
アメリカでDIY:壁塗りしよう!(2)
こんにちは、Erinaです。
壁塗りしよう!の前回の続きです。
色選びもして、いよいよ本番塗り。
今日はペイントの選び方、道具の選び方を紹介してみます。
ステップ3: 本番塗り
色は決まった!
でも、なんだかそれだけじゃないペイント選び。
めっちゃたくさんある!どれがどれなの?・・・と悩みますよね。
色を決めた後に必要な選択肢は次のとおり
- Interior/Exterior
- Finish
- Size
です。
Interior/Exteriorは、ステップ2でも書いたように、屋内または屋外用。
家の中と外で、壁に使われる素材が違うので、それをまずはチェックします。
Finish(表面)
これは、ペイントが乾いた後に、どのようなフィニッシュになっているか?というものです。
周りにある壁をよくよく見てみると、確かになんだか違う、ということに気づきませんか?単純に色だけじゃなく。
そう、ツルツル・ピカピカしてる表面もあれば、ザラ紙のような荒い感じの表面もあります。これはペイントフィニッシュの違いです。
文章と写真で伝えるのがなかなか難しいのですが、カラーカードの近くでこんなモデルを見つけました。
左上から、Flat, Matte, Eggshell, 左下に行って、Satin, Semi-Gloss, Hi-Glossと書いてあります。荒い表面→ツルツル表面のモデルです。
これは個人の好みによると思いますが、人気なのはベッドルームはMatte-Eggshell-Satinの真ん中あたりではないでしょうか。
バスルームのように、明るく清潔に見せたい場所は、Glossのツルツルしたペイントが使われていることが多いです。
リビングとかダイニングは、FlatとかMatteでも良いかも。
私はベッドルームはやっぱりEggshellかな。これは卵の殻の表面に触感が似ているからだそうです。
どうでも良いですが、ドラマのSex and the Cityで、キャリーが台所をペイント中に、Mr.Bigがやってきて、塗っていたペイントを触って、”Eggshell?”と聞くシーンがあるのですが、当初、私はこれは色の名前だと思っていました。だけど、フィニッシュの名前だと知って、「そんなこと、ペイントだけ触ってわかるのかなぁ?」と思ったのですが・・・・本当にどうでも良いですね。
そんな話はおいといて。
ペイントフィニッシュの話でした。
次はサイズ。
なんかやたらと巨大な缶もあれば、「これで足りるの?」と思うような小さな缶も。
一番上の写真では、床に積んである白いバケツが5ガロン缶、その上の小さい列がクオート缶、その上すべてが1ガロン缶です。4クオート=1ガロンです。
では、どれくらいのペイントを買ったら良いでしょうか?
私もこればかりは厳密には言えませんが、だいたい、3mX3mの部屋の4面の壁を塗るとしたら、ガロン缶二つくらいが目安じゃないでしょうか。ちょっと多いかな?
こんな計算機もありました。参考までに・・・。
今回、外壁を塗ってみて感じたことは、壁の表面がツルツルしてるか、ぼこぼこしているか、また二度塗りするかしないかでも必要なペイント量が違ってきます。
少なめに買って、足りない分をまた買いに行く・・・というのもアリですが、まぁHome Depotの目の前に住んでない限り、面倒ですね。(笑)後々、タッチアップなどにも使えるので、ちょっとくらい多いぶんにはオーケー。
| 備考:Primer(プライマー)
プライマーとは、下塗りの白いペイント。プライマーは、古いペイントの色を消してくれて、新しいペイントの色をきちんと出すのに必要です。 たとえば、これから塗ろうと思っている壁が、現在は真っ赤で、その上に薄いベージュを塗ろうとしている場合。これはプライマーをおススメします。 ただし、最近のペイントは、このプライマーも含まれている場合があって、二度塗りする必要がないものも増えています。Interiorペイントの場合は、”Paint & Primer”というのを選んでください。
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そんなわけで、「インテリア・・・エッグシェル・・・1ガロン・・・」とやると、まぁだいたいこれかな?という感じです。わからなかったら、ペイントのデスクにいる店員さんに聞きましょう。それが手っ取り早い。笑
このペイントは、サンプルペイントと同じように、全て白で、これに色を足してもらいます。
さて、ここで選んだ缶と、カラーカードを持って、ペイントデスクに行きます。
「この色でお願いします。」
と言うと、「オーケー」とおもむろにパソコンにまたコードを打ち込み、なんだかデスクの下にある機械にガコンとその缶を入れます。
ここでコンピューター制御された赤青黄のペイントが入れられ、次に別の機械に缶を移すと、ゴインゴインゴイン・・・と言いながら、缶がグルグルと回されます。これでペイントが統一した色になるんですね。
終わると、店員さんが缶を開けて色をチェック。
蓋にこの色の情報スティッカーを貼ってくれるので、それをチェックして、レジで支払います。
よし!ペイントはゲット。
次は道具を選びましょう。
必要なものは、
- ブラシ
- ローラー
- ローラーカバー
- トレイ
- ブルーテープ
場合によっては
- カップ
- タープ
- はしご・踏み台
など。
ブラシ
なんだか、めちゃめちゃたくさん種類の多いブラシ。
今回は本番なので、一番安いのはちょっと避けます、一番安いのが1ドルくらいからだとすると、次が急に4ドルとかになります。
Economy/Good/Very Goodなどとランクわけされていて、Economyが一番安いもの。色々とデザインをつけたりするなら別ですが、ローラーでぬれなかった細かいところを塗るくらいなら、Economy/Goodくらいでオーケーじゃないでしょうか。
ただ、私が「安かろう、悪かろう」という言葉を実感したのは、このペイントブラシですね。笑
ほどほどのものがやっぱり必要です。
幅は自分が使いやすそうなものを選んでください。
ローラーとローラーカバー
ローラーのハンドル自体は、使い捨てしません。一度買ったら、何度も使えます。
ローラーカバーもたくさん種類がありますが、一番安いのではなく、そのひとつ上くらいのを選びます。
厚さに違いがありますが、インテリアの場合は、3/8インチがスタンダード。
これも一部屋にひとつくらいでしょうか。予備があっても良いかもしれません。
トレイ
これはローラーを使うためのトレイです。
これも一番安いのよりは次くらいのやつを買います。安すぎるとベコベコして使いにくいです。ある程度、丈夫そうなのを選びます。
ブルーテープ
これは日本で言うマスキングテープで、定番のテープ。
窓枠とかドアのフレーム、床や天井との境目など、まっすぐに塗りたいときに使います。
それ以外でも、色々と便利なので、一家にひとつの必需品です。
幅が色々とありますが、まぁ一番狭いので十分。(ってか、店にありすぎ)
この5つは必要最低限の道具。
後は、状況によりけり。
カップ
これはブラシでタッチアップするときに使います。別にパーティ用のプラスチックカップでもオーケー。
タープ
日本語の「ブルーシート」ですね。
たとえば、この壁塗りの後にカーペットを張り替えるとか、そもそも床がまだないとか、下は土だとか、そういうときは必要ありません。面倒くさいけど、カーペットにペイントを落としたくないと言うときには、このタープが必要です。
はしご・踏み台
塗りたいところまで届くなら、はしごじゃなくても良いです。
自分で上って作業しやすいものを用意します。
ここでゲットするものはこんな感じ。
ではでは、次回は実際に塗りますよ!!
追記:
この続編を書こうと思ったのですが、写真と動画の入った携帯を水没させてしまいました・・・。涙
修復不能になりそうなので、次回の壁塗りまで続編を延期します。(10/5/15)





