SMAP解散に見るExit Strategyの重要性

こんにちは、Erinaです。

 

ちょっとビジネスっぽい話を書いてみます。

 

先日、Yahoo! Japanのニュースを職場で読んで、ビックリして「ウッソー!」と声が出そうになりました。

 

そこには

 

「SMAP解散」

 

の文字が。

 

「これってドッキリとかじゃないの?」と思ってしまった自分もいたくらいです。

 

14年前に日本を離れた私は、日本の芸能時計がそこで止まっており、最近のジャニーズ事情がさっぱりわかりません。なので、「ジャニーズ=SMAP」です。(特にファンではありませんが)

考えてみれば、40代に突入した彼らですから、そろそろフツーの男性が望む人生を過ごさせてあげても良いんじゃないかな~なんて思うのですけど。

 

どうやら、ここしばらくの間、様々な人間関係がこじれていたようですね。

まぁこれだけ長い間続いたんだから、個人的な変化や成長もあるんだろうし、何事も同じではいられませんもんね。

 

 

だけど、そこですんなり「円満解散」じゃないところが気になります。

 

 

しばらく前、私のビジネスメンターでもあるホストファザーのジャックが、ビジネスにおいて大事なことをいくつか教えてくれたのですが、今回、SMAP解散ニュースを聞いて、その中の一つを思い出しました。

 

それは、

 

「Exit Strategy(エグジットストラテジー)の大切さ」

 

Exit strategyとは、脱退・離脱・解散・終了など、何かが幕を下ろすときに必要な戦略。日本語ではそのまま「出口戦略」なんて言われるみたいです。

特にビジネスでは、赤字分野からの撤退だとか、投資物件の売却だとか、「終わり」というステージがやってくるものです。

このステージで、どれだけ優れたストラテジーがあるかどうかで、ビジネスの運命は決まる、というのです。

 

「ビジネスで大事なことは、Exit Strategyだよ。全体のほとんどがこれの出来によると言っても過言じゃない。」

 

特にビジネスはそうですが、「新しいスタート」というのは希望に満ちていて、誰にとってもハッピーなもの。Exitというのはその逆にあたるものですから、ネガティブな印象があってなかなか視界に入れたくないというのが人間の本性です。

しかしそうではなく、この見たくないステージをあえて見る、ということができるかどうかが、Successfulなビジネスにつながるよ、というのがジャックの言葉でした。

 

 

日本語でも、「終わりよければ全て良し」という言葉がありますが、確かに中身がダラダラでも、終わりがびしっと決まれば、ある程度の格好がつくというか、形になるということも多いですし、逆に、良い中身だったとしても、今回のSMAPのように最後が悲惨だと、やっぱりかわいそうです。「これまでの時間は何だったの?!」なんて思ってしまいます。

いかに華麗に、そしてスマートに去るか、というのはやはりその人の本質や能力が見えるところであり、まさに「立つ鳥、あとを濁さず」ができるかどうかが問われるところです。

 

 

 

人間誰でもそうですが、「今いるところ」が心地よくなると、それが赤字を生んでいたとしても、変化を起こす気になれません。小さな赤字は膿(ウミ)になり、「大怪我」ではなくてもその慢性的な痛みに慣れてしまうのが人間です。

 

そういうこと、ありませんか?

 

家族・恋人・友人・金銭・仕事・・・・。

 

「このままじゃだめなんだけどなぁ・・・」と思いつつも、それを劇的に変えるような行動を起こすことはしない。

 

そんな時に必要なのが、このExit Strategyかもしれません。

かと言って、なんでもかんでも、「このままじゃだめだ!よし、止めよう!」と突拍子もなくやめるわけにはいきませんから、やはりそこには何かしらの戦略や計画が必要になります。(「突拍子もなくやめる」は英語で”drop”ですね。”She just dropped the project.”だと、「彼女は(前触れもなく)あのプロジェクトを中止したわよ。」)

 

たとえば、

 

  • いつやめるのか→期限を決める(今年の6月まで、あと一ヶ月)
  • 何をきっかけにやめるのか→条件を決める(収入が上がらなかったら、お客が増えなかったら)
  • やめるのをいつ、誰に報告するのか
  • やめた後に何をするのか
  • やめた後に残るものは何か
  • 残ったものの処理に責任は生まれるか
  • 残された人はヘルプが必要か
  • どこまで後処理を手伝うのか

 

・・・なんて、シチュエーションによって色々と出てきそうです。

 

たとえば、私が新卒で就職したとき、仕事の内容はさっぱり予測できなかったのですが、こんなExit Strategyが自分の中にありました。

それは「どんな仕事であれ、少なくとも3年は働く」というもの。つまりこれを言い換えてみれば、「3年したら辞めても良い」という条件を自分に課したわけです。

実際、これが励みになり、1年で辞めたいと思えたところを働き通し、3年が経った時、「育児休暇のために仕事を辞めよう」と思えたのです。

私は基本的にAttachment(執着)の少ない性格ですが(これはこれで良くないこともある)、逆に、ぬるま湯につかりがちな性格な人は、こういう期間設定をすることで、次への行動を起こすことができるかもしれません。

 

私の現在の仕事でも、Exit Strategyを持って不動産投資しているパートナーシップと、そうでないパートナーシップの違いを目にします。

持ってないパートナーシップはたいてい、「悲惨」の一言に尽きます。

これまで大親友だったにも関わらず、最後の最後で泥沼な関係になってしまったり、体を壊してしまったり・・・というエピソードを聞くたびに、「親友や家族とビジネスは絶対にしない」と自分に言い聞かせるようになりました。笑

 

 

問題解決が大好きなアメリカでは、「慢性的な痛み」というものをすごく毛嫌いします。

 

万年赤字のビジネスだったり、精神的な痛みだったり、肉体的な痛みだったりと様々ですが、継続的な痛みというものは、きちんと手当てしてあげるべきだ、というのがアメリカの考え方です。

たとえば、何か予測できないことが起こってその月だけ大赤字と言うなら、「仕方ないね、なんとか立て直そう」となりますが、慢性的な赤字に介入なし、というのは大問題なのです。

 

そんなわけで、アメリカ人がExit Strategyへの意識が高いのもわかるし、「きちんとケリをつけましょうね」という意味で、この国が離婚大国、訴訟大国なのも納得できるわけです。

 

 

まぁ私が思うに、苦痛しか与えられない時間を過ごすくらいなら、お互いに別々の未来を見て、そのためにきちんと準備をして、「楽しかったね、ありがとう」と円満に別れるほうが良いなぁと思うのです。

ジャニーズの後輩たちも、国民的スターである先輩の姿を見て、将来の自分のためにExit Strategyを持っておく必要があるかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

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