子どもに対する忍耐力を鍛える

こんにちは、Erinaです。

 

みなさんにとって、子育てで必要な能力ってなんでしょうか?

 

  • 情報収集力
  • 決断力
  • 行動力
  • 体力
  • 順応力

 

・・・・と、十人十色のはず。

 

この中でも私が自分の子育ての中で感じる、最も重要な能力とはズバリ

 

「忍耐力」

 

英語では “Patience” ですね。

 

子どもというのは、親のスイッチを押す天才ですから、どこで何をやれば、親を怒らせるか、困らせるか、喜ばせるか、確実にわかっています。笑

子育てを楽しむためには、子どものそのような手腕に惑わされず、自分という軸をしっかり持たなくてはなりませんから、そこで必要になってくるのが「忍耐力」だと私は思うのです。

 

私はもともと飽きっぽい性格で、打たれ弱かったし、忍耐力なんてものはほとんど備わっていませんでした。

それがここ数年で、おそらくかなり忍耐強い人間になったのは、自分の子どもを育てるようになり、この忍耐力の重要性と鍛え方を身につけたからだと思います。

 

 

そんなわけで、今日は私が身につけた「子どもに対する忍耐力の鍛え方」を紹介したいと思います。

 

 

結論から言うと、「自分に忍耐力が備わっていると、結果としてどうなるか」を知ることです。

つまり、忍耐力がある=待つことで、どんな結果が生まれるかを知ることがキーとなります。

 

子どもはそもそも、大人のようになにごともパパっとできるわけではありません。

できないくせに「やりたい!」とごねて、モタモタ〜っとやると、親が「あ〜!もう!!」となります。

 

そこで忍耐力が必要になるわけですよね。

 

この場面で忍耐力を備えている親は、結果として子どもにやらせることができる。

 

子どもにやらせる

 

ということは、つまり

 

大人の自分には想像もできなかったものが出来上がる

 

この「大人には想像もできなかったもの」を楽しみにできるかどうか、なんですよね。

 

もちろん絶対に大人がやらなければならない場面や、どうにも待てない状況はあるのですが、現在の私の中でそれは全体の30%くらいにとどめようと思っているので、 残り70%は子どもの自主性や自立心に任せています。というかそれ以上、親がすべての主導権を握ると親の私が面倒くさいわけで・・・。(この割合はもちろん、年齢が上がるごとに変わります)

 

なので、「あ、大多数の親は、きっとここでは待たないだろうな」という場面もあるし、自分が子どもだった時と比べても、「私なら待ってもらえなかったな」ということもあります。

 

もちろん、家庭によってどこで待てるか、待てないか、というのは違いますから、比べることはできないのですが、自分の中で「もっと待ったほうが良いな」とか「最近、子どもに対して忍耐力が足りてないな」と感じるようであれば、やはり何らかのアジャストメントが必要なサインだと思うのです。

 

 

私が銀行で働いていた頃のことですが、一つだけ、意識的にやっていたことがあります。

 

それは毎朝の出発時間のことでした。

 

我が家の朝のルーティーンは、旦那が子どもたちに朝食を食べさせると出勤し、私が子どもたちを学校にドロップオフしたあと出勤していました。

着替えて準備をしていたはずの子どもたちがモタモタしていると、学校に遅れそうになり、つまりは私も仕事に遅刻しそうになるわけです。

 

しかしそこで私は、子どもたちを「早く!」と急かしたことはありませんでした。

 

子どもたち(特に娘)が出発時にモタモタするのはもうず〜っと前からわかっていることだし、それを理解して、出勤前に子供達を学校にドロップオフするのは私の仕事だったから。

当時の私のボスが10〜15分くらいの遅刻なら何も言わなかった、というのもありますが、私の中で「朝は急がない」と決めていたからでした。

焦ったところで渋滞のフリーウェイが待っているだけだし、遅刻にヒヤヒヤしながら運転するのも嫌だし、まぁ遅れたら遅れたで仕方ない、くらいの心持ちで出勤していたので(笑)、子どもたちを急かすこともなかったのです。

 

たとえば、仕事に絶対に遅れたくないのなら、朝の時間外保育にお金を払うとか、渋滞のない職場を選ぶとか、もっと広い視野で色々やっておけば良いわけで(これが親がとるべきアジャストメントですね)、今更、朝の数分をセーブしたところでほとんど無意味だ、と私は悟ったのでした。

 

そういう気持ちで子どもたちを学校にドロップオフしていると、他の親と笑顔で挨拶できたり、先生とちょっとおしゃべりできたり、子どもたちの顔を覚えたり、気持ちに余裕が生まれるわけです。

 

「あ〜急がなきゃ!仕事に行かなきゃ!」

 

という気持ちでは、絶対に自分の世界に入ってこないものばかりです。

 

そんなわけで、「待つ」とか「時間を与える」ということがどれだけ自分の世界を豊かにしてくれるかを知ると、他人、特に自分の子どもへの忍耐力が鍛えられるようになるわけです。

これは、「もっと忍耐強くならなきゃ!」と自分にプレッシャーをかけるのではなく、むしろ、「まぁ、(ある程度の範囲内なら)どうなっても大丈夫でしょう」くらいの心持ちでいれば、自然と身につく力、というのが私の考察です。

 

 

最近になって、うちの子どもたちも色々とできるようになり、彼ら自身の世界が広がってくるようになると、私もまた意識的に忍耐力を使うことが増えてきました。

それは私、エリナが知らない世界への新しいドアだったり、自分とは全く異なる視点だったり、たまに「あ〜、やっぱり子どもだな・・・」というガッカリだったりと様々ですが、まぁそれも子育てなんだろう、と思って楽しんでいるところです。

 

 

 

“子どもに対する忍耐力を鍛える” への2件の返信

  1. 私はどちらかというとせっかちなので、これは物凄く身につまされます・・・。
    子供には子供のペースがありますし、大人にとっては当たり前のことが子供にとっては大がかりなプロジェクトだったりもするんですよね~。
    ついイライラしてしまうこともあって反省の連続です(苦笑)

  2. h42m47さん、こんにちは!
    そうなんですよね。
    子どもにとっては一大事なことばかりです。体も小さいし、手も上手に動かなかったり。子育ては日々、忍耐力トレーニングですね。笑

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