アメリカで車のメインテナンス
こんにちは、Erinaです。
アメリカは激しく車社会ですが、一度、車を持ってしまったら考えずにはいられない「車のメインテナンス」について、今回は書いてみようと思います。
初めて自分の車を持ったのは渡米して半年も過ぎた頃。
日本では自分の車を持っていなかったので、車のメインテナンスについて考えたことは全くありませんでした。
私の最初の車は1997年の日産セントラ。日本では「サニー」として販売されていました。
この愛車を買ったとき、すでに70,000マイル近くの走行距離がありましたが、きれいに使われていたためその後の4年ほどで50,000マイルくらい乗り、売った時もまだまだ現役でした。
<Oil Change(オイル交換)>
このセントラさんを買って数ヶ月経った頃、当時の留学生アドバイザー兼アメリカのお兄ちゃんだったMarioさんに
「エリナ、オイル交換してる?」
と聞かれました。
私は「何ソレ?」とさっぱりわからず。
そこで、近所のJiffy Lubeというオイル交換ステーションに行き、初めてオイル交換をすることになりました。
(よく見るJiffy Lubeはこんな感じ)
フィルターも換えてもらって、料金は20~30ドルくらい。(オイルのクオリティや量で、料金は変わります)
混んでなければ、作業はだいたい30分くらい。
ここで学んだアメリカ生活の黄金の鉄則。
「オイル交換は3000マイルごと、または3ヵ月ごと」
おぉ~、知らなかった。これ大事!
Jiffy Lubeでは「次はいつ来てね」というスティッカーを窓に貼ってくれるので、それを目安に次のオイル交換に持って行きます。
(From yelp)
このマイレージや日にちを目安にします。忘れちゃうもんね
これをしないでほおって置くと、エンジンオイルがどろどろになり、エンジンの調子も悪くなるし、どろどろになったオイルを流しだすのにお金も時間もかかります。
とにかく、車のメカニックのことはさっぱりわからない私でも、「これは大事だな」と思うようになりました。
<Smog check(スモッグチェック)>
これは、DMVに車を登録するための排気ガスの検査。
車から有害なガスなどが排気されている場合は、環境問題としてその車の使用を認められません。(カリフォルニアでは)
車の年式が上がってくるにつれて(=古くなるにつれて)、数年に一度から毎年のチェックが必要になり、DMVがレジストレーションを送ってくるときに「今年はスモッグチェックに行ってね」という用紙が入っています。
これもメカニックに持っていくと、その場でやってくれます。料金は50ドルくらい。
(スモッグチェックには、このサインがあるメカニックに持って行きましょう)
そこでパスしたら、メカニックからの検査結果をもらい、DMVのレジストレーション代(登録費)と一緒に送り返します。
この2つは最低限かつ、合法でその車を使うためのメインテナンス。
この先は、自分の車に特化したメインテナンスです。日本のような数年ごとの「車検」がないこのアメリカでは、自分で車の異変を察知し(?)、自分でメカニックに持っていかなければなりません。
<Tires(タイヤ)>
ここ南カリフォルニアでは冬の雪道を心配しなくて良いので、一年中同じタイヤを履かせっぱなしです。
これは実は、タイヤによくありません。走行距離やスピードも日本に比べて長くて速いアメリカの道路では、タイヤへの負担も大きい。
オイル交換を同じお店でするようになると、自分の車の情報がデータベースに入り、6ヶ月ごとに「タイヤローテーション」を薦められます。
これは、前後輪と左右をスイッチさせ、タイヤが地面と接する部分への負担を均等にするためです。
From tirerack.com
ローテーションのパターンだそうです。
ローテーションをしないと、同じタイヤの同じ部位が傷み、結果、長持ちしません。
また、タイヤの内側の磨り減り具合は見えないので、ローテーションをしないと、どれくらい磨り減っているかわかりません。
ただ、「ローテーション」をするだけでなく、alignment(アラインメント)が必要になります。
これは、4つの車輪とハンドル(英語では”steering wheel”と言います)の並びがきちんと揃っているかという調整です。
このアラインメント、毎回100ドルくらいな上に、Jiffy Lubeなどのオイル交換ステーションではやってくれないことが多々あり、”Tire Alignment”と書いてある、タイヤショップなどに行かなくてはなりません。
私は今の車を買ってから、Firestoneの”Life time alignment”のサービスを150ドルくらいで購入しました。これは同じ車を乗っている限り、いつでも無料でアラインしてくれます。どこのFirestoneでもオーケー。なので、車の乗換えをしばらく考えないなら、これはオススメです。
そして、写真にもあるようにタイヤは磨り減ります。
タイヤには「ここまで磨り減ったら交換してね」というマーカーがあり、ちょっとつるつるになってきたなと思ったら、交換の時期です。
(From www.michelin.ie)
タイヤ交換のマーカー。ちょっと見えにくいですが、溝にあります。
雨で濡れた道路での運転は、つるつるのタイヤではかなり危険。また、ここ南カリフォルニアでは、雨がもともと少ないため、ちょっとでも降ると道路はすご~く滑りやすくなるそうです。
本当に危ないところでは、運転中にタイヤのバーストということもあるので、私がタイヤを買うときはケチらず、それなりに良いクオリティのものを買うようにしています。タイヤは安全への投資!
<Brake Pads(ブレーキパッド)>
次に多いのは、「ブレーキパッド」の交換。
ブレーキをかけるときに、「キーッ」という音がし始めたら、ブレーキパッド交換のお知らせです。
これもいちいち持っていくのは面倒くさいので、一度に4本すべて交換してもらいます。
<Battery(バッテリー)>
エンジンがかからなくなったら、「バッテリー」が問題かも。
ライトをつけっぱなしにしたままだったり、エンジンを止めてエアコンなんかをつけてたらバッテリーが上がります。こうなると、「ジャンプスタート」が必要です。
よく駐車場なんかで、車を向き合わせてケーブルをつなげてる人たちがいますが、あれはバッテリーをつなげて、エンジンがかかるように助けてあげてるんですね。
そうでなくてもバッテリーには「使用期限」があり、なんだか最近、エンジンがかかりにくくなってきたな~と思ったら交換の時期です。
私はAAA(「トリプルエー」と呼びます。日本のJAF)に入っているので、AAAを呼べば「バッテリー交換隊」がささっとやってきて、ささっと交換してくれます。バッテリーは100ドルくらい。交換頻度は、私は3年おきくらいかな。
もちろんショップでもやってくれますが、基本的に「エンジンがかからなくなっちゃった!」ということが多いので、そこに来てくれるAAAは便利。
<フロントガラスのヒビ>
フリーウェイを運転していて、前の車から飛び跳ねた小石が、フロントガラスにあたって小さなヒビが・・・っていうことありませんか?ヒビは”crack”ですね。
このヒビだらけで運転している車もいますが、やはり何かの拍子に「グシャ~!!」となるのが怖いので交換します。
これは出張サービスがあり、「97年の日産セントラです」と車種と年号を伝えると、「じゃあ、何日の何時に行きます」と指定した場所に来てくれて、ものの20分くらいで交換してくれます。料金は150ドルくらいでしたが、車種によって変動しそうです。
<その他の簡単な交換>
ヘッドライトやテールランプの交換、ワイパーの交換なんかは、ネットで調べればわりと簡単に自分でできちゃいますし(google先生はすごい)、もちろんメカニックに持っていけば在庫もあるのですぐに交換してくれます。
<裏ワザ>
先日、私の現在の愛車の走行距離が90,000マイルを越えた頃、運転中やブレーキをかけたときになんとなく小さい振動を感じるようになりました。
オイル交換先のFire Stoneに持っていったところ、15ドルで査定してもらい、原因は”Motor Mount”が劣化してきているとわかりました。
グーグル先生で調べてみると、これはエンジンを車体に固定するかなりvitalな部分らしい。
estimate(どれくらいかかるか)をもらうと、labor(労働)とpartsで軽く1000ドル超え・・・・げげげ。
「ちょっと今すぐはできないから、また持ってくるよ」
と言って、帰ってきました。
ここで私がFirestoneにその場で修理をしてもらわなかったのには理由があります。
なぜなら、もっと安くやってくれるメカニックを知っているからです。
私の御用達のメカニックは、ジョンという名前のベトナム人。
サンディエゴでも、あまり日本人が行きたがらない(?)エリアにショップがあるのですが、とにかく安いし速い。
Firestoneのようなチェーン店や、ディーラーの修理部門より半額以下ですし、だいぶ前にやったサスペンション交換の費用はなんと4分の1。(おいおい、ぼったくり・・・?)
ディーラーなら、「○日の○時に来てください」と指定され、丸一日(以上)車がないのでローナー(loaner)と呼ばれる代車にお金を払い・・・ともうお金が水のように流れ出るところ。笑
基本的に、ディーラーの修理部品の在庫はかなり限られています。なので、どこが悪いのか査定して、純正部品をオーダーして、修理に持ち込んで・・・となると時間もかかります。日本車やドイツ車などの外国車だと、純正部品を本社から送ってもらうこともあり、もうこうなるとその郵送費やらなんやらが全て上乗せされます。なので高いんですね。
「コンピューター制御系はできないけどね」というジョンは、パーツもPep Boysやオンラインで安く買ったものを持ち込めば、すぐその場で直してくれます。
このジョンのおかげで、私はいくらお金をセーブしたかわかりません。あ~ありがたや。
技術の質という意味では、某ドイツ車ディーラーの若いメカニックたちには失望しましたが、ジョンは別格の経験があるので比べ物になりません。
そんなわけで、私の裏ワザは、
- Firestoneやディーラーなど車のデータベースがあるショップで査定(inspection)と診断(diagnosis)をしてもらう
- 実際の修理は安くて良質のメカニックに持っていく
これでかなり自動車への出費は減ります。
また、オイル交換を始め、タイヤを買うのも、スモッグチェックをするにも、色々な場所でクーポンがあるのがほとんど。まずはやっぱりグーグル先生に聞いてみましょう!
そういや昔、スモッグチェックに持っていったメカニックがこれまたベトナム人家族で、「うちの姪っ子に似てるね~」と言われて5ドル割引してくれたのを思い出した・・・。笑
この「セルフ車検」のアメリカで10年間運転してきて学んだことは、「これは直すべきだよ」と言われたら、早めに直しておくべき。「まぁ大丈夫だろう」とたかをくくっていると、それがなおさらひどくなり、結果として2倍、3倍の出費になります。また、毎回メカニックに持っていかなくても、車や機械にちょっとでも強い人を周りに見つけておくと良いかもしれません。
実は私の夢は、自分と同い年のポルシェを買って、自分でメインテナンスして乗り回すこと。笑
これもいつかはコミカレで、オートメカニックのクラスを取りに行きたいな~なんて思っています。




