アラフォー母の修士号への道 (2) 女性の10年

こんにちは、Erinaです。

 

前回の記事で、大学院に戻ることを決意し、しばらく時間が経ちました。

あとはタイミングのみ・・・と考えていた頃、母校からとある案内が。

 

「数学教育修士号を1年で取得する新プログラム開設」

 

聞いてみると、5月からスタートし、公立教師達が割と暇な夏休み中に1年分をカバーし、続く秋と春セメスターで2年分という超ハイスピードなプログラム。

 

母親業と仕事をやりながら学校というのはやはりエネルギーを使うもので、できるだけ短期間・低コストで目標の学位を取得できるならそれに越したことはない。

しかも母校のプログラムなので、授業の単位などもかなりスムーズに換算されそうなのです。

プログラムコーディネーターや教授達は、ほぼ全員が顔見知りだし、うーん、なんかこれ以上のチャンスはない気がする・・・。

 

でもまだ前回の記事で決めたように、本当にやりたい勉強(純数学)とは別の分野。

 

色々な葛藤が拭いきれないまま、「とりあえずアプライしてみよう!あとはそこから考えよう」と多少、曖昧な状態で説明会に行き、GREを受け、上司に推薦状をお願いし、願書を出したところ、先月、早々と合否通知が。

 

「おめでとう!プログラムへようこそ」

 

よし!

 

合格したし、行くことにするか。

 

もちろんやりたい勉強に専念できることは理想だけど、やはりそれは(今の時点では)現実的に無理で、仕事に直結するものがこの学位であるならば、できる時にとっておこうと自分を納得させることにしました。

 

ちょうど同じ頃、同年代の日本人女性の友人が、第二子を妊娠しました。私は自分のことのように嬉しかったのと同時に、私の人生でそれが起こったのはもうずっと前のことだったのだと実感したのです。

 

つまりこの10年間、彼女は仕事に費やし、私は子育てに費やしてきた。

 

それはどちらが正しい間違っているということではなく、人生のめぐりあわせがそうだっただけで、自分自身で選んだ部分もあったし、そうじゃない部分もあったはず。

ただ、目の前にある、それぞれに築き上げたものはやはり「自分」のものであり、誰のものでもない。

 

私も彼女も、今あるものに感謝し、これからの未来がもたらすであろう各々の幸せに胸を躍らせています。

 

女性の場合、妊娠出産という生物学的な時計があるため、20〜40代の時間は、「どちらか」を選ばなくてはならない場面が誰にでもやってきます。それはもう現実です。

いくらリーダー達が「両立」を唱えたとしても、代わりに出産してあげるわけにはいかないし、代わりに学校に行くわけにはいきません。

やっぱりどちらかを選ぶ時は、必ずやってくる。

 

私はそれを悲観したくないし、他の女性達にもネガティブにとらえて欲しくはありません。

 

「今は子育ての時期なんだ」

「今は私は仕事をするんだ」

 

そうやって自分で受け止めて、その決断に自信を持てば良いのです。

 

誰かにどうこう言われるくらいでへこたれない。

それくらいの覚悟で挑まなければ、欲しいものなんて絶対に手に入らない。

 

私には欲しいものがあって、やりたいことがある。

たとえそれがこれから何年、何十年経とうとも、時間が原因で諦めることはないし、この情熱を自分の中で燃やし続けている限り、いつかなんらかの形で実現する。

そう決めるのは、他の誰でもなく、私なのだから。

 

これからの10年、私は大学院へ行き、キャリアを築く。

これまでの10年を取り返すのではなく、新しい10年を作るために。

今の自分だからこそできることをやりたいし、今の自分にしかできないことを残していく。

 

それが今の私がやるべきことかな、と思っています。

 

 

 

 

“アラフォー母の修士号への道 (2) 女性の10年” への6件の返信

  1. このポストに心が救われたのでお礼を申し上げたい思いです。育児と仕事と復学と天秤にかけてがむしゃらに駆け抜けた10年、気が付いたら40半ばをすぎていて、でも、何もやり遂げていないような喪失感に襲われたり、また、子供が高校生になり、巣立ちもそろそろかなと急に寂しさを感じたり、歳のせいか、過去にしたこと、しなかったことへの後悔が押し寄せてきたり、もう心が忙しないです(-_-;) 。右往左往していたところ、このポストを拝読して少しラクになりました。母親でいること、また米国での生活は日々エンドレスに繰り返す選択、のちに振り返った時、その時はその決断がベストの決断だったと自信を持つことはとても大事と学びました。漠然と感じていた思いですが、同世代の女性で同じように感じている方がいると知り、背中を押された気分です。もうすぐ子育ても卒業なので、これから新しい自分のための10年を築いていきたいと思います。ありがとうございました。これからもポスト楽しみにしています。

  2. Erinaさんにも、めいめいさんにも共感する者です。日本で高卒のまま専門職を突っ走り、結婚、退職、渡米、出産。2度の出産は35歳以降。なんだか中途半端な年齢でキャリアを中断してしまったし、学歴がないし、悩みながら進んでいます。アメリカでは同業界に就職するも、さらに専門性を活かしたく、退職し、大学に通い始めました。既に得た専門性の高い知識と抱き合わせ、私独自のエリアを開拓すべく、修士を目指して、40代でコミカレからの出発です。アメリカでキャリアを積んでいないことや、休職期間をどこまで許容できるか(家計の問題+次の就職に響かないか)など、前に進んでいるつもりでも、悩みや不安は尽きません。ただ、小さな子供たちや夫との時間が取れることと、大人になってからの学びは、とても幸せなことと感じます。大義名分は置いておいて、明日死ぬかもしれないと思い、この瞬間を味わい、感謝し、積み上げていくのも一つ。他人と比べず、今できる最大限の出来ることをやっていくんだと覚悟をきめることも一つ。道は後ろに出来るんだ!と前を向いて、いばらを漕いで歩いていくのも一つ。そうやって色んなことを考えながら、悩みながら、毎日を生きて、前を向きながらそのまま死んでいけたら幸せだなと、お腹が出てきたことを嘆きつつ暮らしてます^_^ お互い引き続き頑張りましょうね!

  3. めいめいさん、こんにちは!コメントありがとうございます。

    この記事を書いて、コメントをくださったとある方が、「不惑」だと言っていて、そうか、ちょうどそういう時期なんだよな!と腑に落ちた次第です。
    そうなんです、私たち、不惑のお年頃なんですよ。笑
    だから惑って当たり前。
    迷ったり悩むのは、人生でそういうステージなんです、きっと。

    だけど気がつくと、色々なものが残しているはずです。
    お子さんももうすぐ自立されるんですね。
    人間を一人育てて社会に出す、というのは立派なことです。仕事みたいに目には見えないけど、社会にとって本当に必要なことです。

    これからは自分のためにやりたいことをどんどんやりましょう!
    人生まだまだ長いですし、これまでに培った経験や知識が生かされる場面が絶対にあるはず。
    頑張りましょうね!応援しています。

  4. oscarさん、こんにちは!

    時間はあっという間に過ぎて、ふと周りを見ると、「あれ?」って思うことありますね。
    周りと順番が違っても、築き上げてきたものは間違いありません。
    コミカレからのスタート、素晴らしいです。
    お子さんもいながら、それを応援してくれる家族と環境があることを大いに利用して頑張ってください。応援してます。

    もしまだ読まれていなかったら、私のロールモデルである Mikaさんの記事をぜひ読んでください。
    サンディエゴのコミカレで働かれている彼女は、子供を3人育てながらコミカレから大学院まで卒業した人で、私の憧れとモチベーションの人です。
    http://takeiteasyinamerica.com/学問の勧め-(コミカレ編)/
    http://innadeshikoway.com/?p=1133

  5. エリナさん、大学戻られるんですね!応援してます!私も今年からコミュニティカレッジに入り、看護師を目指して勉強を始めました。Prerequisitesからスタートで、仕事と子育てと駐在妻と学生生活のジャグリングですが、勉強ができるという日々に感謝しかないです。二十代の頃これだけ情熱的に大学で勉強してれば違った人生だったと思います 笑。でも、何事もその人のタイミングってあるんだと感じます。機が熟すと自然と導かれる様に道が拓ける。
    私は日本での学歴にコンプレックスがずっとあったので、いくつになってもやり直せるアメリカが大好きです。お互い頑張りましょうね頑張りましょうね😊

  6. Tommyさん、こんにちは!
    Tommyさんもコミカレスタートされたんですね!おめでとうございます。素晴らしいです!
    本当、学校で勉強するということにこれだけ感謝できるのは、やっぱりこの年齢で学校に行くからかなと思います。
    子供もいて仕事もあって、それでも新しいことを学べるというのは新鮮ですよね。
    頑張りましょう!!

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