アメリカンなフルーツとは?
こんにちは、Erinaです。
みなさんの好きなフルーツ(果物)は何ですか?
アメリカ、特にここカリフォルニアでは、四季を通して様々なフルーツを楽しむことができます。
ところで先日、面白い記事を読みました。
というものでした。
何だと思います?
数多くあるフルーツの中から、アメリカの子ども達が選んだフルーツはいったい何でしょうか。
答えは・・・・
Apple
「リンゴ」だそうです。
確かに、アメリカのランチやスナックには欠かせない、アルファベットを習うときには一番最初に必ず出てくる(aで始まるから)、リンゴ。
場所を選ばず、アメリカ全土に行き渡りそうなリンゴは、誰にとっても親しみのあるフルーツと言えるでしょう。
また、日本では馴染みのなかったアップルソースやアップルサイダービネガーなど、形を変えてアメリカンな食卓にも並ぶリンゴは、やはりアメリカン家庭の生活とは切り離せないもののようです。
この情報によると、2012年のアメリカでのリンゴ消費量は、国民一人当たり40パウンド。リンゴそのままの消費量は16パウンドだそうで、平均的なリンゴは一個0.33パウンドだそうですから、一年で一人約48個のリンゴを食べていることになります。おぉ~。まぁ食べてるかな。
アメリカにはリンゴで有名なある人物がいます。(いえ、Steve Jobsではありません)
Johnny Appleseedと呼ばれる、本名はJohnny Chapman(ジョニー・チャップマン)という1774~1845年までアメリカに実在していた男性です。
彼はアメリカ開拓期に、アメリカの中西部を中心にリンゴの苗木を植え、各地を開拓しながらまわったことで有名です。
質素な格好で、地元の人に親しまれながら、数多くのリンゴの苗木を植えた彼は、”Johnny Appleseed”(リンゴの種のジョニー)と呼ばれるようになり、現在でもアメリカの子ども達に伝えられることになりました。
彼の誕生日が9月、そしてこれから秋の食卓にリンゴが上がる機会も増えるということで、学校でリンゴが取り上げられることが多いようです。
テネシー州の一年生の先生のブログを見つけたので、それに沿って紹介してみたいと思います。
うちの学校のキンダーガーテンでは、毎年、子ども達がそれぞれにリンゴを家庭から持ち寄り、観察し、勉強し、最後は先生が教室でアップルソースを作って、みんなで食べるそうです。
息子は2年前、娘も先日、キンダーでのこのリンゴのトピックをカバーしたらしく、色々と説明してくれました。
まずは集まったリンゴの統計。
赤いリンゴ
黄色いリンゴ
緑のリンゴ
をそれぞれに数えます。
家庭によって持ち寄るリンゴが違うので、こうやって色もバラバラなリンゴが集まるわけです。
スティッカーの貼ってあるものは、そこから数字を読み取り、種類をチェック。
アメリカのリンゴは種類が多く、
Granny Smith
Fuji
Gala
Golden Delicious
Red Delicious
あたりがメジャーで、他にも
Honey Crisp
Pink Lady
Jona Gold
Cameo
McIntosh
なんかがたまにお店に並んでたりしますね。
私は日本にいたときは特別にリンゴが好きなわけではなかったのですが、アメリカに来て、スーパーに並んでいる多種類のリンゴや、個人の異なる好み、スナックにリンゴが登場する頻度を見ていて、私も好きなリンゴを見つけたい!と思うようになりました。(笑)
色々と食べてみて、私が好きなのはFuji系。ほんのり甘めでクリスプな感じのHoney CrispやPink Ladyが好きです。
うちの旦那はGala(発音はゲイラ)一筋。アメリカ人たちは、長年培ってきたリンゴにおける個人の好みは、そう簡単に妥協されないということがわかりました。デリやカフェテリアで売っているリンゴも、自分の好きな種類がないと買わない。笑
統計を集めたら、先生やボランティアのお母さんたちが皮をむき、子ども達がリンゴを潰します。
それをクロックポット(またはスロークッカー)と呼ばれる電気鍋に入れ、シナモンと砂糖を入れ、待つこと数時間。
おいしいアップルソースができました。
こうやって作ったアップルソースは、そのままアップルパイのフィリングになりそうです。
このトピックをカバーした後、娘はリンゴマスターになり、スーパーに行ったらいちいちリンゴの種類や部位をレクチャーしてくれるようになったのです。