私が辛い辛い駐在生活4年間を全うした理由

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久しぶりに記事を書きます。

 

こちらで投稿するのは初めてですので、皆さんはじめまして。

シアトルで4年間、駐在妻として生活していたKazumiと申します。

 

 

 

– Prologue –

もう、あの当時からは10年くらい経ったんじゃないかと思うくらい、今の日本での生活は当時のものとは別世界です。でも、実は毎日毎日の隅々に当時の名残もあります。

 

私が辛い辛い思いをしていた話は、姉妹サイトの アメリカで10倍うまく立ち回る方法 で読んでみてください。こちらの記事は、アメリカだけではない、しかも駐在というわけでもない、世界中にいるたくさんの悩める妻たちから共感を得て、いまだにちょこちょこコメントをいただきます。

もし今身近に悩める妻がいましたら、紹介してあげてください。日本国内でも、夫の転勤で縁もゆかりもない土地に来たという状況は、まったく同じだと思います。皆さんが書いてくれたコメントを読むだけでも、頑張っているのは自分だけじゃない、と勇気をもらえるかもしれません。

 

 

– 本題 –

私があれだけ辛くて寂しい思いをしても4年間を全うした理由・・・それは・・・

 

見栄っ張りだからです(笑)

 

だってね、日本に一時帰国しようものなら、

  • 子供が熱を出して病院に行きました、保険証がありません
  • 子供服のお店で会員になります、住所も実家のものを借ります
  • 新しく出会った人に「帰省中」というと、「お住まいはどちら?」と聞かれ、「ちょっと遠いんですよ」と濁すと、「そうなの、うちも福岡でね(遠いって言ったって、うちより遠くないでしょ、と言わんばかりのドヤ顔)」と挑戦されるので、「いや〜、それは遠いですねー!!うちはシアトルなんですよ。」とカウンターアタック(笑)

 

という具合に、シアトル在住という個人情報はいとも簡単に流出します。(自分で言ってるだけ。笑)

 

そうすると、必ず言われる言葉

 

「すごいですねー!!」(羨望のまなざし)

 

「えー!すごーい!英語ペラペラですね!!」

 

「かっこいいー!!」

 

「もしかしてお子さんもアメリカ生まれですか!?」

 

「えー、お子さんバイリンガル??羨ましい〜!」

 

 

みんな、きっと心から湧き出る言葉をかけてくれているんですよね。

すごいと言われることは嬉しいです。

でも、それを鼻にかけたくない。気取ってるとは思われたくない。

 

だからだいたい

 

「英語ペラペラですか??」 → 「得意なフレーズは“エイゴワッカリマセーン”ですよ」

 

とか

 

「お子さんバイリンガルですね!」 → 「そうですね、大好物の“ミルク!”しか言いませんけど。笑」

 

なんて、冗談めかします。

 

 

しかもウケるのが、「今回の帰国は何年ぶりなんですか?」と期待たっぷりの質問に、「さ…3ヶ月ぶりです」と申し訳なさそうに答えると、キラキラしていた顔が「なんだ、結構頻繁ね。」と、一気に曇り空(笑)

 

でもそれが帰国の度に起こると、もう面倒くさい。そして冗談言うのも疲れる。

 

駐在なんて、今の世の中たくさんいるよ。しかも、駐在=幸せな専業主婦っていう図式は、誰が作ったの?

実態は、アメリカで子煩悩な父親がそこら中に溢れている中で、夫が激務の中、公園で母娘の組み合わせはうちだけ、ホームパーティーに誘われれば旦那なしはうちだけ、周りは子供の抱っこを交代できるパートナーがいて、同じ日本人妻でも、英語のジョークについていけないときに優しく解説してくれるアメリカ人旦那様がいるのといないのとでは、この疎外感は大きく違う。

 

でも、道行く人に、駐在ってどうですか?って言われて、

 

「旦那がいなくてほぼシングルマザー。アメリカに住んでたって、雇用主は日本企業だから毎日残業、帰宅するのは仮眠を取る数時間だけ、日曜も日本が月曜だからと業務の指示出しで家から仕事。なんで私は毎日こんな孤独な思いをしなくてはいけないの!?英語だってもう聞きたくない話したくない、心から溢れる言葉を日本語で自然に話したい!!!そしてそれを聞いてくれる友達や家族が欲しい!!!」

 

なーんて泣きつけないんですよ。むしろ逆ギレ。笑

 

でもそんな一時帰国を重ねるうちに、 駐在妻=ラッキーで幸せな専業主婦 になってみたくなりました。

見知らぬ人の期待に応えたいし(笑)、嘘じゃなく心から楽しんでシアトル話ができるようになりたい、と気持ちに変化が表れたんですね。

 

もちろん寂しい瞬間っていうのは、帰国するその日まで絶えません。でも、自分の寂しい思いを話すよりも、友達(アメリカ人8割、日本人1割、その他外国人1割…このratioは書く必要ないかとも思ったんですが、現実のイメージが湧きやすいように)の話にたくさんたくさん耳を傾けるようになりました。

そこからですね、一緒にプレイデートしたり、ランチに行ったりしていた友達が、自分の中の“親友”というカテゴリーに入り始めたのは。

 

気づき始めた瞬間です。

 

「アメリカに住む日本人だから」ではなく、誰も彼も、結婚して子供を持って初めての子育てで、旦那さんと衝突したり子供が泣き止まなくて自分が泣きそうになったり、うまくいかない日々なんて当たり前。

 

人生でたくさんの人に出会いますが、それをただの人生のラインが接触した1点のままにしておくのか、その接触ポイントから、2人の人生ラインが離れないものにできるかは、本当に自分次第。

彼らは私の悩みを聞くためにいるんじゃない。

彼らにも家族、生活、どうしようもない環境があって、悩んでいるのはみんな同じ。

それをどういうスタンスで解決していこうとするかが、私が大きく間違っていたポイントですね。

 

悩んだときに、心の声を聞いて受け止めてくれる友達がいて、悩んでいる友達のためにすぐに駆けつけてあげられる自分で、子供同士も仲良しでよく遊ぶので、1日のうちのぐずり時間も減るしお昼寝もしっかりするし、良いことばっかり。

 

だから “4年間を耐え抜いた” のではなく、“4年間を楽しんだ” と今は胸を張って言えます。

 

辛かったfirst halfも、その日々があったおかげで、大切な「人間らしいコミュニケーション」を学べて、一生付き合いの続く友達がたくさんできました。

 

 

「4年も駐在してたんですか!?すごいですねー!!」

 

「そうですね〜、人が思うほどゴージャスな生活ではないですけど(笑)、機会があればまた戻りたいですね(^_^)」

 

 

 

the 勝ち組です(笑)

 

 

– Epilogue –

私の 「あの記事」 にコメントを付けてくれる人たちはきっと

 

「寂しすぎて、もう日本に帰りたい。けどどうにかして楽しい毎日に変わるなら変えたい。でも、どうしたらいいのかもう分からない」

 

っていう状況なんだよね。

それで、もう手は尽くした、私はアメリカに合わないんだって焦って結論付けて、帰ってほしくないの。

 

だってこれを乗り越えたら、本当に本当に、毎日の生活だけじゃなくて、人生が変わるから。

 

 

– 次回予告 –

「離婚を心に誓ったけど結局しなかったわけ(仮)」

アメリカの生活は楽しめるようになったけど、本当に辛いときにそばにいてくれなかった旦那様 -太郎ちゃん- との“心の溝”、“家族としての不信感”が拭えないまま帰国に至り、とうとう離婚に向けて動き出すのです。(注:離婚してないよ!)

 

 

 

この記事に関連して、Erinaがこんな記事も書いてみました。

「外国生活、帰りたいときは帰る強さ」

も読んでみてくださいね。

 

 

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13 Responses to “私が辛い辛い駐在生活4年間を全うした理由”

  1. avatar

    Tomomi

    Kazumiさんのこの記事を読んで、まさに私の1年目の苦労がよみがえり、そして、2年目に入り、少しずつ前に進みだした自分の変化にも気付くことができました。
    ありがとう、Kazumiさん!

  2. avatar

    Kazumi

    Tomomiさん
    コメントありがとうございます!
    人は頑張った分だけ、心から笑えるようになると思います。いつか、ぜひTomomiさんのサクセスストーリーもシェアしてください!

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    Erina

    自分の中の気持ちの変化を、こうやって文章に表せるカズミは本当にすごいね。
    オープンマインドで、自分に素直に、成長している証だよね。
    カズミの言葉がきっとまたいろんな人の心に届いて、癒してあげるんだろうなぁ。

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    タツヤ

    かなりグサッとくる内容で、色々考えさせられました(「人が勝手に描く自分に対しての印象の一人歩きは怖いな」と「当然個人差があるが、人が後ろ向きから前向きになるきっかけとは」などなど)…

    グサッときました。

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    Rita

    初めまして。Kazumiさんと同じ場所に引っ越してきてもう少ししたら1年経ちますが、寂しい、帰りたい気持ちで今もいっぱいです。日本に戻ることはもうない私は本当にこれから先このまま独りなんじゃないかと不安で押しつぶされそうです。私はまだまだ努力が足りないんだと思います。Kazumiさんのように外に出ないと何も始まらないだろうなと改めて気づかされました。来年の今頃は少しは進歩しているかな…

  6. avatar

    Kazumi

    Erina
    いつも褒めてくれてありがとう♡
    どこに行っても、他人の200倍ピュアだとか素直だとから言われるけど、本人はただただもがいてるだけという(笑)
    記事を書くチャンスを貰えるだけで、改めて自分の気持ちに向き合えるよ。

  7. avatar

    Kazumi

    タツヤさん
    コメントを見逃してました、すみません…こんなカッコイイ、ズバリなコメントいただいてたのに…

    印象の一人歩き、正にそれ、常日頃から身の回りに溢れてますよね。自分が気づかぬうちに、悪気なく他人にプレッシャーを与えてしまうことがないように、気をつけるばかりです。

  8. avatar

    Kazumi

    Ritaさん
    コメントありがとうございます!
    1年なんて、まだまだ辛いです(笑)大丈夫。何もできないまま1年も経ってしまった…そんな思いに、さらに胸が痛くなるんですよね。めっちゃ分かります。でも、人生80歳まで生きたとして、たったの1年です。この先2〜3年費やしてしっかりアメリカの土台を作ったら、その先何十年って幸せです!しかも期限がない分、ゆっくりのんびり動けます!
    外に出たくないときは、出なくて良いです。私はひたすらugly bettyとSATCと、グレアナ(その他諸々)を観てました。それでめっちゃくちゃ英語力が上がりました。もしかしたらRitaさんは英語力は求めてないかもしれませんが、実はこれらのドラマシリーズを観ることによって、私の1番の助けになったのは、街で見知らぬ人に声をかける方法です。そして、その会話を楽しむ方法。アメリカ人は口から生まれた人種です、会話を制すればアメリカを制します(笑)

    大丈夫、じっくりと時間をかけて自分のスタイルを煮詰めていけば、美味しくなったRitaさんを一口味見したいと、周囲が美味しい香り(楽しい雰囲気)に釣られて寄ってくるようになります!本当です。
    「こんな時、Kazumiちゃんならどうするだろうか?」なんて気になることがあったら、いつでもコメントください!I’m here for you(^_−)−☆

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    kurumi

    初めまして。私は今オーストラリアで駐在妻しております。まだ来て一年経ってません(その間三カ月も日本に一時帰国しました)2歳近い息子と協力的な夫、不満がない幸せな家族なのにとても毎日つらいです。夫に不満ばかり言ってしまいます。こんなこと言いたいわけではない、どうしたらいいかわからない。そんな時に読ませていただき、励まされました。ありがとうございます。

  10. avatar

    Kazumi

    kurumiさん!
    声を上げてくれてありがとうございます!!今、不安と辛さと、もしかしたら自己嫌悪の海に溺れそうな状況かと思います。でもここにコメントを残してくれたことで、他にも読んでくださっている方たちは、確実に心強く思われています。だって、1人ぼっちじゃないんですから!たぶん、ご主人に話されている不満は、本当の声ではないんです。心が迷われている時なので。だから、スッキリしないし解決もしないし、なのに分からないモヤモヤした気持ちをぶつけ続けることに、自己嫌悪に陥ってしまう…。すごく苦しいんですよね。どうかご自分を責めないで、旦那さんには思い切り甘えて、息子ちゃんと思い切り笑って下さい。
    私は娘が同じ年の頃、毎日泣いてました。そしたらその度に、ティッシュを取って来てくれるようになりました。娘がいなかったら乗り越えられなかったと思います。でも、娘がいたから、乗り越えられました。
    きっと息子ちゃんは、kurumiさんに幸せを運んでくれます。幸せな気持ちを思い出させてくれます。心穏やかに過ごせるようになるまでは、旦那さんの頑張りどきです!
    これって駐在妻が心得る覚悟ではなくて、妻を自分の仕事の都合で世界に連れまわす夫の覚悟であり、1つ1つの家庭に試練を与える会社の責任でもあります。
    でも、せっかく素敵な国に来られたんですから、「はい、もう無理です!」っていう日が来るまで、もうちょっともがいてみましょう(*´꒳`*)もがくのつかれたら、またちょっと帰国して、雪見露天風呂とか入ってみちゃいましょう(笑)
    大丈夫、kurumiさんの気の向くままに過ごせばいいんです。そしたらいつの間にか、kurumiさんらしく乗り越えられる日が来てますよ!

  11. avatar

    yuu

    私も今3年半近くが経っても、時々襲ってくる寂しさ、孤独さ、日本に帰りたい気持ちはなくなることがありません。だからこのブログに辿り着いたわけで(笑)だから同じ気持ちの人がいるんだーと思えて少し落ち着きます☺️kazumiさん、ありがとうございます。本当に辛い日々だけど、何とかやりきりたいって思って、心を前に向かせるわけです。ポジティブシンキングなんて、言葉じゃ片付けられない日々の時もあるし、でもやっぱり異国でなければ出会えていなかった貴重なお友達もいるわけで。そして、アメリカ人に限らず、明るいインド人ママや我々より経済状況は大変であろうアフリカ系移民の人達でも前向きな人生設計をしているママから刺激をうけてなんとか踏ん張ってみようかなというかんじです。

  12. avatar

    Kazumi

    yuuさん
    yuuさんも、コメントありがとうございます!思いをシェアしてもらえるだけで、また1つ、みんなの心の支えが増えました!やっぱりいつになったって、ホームシックにはなります!だって、自分が育った家や大切な家族、”ホーム”があるんですから。仕方ない仕方ない。大丈夫大丈夫。今一緒に苦楽を共にしている家族との絆は、見えないうちに強く強く育っています。そしていつか今いる場所を離れるとき、もしくは離れたときに気付くんですよね。「あ、いつのまにか、ここも自分の”ホーム”になってたんだな」って。

    人との温かい関わりや、ちょっとした嬉しかったこと、驚いたけど勉強になったこと、いろいろ積み上げたら、その全てがかけがいのないものに変わる日が来るんですよね。

    みなさんがこの記事にたどり着くということは、ハッピーな毎日にしたくて、その術を模索しているということです。ということは、改善したいという、とても前向きな気持ちがある証拠なんですよ!!変わろうとして、一歩踏み出して、既に変わり始めてるんです!

    私は心配してません!一生懸命な人たちだから、きっと幸せな毎日を掴むまで、上手に乗り越えていける頭の良い女性たちだと知っているから。

    だから、大丈夫!!

  13. avatar

    sally

    とっっっっっても心に響きました。
    約1年の駐在の休憩で2カ月一時帰国。そしてまたアメリカに来たばかり。
    自分では収拾のつかないほどに寂しさが襲ってきています。…いました。
    とても前向きになれました!!!ありがとうございます。
    今の寂しさや、夫が多忙なことへのイライラ、自分の再就職についての不安や、将来の妊娠への不安。諸々が重なり、離婚して一時帰国という手もと考えていました。。。
    今はもう違います!光をありがとうございます!
    また詰まった時にはこちらの文章を読ませていただきます!(>_<)

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