アメリカの学校の避難訓練

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こんにちは、Erinaです。

 

アメリカの学校でも、日本のような避難訓練があります。

いくつか種類があるのですが、総合的な呼び方は “Emergency drill” で、ドリルは日本の算数ドリルで使われるような「練習」という意味ですね。

 

このドリルは種類はいくつか分かれていて、

  • 地震
  • 火災
  • ロックダウン

というのが典型です。

 

地震と火災は日本でもおなじみかと思いますが、やはりアメリカらしいのは「ロックダウンドリル」でしょうか。

今日はこれらについて書いてみます。

 

まず、これらのドリルがある日は、教員やスタッフは数日前から知らされています。

高校や中学など移動教室がある場合、一日に数回ベルが鳴り、各教室や各建物からの避難経路を生徒たちが把握できるように、複数回、ドリルを行う学校もあります。

アメリカの学校はキャンパス内に建物が散り散りになっていて、一日を通して同じクラスメイトや先生とつきっきりではないので、生徒が各自、「この教室からだったら、ここに避難する」と把握していなくてはならないからです。

 

 

開始は日本と同じで、まず授業中に突然、ジリリリリ・・・とベルが鳴ります。音だけでなく、教室の壁についているエマージェンシーライトが眩しく点滅し、視覚でも緊急時だということを知らせます。

 

この後の流れは、ドリルの種類によって異なるので、それぞれに分けて説明しましょう。

 

 

地震 (Earthquake drill)

これはここがカリフォルニアだからか、近年は地震への対策が強まっています。

地震の場合、やはり生徒たちは机や椅子の下に隠れて、頭をカバーするように言われます。アメリカの教室の机(というか椅子というか)は、知っている人は知っているだろうけど、くっついている場合が多く、体の大きいアメリカ人の高校生が隠れるのは結構大変そうです。

なのでとにかく頭だけはカバーするように!という指示です。

 

地震がおさまったら、再び全校放送で、避難場所(大抵はフィールドと呼ばれる日本の校庭)に向かうように指示が出されます。

 

 

火災 (Fire drill)

これはキャンパス内で火事が起こったことを想定するドリル。

これは非常ベルが鳴ると、避難場所に向かうように指示が出されるので、生徒たちはゾロゾロと教室を出て、即刻、避難場所に向かいます。

 

 

ロックダウンドリル (Lock down drill)

ロックダウンは完全に施錠するという意味ですね。

これはどういう場合を想定しているかというと、キャンパス内や付近での不審者侵入情報がある場合、最悪なケースとしては学校での銃乱射などが想定された場合です。

 

やはりここアメリカでは、銃問題というのは避けられないものであり、小学校からも、銃というものがこの国での生活に含まれているという教育を受けるわけです。

もちろんのこと、うちの子供達や周りの友達は銃を見たことがない子ばかりだし、州によっても規制法が異なるので、アメリカ人の中でも銃への意識がバラバラです。

しかし、自分の好き嫌いに関わらず、外部から持ち込まれることは現実として起こりうることであり、その場合の対処を子供達に教えなくてはなりません。

 

ロックダウンの場合、非常ベルが鳴るところまでは同じですが、そこで教室から出てはいけません。

 

授業中であれば、ドアの鍵は全て施錠し窓も閉めてカーテンも閉める。

ブラインドなどがあればそれも全て下ろし、教室のライトやプロジェクターの電源なども全て消します。

生徒たちは教室の外から見えない部分(壁際や家具の裏など)に隠れ、音を立てずに静かにして、「この部屋には誰もいない」と見えるようにします。

小学校の場合、ドリルの前に先生が子供達一人一人に「隠れ場所」を指定し、クローゼットの中や机の下などに入るように決めておくようです。

休み時間など授業中じゃない場合は、一番近い教室やトイレなどの屋内に駆け込み、とにかく施錠できる場所や隠れる場所を見つけます。

 

こうやって、とにかく不審者が捕まったり、安全ですよという情報が入るまで、静かに待機。

 

“It’s all clear.” (安全確認が終わりました)

 

と言われたら、教室内、または避難場所に集まって点呼を取ります。

 

 

 

・・・というのがそれぞれのドリルの大体の流れでしょうか。

 

最近のドリルでは、非常ベルが鳴っても、すぐに行動するのではなく、オフィスからの全校放送の指示を待つように言われます。

なぜかというと、去年のフロリダでの銃乱射事件では、犯人がわざと非常ベルを鳴らし、火事だと思って教室から飛び出してきた生徒たちを銃撃したからです。

非常ベルが鳴らされた場合、オフィスはどこで鳴らされたのかを確認し、そこで生徒たちはどんな対処をとるべきかが決まるまで、落ち着いて待ちましょう、というスタンスです。

これもものの数分です。

 

私も何度かドリルやアラームの誤作動 (false alert) などを学校や前職で経験しましたが、まぁこういうのは大事だよな・・・と思いますね。

子供達が学校から帰ってきて、「今日はロックダウンドリルがあったよ〜」なんて聞いた日は、ちょっと複雑な気分になるのですが、それでもやはり緊急時への対処を勉強しているということであり、怖がらせるのではなく、安全についての会話を持ちたいところです。

 

どうでしょうか。

 

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About Erina

こんにちは、Erinaです。 日本で一浪した後、2002年に留学生として渡米しました。ESLとコミュニティカレッジを経て、4年制大学に編入。高校時代は大嫌いだった数学が大学で大好きになり、応用数学専攻で卒業。金融アナリストインターン、IT企業でデータアナリスト、銀行で不動産アナリストを経て、現在、キャリアチェンジの真っ最中。アメリカの高校で数学教師になるために、2016年夏に脱サラ。久しぶりの勉強と主婦業に専念しています。二人の小学生のママです。趣味は読書・ヨガ・テニス・ゴルフ・DIY・庭仕事で、最近の一番の楽しみは子育てです。 アメリカに住む日本人女性を応援したくてこのブログを始めました。

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