ベストフレンドはどこにいる?

こんにちは、Erinaです。

 

アメリカに移住してくると、多くの人が一から築き上げるものの一つに「人間関係」があります。家族で渡米、単身で渡米、と色々とありますが、やはり家族の外での人間関係を作りたい、と思うことはごく自然のことでしょう。

 

 

私がアメリカにやってきたのはピチピチの19歳のとき。

 

学生で単身でしたから、「出会い」はとてもたくさんありました。学校に行けばクラスメート、テニスに行けばチームメイト、ホストファミリーではルームメイトなど、似た環境を持った人たちがいたわけです。

 

しかし、私はあることに気づきました。

 

「アメリカ(にいる)人ってけっこうドライだ!」

 

同じクラスになって、一緒に何度か勉強しても、学期が終わればそれでバイバイ。メジャーが同じで、何クラスも一緒にとらない限り、それっきりなのです。

 

もちろん、それから「コーヒーでも飲もうよ」とか「週末に遊ぼうよ」と言えば良いのですが、そこまでもしない受け身な自分。

 

「なんでも話せる親友が欲しい」

 

と思うようになりました。

 

 

当時の自分のステレオタイプでは、「親友=同年代の女の子」でしたが、そういう子達と友達になる方法なんてさっぱりわからず。

ある日、ホストマザーにこんな相談をしました。

 

「同年代のアメリカ人の女の子と友達になりたい!」

 

そういうと、ホストマザーのフランシーは、ちょっと困った顔をしました。今思うと、かなり的外れな希望だったと思います。

 

と言うのも、現在の私が「親友」と呼べる人たちは、この「同年代のアメリカ人の女の子」というプロファイルからものすご~くかけ離れているからです。

 

 

<コミカレ時代>

その直後に仲良くなった人たちは、コミカレのテニスチームでできた友達3人でした。12年前のことです。

 

一人は6~7歳くらい上のブライアン。彼はゲイのメキシカン・アメリカン。ヒルクレストのイタリアンレストランで働くウェイター。

一人は10歳上のキャロル。彼女はレズビアンのフィリピーナ・アメリカン。シングルママの元海軍ナース。

もう一人は同い年くらいのレン。彼はストレートのカンボジア人移民。6人兄弟の長男で、チャイニーズレストランで皿洗い。

 

(3人とも、実際の年齢はわからないので、私の推測です。笑)

この4人で、テニスの練習後にご飯を食べに行ったり、ビーチに行ったりしました。サンディエゴのおいしいローカルフードも教えてもらいました。ゲイ・レズビアン・ストレートの男女、年齢もバラバラ、仕事もバラバラ、出身地もバラバラな私たちでしたが、とても気が合い、楽しい時間を過ごしたのです。

 

しかし、その年の夏の終わり、面倒見の良かったキャロルがNYの実家に帰ることになり、この友情もそれっきりになりました。

 

 

<4年制大学時代>

私はまたも孤独に4年制大学へ編入。

このあたりで今の旦那と付き合い始め、彼と過ごす時間が増えてくると、「他に友達はいなくても良いや」くらいに思い始めました。大学での勉強も忙しくなり、はっきり言って友達作りどころじゃなくなっていたのです。

 

大学も3年次になると、一般教養もなくなり、メジャーが同じ人ばかりの授業になるので、顔見知りが増えます。そこで出会ったのが、同じ専攻のソニー。インド人の女の子でした。

彼女のオープンな性格から、アメリカで生まれ育った同い年の子かと思っていたのですが、実際は私より7歳年上の移民でした。一緒に勉強をしたソニーは、今でも関係が続いている貴重な友達です。たぶん一年に一度か二度くらいしか会いませんが、Facebookやメールなどで近況報告しています。うちの息子が生まれたときも、一番に会いに来てくれたのは彼女で、姪っ子や甥っ子の多い彼女に、新生児の小さな爪の切り方を教えてもらいました。

 

 

<就職>

大学を卒業すると、ますます友達作りの機会は減り、家→仕事→家の往復で深まる関係と言えば、とにかく家族。当時、日本人コミュニティに出入りしていなかった私は、日本人の知り合いは皆無でした。

職場では、同僚たちとおしゃべりしたり、家族の話をしたりするものの、仕事時間外に彼ら・彼女らと会うことはほとんどありません。仕事とプライベートのボーダーラインが、はっきりと引かれているアメリカ文化では、仕事が終わったら、家に直帰する人が多いからです。特に今の職場では同年代の人も少なく、家庭を持っている人ばかりなので、その傾向は顕著です。

 

 

<ママ友>

子供たちが大きくなってできる「ママ友」。これは、場合によるなぁと感じます。

ママ友というものは、結局、子供たちのママ同士であり、私個人の友達ではないな、と感じることのほうが多く、特に非日本人のママ友にそう思います。子供の学校が変わったら、それまで、というケースが多いです。

 

娘と仲良しのMちゃんのママとは珍しく気が合い、おそらくフルタイムで仕事をしているワーキングママという点でも、共通している価値観が多いです。家も近いので、子供たちを遊ばせながら一緒にビールを飲める仲。旦那同士も気が合うようで、家族単位のお付き合いになりました。

 

 

<ホストマザー>

そして、ホストマザーのフランシー。アメリカで一番付き合いの長い彼女は、今年で御年70歳のレディ。旦那と並んで「親友」と呼べる人です。

 

 

 

このように、私が13年間のアメリカ生活で築いた人間関係は、渡米当初に思い描いていたそれとは全くもって異なっています。「同年代のアメリカ人の女の子」という自分の中の「ガールフレンド像」はことごとく打ち砕かれたわけです。

 

<家族>

そんな中で、一緒に過ごす時間が長いのは何より家族。

旦那は私にとって、パートナーであり、親友です。

彼は私の親よりも年上の、年の差夫婦なのですが、色々な違いを乗り越え、今年で結婚10年になります。日常生活だけでなく、新しいことを一緒に体験したり、楽しめるのは、ベストフレンドとしての要素もお互いの中にあるからだなと思えるのです。

 

また、英語で自分の子どもを”Buddy”とか”My friend”と呼びますが、これも自分の子どもを一人の友達、一個人として扱っている文化が背景にあると思います。

私が子供と時間を過ごすときは、「親が何かしてあげる」のではなくて、「一緒に遊ぼう!」「一緒に楽しもう!」=「だからあなたもやることを考えて」という姿勢でいます。そうすると、子供との時間がとっても楽しいのです。

 

 

 

ここアメリカでは、年齢やバックグラウンドをベースに人間関係を築く習慣がないので、とても多様な人間関係を築くことができます。個人としての礼儀(respect)を持っている限り、どこの誰とでも親友になれる可能性があると私は思うのです。

そしてそれには、「あなたと仲良くなりたいです!」という意思表示が必須であり、こちらもオープンになったり、受け入れる姿勢が必要です。

「友達になる」は英語で”make a friend”ですから、自分でmakeするものなんですね。

 

渡米当初、ある日本人留学生が教えてくれました。

「日本人はタマゴ、アメリカ人は桃なんだって。タマゴは殻が硬くて、中は柔らかいでしょ。つまり最初は冷たいけど、仲良くなるとすごく優しい。でもアメリカ人は逆で、最初はフレンドリーだけどコアがすごく硬い。」

なるほど~、と思いました。

 

どうでしょうか?

未来のベストフレンドは、意外なところにいるかもしれませんよ。

 

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“ベストフレンドはどこにいる?” への2件の返信

  1. 初めまして。始めてコメントします。
    海外で友達作り大変ですよね。私は最近主人の仕事の都合で移住しましたが、数ヶ月経っても友達おらず、お恥ずかしい話引きこもった生活をしています。英語も苦手で。。。
    これじゃ、ダメですよね…
    「日本人は卵で、アメリカ人は桃」と言うのは納得しました。まさにそうですね。
    積極的にに友達作りができる日が来るかな〜
    こちらで住むからには、ベストフレンドを見つけたいです!

  2. Ritaさん、初めまして!コメントありがとうございます。
    まだまだ数ヶ月、全然大丈夫ですよ。まだ生活に慣れるのでやっとです。
    焦らずに行きましょ~♪

    最初から新しい不慣れなことにチャレンジするより、日本でもやってた趣味とか、もともと興味のあったことなどから入っていくと、入りやすいかも。ネットで事前にとにかくリサーチして、「ウェブサイトに書いてあった」とか「ここに載ってた」と携帯で見せたりすると、英語でのコミュニケーションも省けます。笑

    少しずつ、少しずつ、無理せずに行きましょう!

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