さて2年生、最初の宿題は?

こんにちは、Erinaです。

 

いよいよ子どもたちの学校が始まりました。

7歳の長男は、今年から2年生 (2nd Grade)です。

 

日本では、ルーキームードの1年生から、急に小学生らしさが出てくる2年生。

アメリカでは、どんな一年になるのでしょうか?

 

学校初日、長男は早速、「宿題」を持ち帰ってきました。

ランチバッグなどに使う白い紙袋と、以下のようなインストラクションです。

 

 

Bio Bag
(画像をクリックすると大きくなります)

 

ナニナニ・・・・?

 

“Bio Bag”

 

  • 表には、自分の絵と名前を書く
  • 裏には、バッグに入れた、「自分」についての5つのアイテムを書く
  • バッグにはアイテムを5つ入れる(写真、賞、本の表紙、楽譜など、あなたの好きな小さいもの何でも。貴重品は入れないように)
  • バッグの中身をクラスでシェアし、お互いのことを知りましょう

 

へぇ~・・・面白いな。

 

長男:「そんなわけで、僕の絵を描くね。」

 

と言うと、クレヨンで自分の姿を描く長男。

 

私:「で、何を入れるの?」

長男:「まずはメダル!」

 

今年の夏に、水泳でもらったメダルを早速入れたいという彼。

 

私:「う~ん、メダルは貴重品だよ。良いの?」

旦那:「メダルはやめたほうが良いんじゃない?」

長男:「でも、クラスでシェアしたい。失くさないから大丈夫。」

私:「オーケー、気をつけてね。で、他には?」

長男:「(おもちゃの)電車でしょ。マジック・ツリー・ハウス(本)でしょ。パパ、ゴルフボールを借りても良い?」

旦那:「良いよ。」

長男:「最後は何にしようかな・・・。」

 

家の中をぐるっと見回す長男。

 

私もなんとなく考える。

彼の好きな食べ物はラザニア・・・でも入れるわけにもいかないしなぁ。乾燥したのでもダメか。と一人ツッコミ。(笑)

 

うちのネコが目に入る。

 

私:「ネコは?うちのネコの写真とか。」

長男:「うん!それにする!」

 

そう言うと、長男は我が家のアルバムから、ネコの写真を探してバッグに入れました。

 

バッグの裏に、

  1. メダル
  2. トレイン
  3. マジックツリーハウス
  4. ゴルフボール
  5. ネコの写真

と書き、準備万端。

 

まぁ、彼らしいっちゃあ彼らしい5つのアイテム。

 

他の子どもたちは、みんな何を持ってくるんだろう?と気になりました。

 

アメリカでは多い、「シェアする」という宿題やプロジェクト。

人前で話すことだけでなく、他の子どもたちの生活や家族に興味を持つこと、自分と異なるものを学び、それを受け入れる、というトレーニングが、アメリカではとても幼い頃から始められます。

それこそプリスクールの4歳児が、「自分の好きなおもちゃ」を発表し、クラスでシェアするのです。

 

日本では、「ひとつしかない正解」を探すことが学校教育のメインで、「答えはひとつじゃない」という現実社会の部分を、なかなか教えません。大人になって社会に出ると、正解なんてないことがほとんどですが、「正解探し」しかしてこなかった子どもたちは、その現実に耐性ができていないわけです。

私はアメリカで子どもを育てて、「これから多様化していく日本でももう少し、そういう教育があっても良いのでは?」と思うようになりました。

 

 

子どもが「自分の好きなもの」と向き合うことで、自分自身を知るきっかけになります。

これが将来的には、良く言えば「個人主義」、悪く言えば「我が強い」、アメリカ人たちのアイデンティティ確立に役立つのではないかと私は思っています。

 

 

肝心のBio Bagのクラス発表は、25人中23番目になった長男。(おそらくラストネーム順)

昨日まで、「今日は発表できなかった~・・・。」とガッカリして帰ってきていましたが、今日は発表できたかなぁ?

 

 

 

 

 

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