ネイティブの英語習得法とは?

どうもこんにちは、Erinaです。

 

我が家には6歳の息子と4歳の娘がいますが、アメリカで生まれ育ち、アメリカで学校教育を受ける彼らにとって、英語は母国語なわけです。”Mother Tongue”なんて言いますね。

息子はキンダーガーテンに行き始めて、きちんと「英語」を学校教育として学んでくると、私がやってきた英語学習との違いがとてもはっきりと見えてきます。

「フムフム、ネイティブはそうやって英語を学ぶのか・・・・」

と、この違いがとても興味深いので、今日はその違いについて書いてみようと思います。

 

 

まずは、6歳の息子(キンダーガーテン)です。

彼は文章を書くことがとても好きなようで、宿題でも率先してWritingを選びます。

 

「今日は何したの?」なんて聞くと、その日にしたことをノートに書いて、プチジャーナル(日記)をつけたりします。

 

そこで気づいたことは、単語や文章は「耳から入っている」ということ。

 

どういうことかというと、先日、バレンタインに彼が紙に書いてくれようとしたのは、

 

“Happy Valentine’s Day, Mommy”

 

でした。

 

これは、彼が”ハッピーヴァレンタインズデー”というフレーズをどこかで聞き続けた結果、彼の頭の中に残ったわけです。

で、これが実際にはどう書かれていたかと言うと、こんな感じ・・・・

 

Happy Valtnz Day, Momy

 

おわかりでしょうか?

 

「母音」がない!!

子音ばかりの羅列です。テキストしてるみたいです。笑

英語ネイティブの子供たちはまず、「アルファベット」を学ぶわけですが、そこで各文字の音(Sound)を覚えます。これは日本で英語を勉強するときの「発音記号」みたいなものです。

“A”は口を「あ」にして「え」というみたいなのが、26文字プラスアルファあります。これを文章で書くのは大変なので省略しますが、英語で“Phonics”(フォニックス)というやつです。

 

youtubeで可愛いビデオを見つけたので貼ってみます。

 

で、このsoundを使って、耳から得た情報(ハッピーヴァレンタインズデー)を元に、単語をguess(推測)するわけです。

それぞれのsound+聞こえた単語→スペルをguess

って感じでしょうか?

  • ヴァ → Va
  • レ→ l
  • ン → ?
  • タ → t
  • イン → n
  • ズ → z
  • デ → d

なので、Valentine’sがValtnzになります。

 

母音がないのは、子音のsoundのほうが聞き取りやすいからだと思います。

こんな感じでスペルをguessする息子の文章は、見ているととても興味深いです。

 

skoo → school(最後のLは聞き取れていない)

aeplan → airplane(エアは”ae”になるらしい)

wot → want(そのまま・・・)

chrafik gord → traffic guard(Tは「ト」ではなくて、口をすぼめる「チュ」に近いので、CHになってます)

 

超カワイイ!!とついキュンとしてしまって、間違いを直せないのは私が親バカだからです。

でもこの間違いは、「飛行機はAirplane」と完璧なスペルを覚えさせられる外国語習得者の私たちにとっては、なかなか無い間違いですよね。

 

逆に。

外国語としての英語習得者である私たちがおかすような間違い。それは「文法」。

ネイティブはこれは間違えません。

 

たとえば、

 

I went to zoo.

 

という文章があります。

これを、外国語習得者なら、

 

I went zoo.

 

という間違いをしそうです。前置詞って難しいですよね。

ネイティブ習得者は“went + to + (場所)”というのは完全にコンビネーションになっていると覚えるので、wentが一人歩きすることはないのです。

また、

 

“I went there.”

 

も、スペルがどうであれ、「アイウェントゼアー」(カタカナで失礼・・・)という音で覚えるので、

 

“I went to there.”

 

にはなりません。面白いですね~。

 

 

次はうちの4歳の娘のケース。彼女は、上にお兄ちゃんがいたせいか、色々と早く習得しました。言葉も早いし、口も達者です。

しかし、しゃべるようになってからこれまでずっと、

 

知識<言葉

 

という感じなので、ルールはめちゃくちゃ。そんな彼女から出てくる英語は、クリエイティブ以外の何者でもありません。

 

彼女のミステイク(というか創作)の例は

  • comed → came
  • worser → worse / much worse
  • worsest → very very very bad

う~ん、言いたいことはわかる!そしてとても自由!

 

 

comedは日本でも中学生がやってしまいそうですね。

私もいまだに、come-came-comeなのに、なぜwelcome→welcomedになるのか不思議です。

 

 

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