結婚とお金

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こんにちは、Erinaです。

 

今日は、結婚とお金について、ちょっと考えてみたいと思います。

この二つって切っても切れない関係で、考えたくない!なんて目をそらしたくなることが多々ありますよね。

 

この記事でも書きましたが、アメリカ人男性と結婚する上で、「ここが日本とは違う!」と強く感じるものに金銭感覚があります。結婚したいと思って数年付き合ってきたアメリカ人彼の貯金(Savings Account)の残高を見て、愕然とした・・・という人はけっこういるはずです。

加えて、最近の日本では「結婚するにはこれくらいのお金が必要」とか「貯金がないから結婚できない」なんて声を聞きますが、これってどうなんでしょうか?

 

 

お金がハードルになって、大好きな彼との結婚に踏み切れないとか、お金のことを考えるといつも夫婦喧嘩になってしまうという方。

お金と結婚のことを考えるときに、うちの旦那が付き合い当初に言った言葉を紹介します。

 

「アメリカでの離婚理由第2位は『お金』なんだよ。」

 

彼がどこからこのデータを持ってきたかはわかりませんが、お金が原因で終わってしまう結婚というのは、とても頻発しているということ。つまり、お金で悩む夫婦は世の中にはたくさんいるよ、ということです。

 

 

ではそれを踏まえて、私のとても極端な個人的意見を結論から言うと、

 

「結婚するために貯金はいらない」

 

たとえば、結婚式費用が自分たち持ちとか、ベビーが生まれるけど保険がないとか、結婚と同時に新居購入とか、豪勢な新婚旅行に行くとかなら別ですが、そもそも結婚ってあなたにとってなんですか?

 

「二人の人間の共同生活」

 

ですよね。

 

この「共同生活」という言葉には「お金」というものも含まれていて、二人で一緒に運営していくもの、という意味です。

そこで、愛する人と、これから何十年も暮らしていくのに、特別なお金が必要でしょうか?

 

いや、突然の出費や緊急時のために・・・。

 

それはもちろん必要かもしれませんが、明日から二人で一緒に暮らすために、今、必要なお金か?と聞かれると、たぶん「ノー」です。

私は昨今の「貯金がないと結婚できない」という価値観は、日本人の結婚離れを加速するだけでなく、好きな人と家族を持つことの意味を根っこから破壊してしまうようでとても怖いのです。

 

たとえば、どちらかのアパートを引き払って一つの場所で生活する、車はお互いに持っている、生活費は二人で分け合う。どれも今までにかかってきた出費であり、結婚したからと言って急に発生するものではありません。

未来の夫婦として結婚するためにやるべきことは、二人の収入と出費を紙に書き出し、どれくらいのお金を毎月やりくりしていくかをお互いが理解すること。

そこで足りないなら、バイトを増やすとか、転職を考えるという選択肢が生まれるのであり、貯金が結婚するためのハードルだと思ってしまうと、その結婚生活には常にお金の問題がついてまわります。

 

$10,000あったら、$20,000ないとダメ・・・

$20,000あったら、$30,000ないとダメ・・・

 

常に「お金が足りない」と思いながらの夫婦生活って、どうでしょうか?

 

お互いに、すごく嫌なプレッシャーじゃないでしょうか。

 

 

なので、「結婚と貯金は分けて考えること」。

 

これ鉄則。

 

最初に書いたうちの旦那の言葉(お金はアメリカの離婚理由第2位)は、「だから、(たかだか)お金の問題で、僕らの夫婦関係を悪くしないようにしようね」というメッセージの前振りだったのです。

 

 

 

じゃあ、貯金はどうするの?愛だけじゃ生きていけない!という方。

 

貯金する目的を、夫婦で話し合って、同意して、ゴールを作ります。

 

たとえば、新しい家を買いたい。

子供が生まれて、もう一部屋ある家を買いたい。

ちょっと手狭になってきたから、広い家を買いたい。

なんて、結婚にはつきものです。

 

そこで「家を買いたいから貯金しよう」と漠然としたゴールを持つのではなく、二人で具体的に話し合います。

 

たとえば・・・

 

今の二人の収入だと、払えるローンはこれくらい

じゃあこれくらいの値段の家を探そう

そのためのダウンペイメントはこれくらい必要

じゃあ家を買う1年後までにその額を貯金しよう

 

 

と貯金額と時間枠を設定するわけです。

 

たとえば、一年で$10,000貯めるとしたら、$10,000÷12ヶ月ですから、毎月$850を貯金すると決めます。

 

そこで

 

A. でもちょっとそれは難しいから、代わりに月$500にして、時間を一年半にしよう。

 

または

 

B. じゃあ2人で折半して、毎月$425ずつ貯金しようね。

 

なんて決めるのが夫婦のお金のやりくりだと思うのです。これが“Financial Planning”ですね。

 

 

(特に女性に多いのですが)お金のことを考えるのが苦手、それもアメリカだし・・・と夫婦のお金のことを旦那さん任せにしているケースがあります。こうなると、家族のSavingsにどれだけお金があって、何を目的に使えるお金なのかがわからなくなる。

 

結果、

 

旦那さんに聞いても「ユーはお金のことは心配しなくて良い」しか言わない

自分にはお金の自由がない

金銭的DV

 

につながることも。

 

たとえ一家の大黒柱が旦那さんだとしても、夫婦として、残高と月々の収支をきちんと理解し、家族のお金の使い道には50-50の権限がないと、やはりフェアな夫婦関係とは言えません。

ジョイント・アカウントにするのか、夫婦別アカウント二つにするのか、光熱費は誰が払うのか、それとも全て折半か・・・・。

夫婦によってスタイルは全く違ってくるだろうし、それは個人の性格やお金の使い方も影響してきます。

 

お金において大事なのは、お互いが納得し、その通りに運営できること。

 

私たち夫婦も、お金については試行錯誤しました。

うちは夫婦別アカウント二つで、それぞれが決められた請求書の支払いをします。

家族の貯金アカウントは私が監視し、二人で使い道を考えます。そしてそれで使ってしまったら、またゼロからのスタートになるわけです。

このスタイルは10年かけて確立され、お互いに「まぁ今はとりあえずこれで良いよね」と思えるものになりました。

 

私は旦那と、お金というセンシティブなトピックについて話し合えて、納得できたとき、「うちは良い夫婦だな」と思えます。それは、お互いに感情的にならず、お金を客観的に見て、自分たちの状況を冷静に判断できるという証拠だからです。

 

 

最初はなかなか話しにくい話題だけれど、「結婚生活」という現実をともに過ごす上で、避けられない部分のお金。

まずは、“Can we talk about money?”と切り出してみましょう。

「私も夫婦のお金について理解したいから、教えてくれる?」という気持ちで。

 

特に男性は、妻にお金の心配をさせたくない人が多く、お金のことを聞かれたら「なんでそんなこと聞くの?!」と攻撃的になる人もいます。

ここで、「心配しているわけじゃないの。私もアメリカという外国で、自分をきちんと教育したいだけ。」ということをはっきりとさせましょう。

そこに、自分もいつかは働いて自立し、家庭にエクストラインカムを入れる意図があるとか、旦那さんをヘルプしたい、という気持ちがあれば、それは夫婦として良いコミュニケーションにつながると思います。

 

Good Luck!

 

 

 

 

 

 

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About Erina

こんにちは、Erinaです。 日本で一浪した後、2002年に留学生として渡米しました。ESLとコミュニティカレッジを経て、4年制大学に編入。高校時代は大嫌いだった数学が大学で大好きになり、応用数学専攻で卒業。金融アナリストインターン、IT企業でデータアナリスト、銀行で不動産アナリストを経て、現在、キャリアチェンジの真っ最中。アメリカの高校で数学教師になるために、2016年夏に脱サラ。久しぶりの勉強と主婦業に専念しています。二人の小学生のママです。趣味は読書・ヨガ・テニス・ゴルフ・DIY・庭仕事で、最近の一番の楽しみは子育てです。 アメリカに住む日本人女性を応援したくてこのブログを始めました。

4 Responses to “結婚とお金”

  1. avatar

    さりな

    すごくタイムリーな記事ありがとうございます。
    最近まさにパートナーとお金の話をする機会が多々あり,自分の金銭感覚とは違う人ながらも話す機会を持つことで,色々と工夫して二人でお金を貯めています。
    まさにえりなさんが言ったように具体的な数字,計画,目的を二人が共有することで貯金てすごく(大変だけど)楽しいものになっていくと思ってます。
    でも日本人みたいに,”何かあったときのために”ってアメリカ人は”貯金”する人少ないですよね(笑)

  2. avatar

    河村和美

    結婚って 2人で株式会社を設立するようなもので (子供が生まれるとのれん分けする子会社)長い結婚生活の中で「お金」の話はとても重要な事だと思います。社長と経理のコミュニケーションができていないと 使途不明金の問題が起こりますし 社長だけのワンマン経営だと 会社が倒産に追い込まれることもある。日本のように、奥さんが金銭も だんなの私物の断捨離も 実権も握ることができる日本と違う 異文化との結婚は、お互いの精神的自立がさらに求められているように 経験上感じますね。クレジットカードの国なので貯金をする習慣が育たなかったのかもしれませんね。渡米当時は驚きましたが、今を、人生を、楽しんでいるという視点では、日本にいた当時より矯正されて(笑)だいぶ緩い感じになった自分自身のことをけっこう気に入っています。

  3. avatar

    Erina

    さりなさん、こんにちは!コメントありがとうございます。
    お2人でお金の話をされていたところなんですね~!素晴らしい。

    そうそう、2人でやっている貯金って、楽しいんですよね。
    毎月、「どれくらい貯まった?」とか「もう少しだなぁ」とかそういう努力を共有できる。2人のため、家族のためだから、出費を我慢するのも苦にならないというか。
    そういう楽しさを発見できたさりなさんは、素晴らしいですよ!

    日本的な「何かあったときのため」って私も旦那に言ったことがあって、”When something happened”って言ったら、”What is something?”って聞かれました。笑
    で、「日本で何かあって帰らなきゃいけないときとか・・・」って言ったら、「じゃあチケット代を貯金しようよ」となり、きちんと目的別の貯金ができるんですよね。
    そういう緊急のケースも、何が起こりうるから、何が必要か?って考えると、きちんとしたリスクマネジメントになって、対応も冷静に出来るんですよ。って話がそれました・・・。

  4. avatar

    Erina

    和美さん、コメントありがとうございます。
    そうそう、結婚・家族ってまさに会社経営ですよね。
    定期的に株主総会(=家族会議)を開いて、「今日の議題はこれです」ってきちんと決めて、それについて話し合う。来年度の予算と経営計画について話し合う。
    そういうことを建設的にやっていくと、日々の中の「え~、それ聞いてない」や「言えないで悶々」がだいぶ減ると思います。
    あ、良いなぁ、ビジネス的に見る夫婦のコミュニケーション・・・考えてみよう。笑
    でもそうか。日本って妻の独裁経営が多いんでしょうか。

    私も仕事上、色々なパートナーシップの形を見ていますが、成功しているパートナーシップは、まさにお互いの精神的自立が絶対にあることが前提です。お互いがそれぞれのキャラクターをリスペクトし、補い合おうという気持ちがないと、やはりうまくいかないでしょうね。

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