世界に一つのサンドイッチ
アメリカには、とてもたくさんのサンドイッチがあります。
シンプルかつ、簡単に手に入るこのサンドイッチですが、実はけっこうオーダーをするのにためらうことがありました。というのも、サンドイッチって、Subwayなどでもそうですが、オーダーするのに「いちいち会話しなくちゃいけない」んですよね。
これ、不慣れな英語でやるには勇気が必要だったんですが、みなさんはどうでしょうか?
今日は、そんな私の気持ちを理解してくれる方たちのために、アメリカのサンドイッチについての記事を書いてみることにします。
まず、サンドイッチは大きく二つに分かれます。と、勝手に決めます。
- cold sandwich
- hot sandwich、またはgrilled sandwich
これはそのまま、冷たいサンドイッチと温かいサンドイッチです。違いは、オーブンで一瞬だけグリルしているかどうか。
パニーニや、アメリカの定番ランチgrilled cheese sandwichなどもホットのグループに入ります。
コールドのほうはシャキシャキレタスやトマトなど、冷たい野菜がピッタリですね。
そんなことを念頭に置いて、サンドイッチ屋さんに入りましょう。
1. まずは、メインの中身を選びます。
- Black Forest Ham
- Turkey
- BLT (Bacon Lettuce Tomato)
- Chicken
- Roast Beef
- Pastrami(パストラミ)
- Italian Salami(イタリアンサラミ)
などが定番でしょうか。
場所によってはベジタリアンや、特別メニューなどもあると思います。
2. 次はパンを選びます。
アメリカはパンの種類が豊富で、私はいつもこのサンドイッチにはこのパン、と考えるのが楽しみなんですが、アメリカの食パンは日本人には不評なのでしょうか。確かに日本のようなもっちりな上にふんわりした食感にはなかなか出会えないのは事実。
サンドイッチに使われるパンの種類は
- white(白い食パン)
- wheat(全粒粉のパン)
- sour dough(サワードウと呼ばれるちょっと酸っぱめのもっちりパン)
- potato(ジャガイモベースのやさしめなパン)
- rye(ライ麦のパン)
などでしょうか。
上のメインを選んで、”I will have roast beef on sour dough.”と言いますね。
サンドイッチを売りにしている場合、やはりパンにチカラを入れている店がほとんど。「うちはこんなパンを使っています!」という名物パンもあります。
私は当初、サワードウに抵抗があったのですが、慣れてくるとその味とサンドイッチとの相性に惚れ惚れしてしまい、今ではサワードウが大好きです。サワードウがボウルになって、クラムチャウダーを入れるサンフランシスコ名物もありますね。
3. お次はチーズ。
これもたくさんありますね~悩みますね~。
- Swiss(白くて穴が開いたチーズ。薄味)
- chedder(黄色いチーズ。ドライな感じでしっかり味)
- white chedder(上の白いチーズ)
- American(”singles”として売っている定番チーズ。チーズバーガーもほとんどこれ)
- Provolone(白いまろやかチーズ)
- Muenster(上に似た感じ)
- pepper jack(白い。ペッパーのおかげでちょっと辛い)
という感じでしょうか。
チーズの好みは人によってかなりはっきりしていて、「今日はこっちかな~」とあまりコロコロと変えない気がします。私はProvolone, Muensterあたりが好きですね。旦那はchedderオンリー。
4. 次は野菜。
特に嫌いな食べ物がない場合は、”Everything.” と言うのが一番簡単。「全部」のスタンダードは、レタス・トマト・玉ねぎでしょうか。
アメリカ人は生の玉ねぎが嫌いな人が多い(らしい)ので、”No onion, please.”と言うと、”Ok.”と返ってきます。それでも入ってることもあるんだけど。それがアメリカ。笑
Subwayみたいに自分で見える場所もある場合は、大声で「これはいらない」とお願いしましょう。
Subwayの野菜にはこんなものがあるそうです。
- lettuce
- tomato
- spinach
- olives
- red onion
- cucumber
- green bell pepper
- pickles
- jalapenos
- banana pepper(通称ペパチーニ)
ハラペーニョとペパチーニは辛くなるので、私は抜きます。”Everything except jalapenos and peppacini, please.”と言います。
カリフォルニアではこれにアボカドを入れる場所も多いのではないでしょうか?アボカド入りサンドイッチもおいしいですね。
5. 最後に味付け。
スタンダードな味付けはマヨネーズ&マスタードですね。
マヨネーズは”Light”を選べる場合も。
マスタードは、
- yellow(ホットドッグに使う黄色いやつ)
- brown(粒粒が入っている茶色いやつ)
が選べます。
マスタードが不要なら、”No mustard, please.”
ちょっとおおめがよければ、””Extra mustard, please.”
どうでしょうか?
これで、世界に二つとない、あなただけのサンドイッチの出来上がりです。
もちろん、人間の作るものなので、ちょっとトマトが少ないな~とか、味が濃いな~なんてこともあるんですが、それも愛嬌。
いちいちオーダーするのは面倒くさい、と思います?
それとも、自分仕様、バンザ~イ!という感じでしょうか?
このシステムに慣れてしまうと、選べないメニューがちょっと堅苦しいな・・・なんて私は思っちゃったりするんですが、みなさんはサンドイッチ、好きですか?
あ~、おなかが空いてきた。今日のランチは何にしようかな♪