Yearbook(イヤーブック)の季節
こんにちは、Erinaです。
学年も終わりに近づくこの季節。
プロムや卒業式など、あわただしくなるアメリカです。
この時期になるとやってくるのがYearbook(イヤーブック)。日本の卒業アルバムです。
日本の卒業アルバムと異なるのは、このYearbookは全学年のためのもので、卒業生に限らず全員が手に入れられます。
そして購入制度なので、自分で欲しい冊数を買うことができます。
どうやら、Yearbookは子ども一人に一冊というのが伝統のようなので、我が家では同じYearbookを子どもそれぞれに一冊ずつ買うわけです。
内容はと言うと、卒業アルバムと同じように各クラスごとに個人のポートレイト写真(あのアメリカンスマイルな写真です)、クラスごとのいろんな写真、そしてイベントごとの写真などなど。
年間行事を通して、クラスやPTAで撮られた写真を集めて、まんべんなく子ども達の写真が残るように、特別委員会なども組織されます。クラスでは親から写真の寄付などをお願いしたり、まぁ子ども達にとってはワクワクなYearbookのようです。
ポートレイト写真は、学年が始まってすぐに”Picture Day”という日があって、そこで撮影するようです。「キンダーから2年生はこの日、3年生から5年生は次の日」というように二日くらいに分けられています。
みんなその日は、おしゃれしたり、髪をセットしたりして登校するわけです。
数日後に、写真屋さんから各家庭に申し込み用紙が送られてくるのですが、だいたい3~4ポーズの中から好きなものを選び、好きなサイズを選んで購入します。
ちなみに値段のほうはと言うと、うちの学校のYearbookは一冊20ドル。二冊目は18ドル、三冊めは15ドル・・・と安くなっていきます。兄弟割引ですね。ちなみに兄弟割引は英語で”Sibling Discount”と言われます。兄弟姉妹で習い事にサインアップするときは、”Do you have sibling discount?”と聞いたりします。
これもプライベートスクールや、学年が上がると高くなるようで、公立高校だとYearbookも100ドル近くなるのだとか・・・。相当、立派なんでしょうか。
Yearbookをもらうと、ブランクページに仲良しの友達や先生たちからメッセージを書いてもらうようです。日本でもありましたね。
メッセージは、
“Have a wonderful summer!”(素敵な夏休みを!)
だとか、
“Good luck in 2nd Grade!”(2年生になっても頑張ってね!)
なんていう内容が多いです。
シーズンを過ぎても、うちの子ども達は、このYearbookを暇なときに二人で見比べて、「誰と誰が兄弟だ」とか「この子は野球チームに入ってる」とかやってますが、まぁどこの国でもやることは同じなんですね。今となっては特に見たいとも思わない卒業アルバムですが(笑)、当時は面白いんでしょう。