晴耕雨読

こんにちは、Erinaです。

 

世界中で “Social Distancing” と呼ばれる自宅隔離が広がっていますが、いかがお過ごしでしょうか?

学校閉鎖もほぼ全米で起こり、いつ再開するのかも全く目処が立っていない状態です。

 

このような状況で不安や恐怖心が広がるのはわからないではないのですが、今日は、どうやってこの先の見えない生活を送るべきかを書いてみたいと思います。

 

今週に入って、ここカリフォルニアでもレストランやバー、Non-essential businesses などが続々と閉店し、平日の昼間もフリーウェイはガラガラ。街は活気を失い、ゴーストタウンのようになっています。

 

これを見ていると、「晴耕雨読」という言葉を思い出します。

 

天気が良い時は外で働き、悪い時は家の中で本を読む、という意味ですね。

 

私の祖父母は北海道で農家を営んでいましたが、子供の頃にそこで手伝いをすることで、厳しい自然と生きていくスキルを教わることになりました。

 

やはり自然という大きな力の前では、人間の力は弱く、それに争う(あらがう)ことよりも、その中でどうやってうまく暮らしていくか?という考えのシフトが必要になるわけです。

冬の間は、家族みんなでご飯を食べ、ゲームをしたり百人一首をして過ごす。春の種まきや田植えのための準備をし、暖かくなるのをじっと待つ。

決して、「この冬が終わらなかったらどうしよう?」なんて不安になることはありません。

 

地球にもやはり同じようなサイクルがあり、人間が生産活動をするのに都合の良い時代もあれば、そうでない時代もある。私はそう感じるのです。

 

自分達ではどうしようもない状況を嘆いたり、変えようとするより、その状況でどうやって生活を送るか?という考えにシフトし、同時に自分の時間をどうやって最大限に使うか。

そういう生き方を、厳しい自然の中で生きる農業を営む親戚から学んだのです。

 

私たち人間は、常に生産的なことをできるわけではありません。

学校に行ったり、会社に行ったり、チップをもらったり、買い物をしたり、そういうことをいつでも当たり前にできるわけではないのだと、多くの人が感じているはず。

人間の社会活動にも休閑期というのはあり、それが今なのかもしれない。

 

物事は最小限に抑えられ、これまでに振り返ることのなかったものと向き合う機会が生まれる。

例えば、自分の心身の健康だったり、家族との時間だったり、また春(=活動期)が来た時にやるべきことだったり、考えることがたくさんあるわけです。

 

私たちの大半は、まだ今日は屋根の下で眠ることができて、家族は健康で、明日の食べ物を心配しなくても良い状態にあります。

一週間後、一ヶ月後のことは、誰にもわかりません。

ひどくなるかもしれないし、良くなるかもしれない。その事実をどう受け取るかは、本当に個人によるでしょう。

 

私は無駄に不安になりたくないので、不安要素を最小限に抑えるために、信頼できるニュースを聞きます。例えば、州知事や科学機関からのアップデート。

巷に溢れる個人的な意見や煽りニュースみたいなものは全てシャットオフします。

 

そしてコモンセンスを使って、今日も朝から治療薬を開発しているであろう研究者や、病人のケアをしている医療従事者、彼女達の家族のことを考えます。

私がやるべきことをやるのと同様に、この社会を変えるためにやるべきことをやっている人たちが、今日も一生懸命に働いてくれているはずなのです。

自分にはできないことをやってくれる人がいて、そういう目に見えない信頼の上で社会は回ってきたのだから。

 

そう思うと、私は決して一人ではないなと思うし、今は直接的に社会や日常に変化を起こせなくても、誰かがやってくれていて、いつかは自分の番がやってくるから、それに備えようと思えます。

 

まずは自分のケア。

そして家族。

それができたら、ちょっと周りにいる社会的弱者(高齢者や子供など)に目を向けましょう。

 

でも、大丈夫。

みんなで乗り越えられる日が来ます。

 

学校閉鎖が先週金曜日の午後に決まり、突然のアナウンスをしなくてはならなかったうちの娘の担任が、こう言ったそうです。

 

「みんながおじいちゃんおばあちゃんになった時、みんなの孫達に『昔、こんなことがあったのよ』と笑って話せる日が来るからね」

 

先の見えない日々の中で、不安や恐怖心を煽るのではなく、確実に明日はやってくるということを、子供達に教えてくれた先生。

 

だから今は無理せず、自分の体と心を休ませ、子供達の声に耳を澄まし、家族と向き合ってご飯を食べましょう。

 

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