと、試練づくしの悪い幼少期のほうです。

 

When you cry, they call you spoiled.

あなたが泣くと、大人達はあなたを甘ったれと呼びます。

 

When you are difficult, they say it’s attention seeking.

あなたがかんしゃくを起こすと、それはただ注意を引きたいだけだと言う。

 

When you don’t succeed, they take it personally.

あなたの失敗は、大人達自身の失敗であるかのように振る舞う。

 

When you are messy, they are disgusted.

あなたが汚してしまうと、大人はそれにうんざりする。

 

When you try to be strong, they are threatened.

あなたが強気になると、それに対抗しようとする。

 

When you are weak and unimpressive, they belittle you.

あなたが弱気になると、ちっぽけな人間として扱う。

 

In short, it’s a bit of a pity you are around. You don’t quite deserve to exist. You are a burden and in the end really just a giant disappointment. 

つまりは、あなたはかわいそうな存在で、自分の存在意義を見出せない。あなたは周りのお荷物で、がっかりさせる存在だ。

 

The first kind of childhood is just about the greatest gift anyone can receive. 

最初の(良い方の)幼少期は、誰にとっても最高のギフトです。

 

It’s at the root of the chance to form satisfying relationships to accept one’s sexuality, to have ambition without perfectionism, and to approach adversity with resilience.

満たされた人間関係を築くためのルーツになっていて、自分自身の性を受け止め、完璧主義にならずに上を目指し、あきらめることなく物事に向かっていくことができる。

 

And likewise a bad sort of childhood is proper lasting problem. 

同様に、悪い方の幼少期も、その後の人生に影響します。

 

It keeps undermining relationships, generates endless problems around sex, saps confidence, brings anxieties, self hatred and shame.

健康的ではない人間関係を続けさせ、性に関しての問題は山積みで、自信をなくし、不安や自己嫌悪、恥を生みます。

 

We don’t yet know how complete to fix bad childhoods.

現時点で、悪い幼少期を直す方法はわかりません。

 

They are a proper pain to have had, but here are one or two things to try very hard to keep in mind.

それらが傷みであることは確かだけれど、それを乗り越えるための方法はいくつかあります。

 

Do everything you can to understand the craziness inside you.

自分の中にあるおかしいものを理解するためなら、なんでもやりましょう。

 

Be suspicious of many of your first intuitions and responses.

第一印象やそれへの反応に疑いを持ちましょう。

 

Watch out for weird stuff you are gonna try to do to sabotage your chances of flourishing.

何が邪魔をして、自分はいきいきとできないのかを見極めましょう。

 

Warn people around you in a gentle and alarming way about what you have been through.

周りにいる大切な人たちに、自分が今、乗り越えようとしている試練を伝えましょう。

 

Invite them to feel sorry for you rather than just condemn you for being difficult.

その人達が、反感ではなくて共感してくれることを受け入れましょう。

 

Try to get all insights you can, from books, therapy, and thinking.

本やセラピー、深い思考から様々な感覚を見つけましょう。

 

Accept that this is a legacy you are gonna be carrying around with you all your life.

これらの経験は、あなた自身の人生で持ち続ける自分自身の歴史であることを受け入れましょう。

 

Feel without self pity, a little bit sorry for yourself.

かわいそうに思うのではなく、自分自身に共感しましょう。

 

 

 

私自身、自分の幼少期と向き合った時に言われた言葉で、印象的だったのは、

 

“Hug 5-year-old Erina.” (5歳のエリナをハグしてあげなさい)

 

でした。

 

自分の中にいる傷ついた5歳の自分を認識し、「もう大丈夫だよ、私がついてるからね」と言ってあげることは、何よりの癒しで、他の誰もやってあげることはできない大切なプロセスでした。

この動画では最後のシーンに、大人の自分が子供の自分と手を繋いでリードしてあげるところがありますが、まさにそこですね。

 

私たちは傷つくと、自分ではない他の誰かがその手を引いてくれると期待してしまいます。

旦那だったり、彼氏・彼女だったり、家族だったり、友達だったり。

相手側が「自分が間違っていた。君が正しかった。だから許してほしい」と言ってくれるのを期待してしまう。

しかし、それを期待すればするほど、現実はかけ離れ、怒りや悲しみ、がっかりという負の感情だけが蓄積していく。不健全な恋愛や人間関係を続ける人に、自分を大切にしている人はいません。

 

本当は、自分でやらなければならないのです。

 

“It’s okay. I’m okay. You are okay.”

 

と自分に言い聞かせることができるかどうか。

それが、自分と向き合うことであり、自分の中にある幸せを発見することだと私は思っています。

 

そして今の私の課題は、これをきちんと子供達にも教えること。

そのためには、彼らが健康的な幼少期を送ることが大切なのです。

 

どうでしょうか。

 

 

 

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