カリフォルニアで中高教師になる (1) 教職課程にアプライ

こんにちは、Erinaです。

 

今日は、ここカリフォルニア州で公立中学・高校教師になる方法を紹介したいと思います。

かなり限定的ですが、教員免許 (Teaching credential) のステップやガイドラインは州ごとによってものすごく異なり、細分化されています。教員免許試験というものも州によって媒体が異なったり、同じでも合格基準が異なったりするので、必ず希望する州の情報を参考にしてください。

 

ただ今日は、アメリカで高校教師になる上で、ざっくりとどんなものが必要なの?というところでカリフォルニア州を例にとって書いてみたいと思います。

 

今回取り上げた教職課程は、私が行った San Diego State University (SDSU) のものを参考にしています。課程中の内容は、学校によっても異なりますので、アプライ先の情報を参考にしてください。

 

まず、カリフォルニアの教員免許は、小学校か、または中学高校かの2種類に分かれています。

 

小学校で教える場合は Multiple Subject(複数科目)

中高で教える場合は Single Subject(単一科目)で、教えたい科目を選びます。

私の場合はこの “Single subject in math” になり、この記事ではこのSingle Subjectの教員免許を対象とします。

 

これからリストアップするものは、教職課程に入るための必要条件です。

前述した通り、母校SDSUの入学条件を参考にしています。

準備に時間がかかりそうなものから順番にリストアップします。

 

  1. Bachelor’s Degree

教職課程に入るためには、学士号が必要です。つまり、大学卒業前に教員免許を取ることはできません。

これは小中高のどこで教えるかに関わらず必要な条件です。

専攻は教えたい科目と直結していなくてもオーケー。

数学を教えたいからと言って、数学専攻じゃなくても良いし、実際に教職課程で会った人の中には、哲学専攻とか法学専攻の人もいました。

 

  1. GPA requirement

過去の60単位(クオーターなら90単位)でGPA 2.75以上

 

  1. Prerequisite courses

基礎的な教育学の受講が必要です。

学士号を教育学で取った人は、含まれている場合もあるので免除の可能性も。これらの授業は他の大学やプログラムでもオーケーで、私は UCSD Extensionで対応する授業をとりました。

  • ED 451 “Introduction to Multicultural Education” (多文化教育入門)
  • TE 280, “Health Education for Teachers”(保健教育)
  • SPED 450, “Classroom Adaptations for Special Populations” or CFD 590, “Children with Special Needs”(特別支援教育の理解)

小学校の免許の場合はこちらも必要だそうです。

  • MATH 210, “Structure and Concepts of Elementary Mathematics”(初等数学概念)

 

  1. Early Field Experience

アメリカ公立中高の一般教育クラスがどんなものかを知るために、過去7年以内に授業観察をする必要があります。代行教員としての時間でも可能で、トータル45時間の授業観察をすること。

私は知り合いが勤める高校の数学教師達に繋げてもらい、「来ても良いよ!」と承諾してくれた教師達の授業観察に行きました。

 

  1. Basic Skills Requirement

California Basic Educational Skills Test (CBEST) は、言わば TOEFL, GREのようなスタンダードテストで、Reading/Writing/Math の3セクション全てでパスしなければなりません。

一度で3セクション全ての受験もできるし、1セクションだけ受けることもできます。

CBESTの説明と練習問題はこちらで見つけられます

 

 

  1. Subject Matter Competency

California Subject Examinations for Teachers (CSET) は教えたい科目別のテストで、これがいわゆる科目適正度を測るものさしになります。

前述した通り、学士号と教えたい科目はマッチしてなくても良いとは言いましたが、やはりその科目のそれなりの理解は必要で、それを測るための試験がこれです。

各科目の中で “Subtest”に細かく分かれていて、数学は

  • Subtest 1: Algebra & Number Theory
  • Subtest 2: Geometry & Probability/Statistics
  • Subtest 3: Calculus & Math history

の3つ。

Subtest 1, 2 だけでも教員免許取得は可能ですが、3をパスしないと高校で微積分以上のクラスを教えることはできません。

 

他のCSETの情報はこちらで調べられます。練習問題もあります。

このテストは科目によっては大学在学中のクラスによって免除が可能ですが、かなり複雑なシステムなので早めに大学に相談することが必要です。

 

その他の細々とした書類関係

  1. Transcript – 成績証明書
  2. Personal narrative – 志望動機書
  3. Two letters of recommendation – 推薦状2通
  4. Video – 2分間の自己紹介ビデオ
  5. Documentation for student teaching – 大学で受講した関連授業をリストアップ
  6. Application fee – 2021年時点は$25
  7. Emergency substitute teaching permit – 州が発行する代行許可書
  8. Negative TB test results

 

たくさんあるなぁ…

 

というわけで、これらのアイテムをせっせと集めて提出。

 

こういう面倒臭い細かい雑務を乗り切るのも教員の役目かと思うと、ここで第一関門をくぐれるかどうかがわかる気がしますね。

 

次回は教職課程の様子をまとめてみます。

 

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