
母たちのおっぱい
こんにちは、Erinaです。
先日、ある記事を見つけました。
私の目が留まったのは、記事自体ではなく、その記事に書かれたコメントの数々でした。
人気ママブログ”The Chic Site”を運営しているRachel Hollisはこの記事にも登場した人気ライター。
3人の息子を持ち、旦那さんとLAに住んでいます。
私は彼女の記事が好きで、たびたびFBに上がる記事を読んでいたのですが、ある日、読者からのコメントを私はとりつかれたように読んでいました。
それは、この記事へのコメント。
2013年、3人目の息子を産んだ彼女は、自分のおっぱいの小ささが嫌になり、豊胸手術 (boob job) を受けたそうです。
When I got pregnant the first time I had lovely little B-cups. I loved them and they loved me back. After the baby was born, the milk came in and those lovely B’s became E-cups. No, that’s not a typo, that’s a cup size, E… as in Elephant… as in Enormous… as in YOWZA!
最初に妊娠したとき、私にはラブリーなBカップ(アメリカサイズなので日本のBとは違います)がありました。私とそのBカップは相思相愛だった。それから、ベビーが生まれて、母乳ができてくると、BはEカップになりました。スペルミスじゃないわよ、E like in Elephant じゃじゃーん!って。
So the twins went from little to big and since I had two more children, they did it two more times! Then, after Ford was born, I started exercising more and eating better and I maintained a smaller weight and what was already a little bit of a sad state became… nothing. I don’t mean that they were worn out… I don’t mean that they looked tired… I mean that there was nothing there, no filler, no cushion… the cup in this case, was definitely half empty.
私のおっぱいはその後、二人の妊娠と出産で、リトルとビッグの変化を二回行き交ったのだけど、一番下の息子が生まれて、私は運動をし始めたり、食べるものにも気をつけて、体重を戻したの。そこで、もうすでにもの悲しい状態だった私のおっぱいは、「無」になったわ。疲れてるとか、そういうんじゃないの。まったくの「無」なの。クッションもあてものもなくて、ブラジャーのカップは半分空だった。
その後、自分のおっぱいに不満だったレイチェルは、豊胸手術を行ったのでした。
この記事にかき寄せられたコメントは、
「あなたは正直で素晴らしい!」
「私のおっぱいもまっ平らよ!」
「シェアしてくれてありがとう!」
「大事なのは自分で満足できること」
というポジティブなコメントばかりでしたが、その中でも「私のおっぱいもまっ平らよ!」というコメントの多さにビックリしたのです。
私も妊娠前はラブリーなDカップ(日本の)があって、相思相愛でした。笑
だけど、出産と同時に自分のものとは思えないようなおっぱいになったかと思うと、授乳という役割を終えるや否や、まさに風船がしぼむようになくなりました。
体重は戻ったものの、鏡の前に立つ自分の体は明らかに妊娠前とは違います。
それはむしろ、昔見た、私の母の体でした。
当時は、「お母さんはおっぱいがない」なんて笑ったけれど、それと同じことが自分にも起こったのです。
私はそのイメージから、「産後におっぱいが無くなるのは遺伝だ」と思い込んでいました。
いや、日本人には多いのかもしれないけど、アメリカ人はそんな悩みはないんだろう。だって生まれもっての巨乳だし・・・・。なんて思っては、「今年の誕生日にブーブジョブ(豊胸手術)しようかな」なんて旦那に冗談半分で言ったこともありました。
しかし、このレイチェルの記事を読んで、産後に「無」になるのは私だけではなく、全ての母の悩みなのだとわかったのです。
なーんだー!!
みんな、実はまっ平らなのね?!(←それは言いすぎ)
そう思えただけで、私はかなり気が楽になったし、ブーブジョブしようかな・・・と思うこともなくなりました。
女性の体は、色々なステージを経験するたびに変化します。
その変化はとてもめまぐるしく、自分でも驚いてしまうことだったり、理解できないことだったりと様々です。
私たちはその変化を語ることを恐れ、外の世界にある「作られたもの」と自分をこっそりと比べます。フォトショップで編集されたモデルだったり、自分の若い頃だったり。
だけど、それって今の自分にフェアでしょうか?
私はレイチェルの豊胸手術を否定しているわけではありません。
そうすることで自分を満足させられるなら、やれば良いと思う。
ただ、私はこうやって生のママたちの声を聞くことが、これほど安心材料になるとは思っていなかったし、少なくとも今の自分を受け入れられるようになりました。
しぼんだ風船のようなおっぱいでも良いと言ってくれる旦那がいることや、私の体についた全ての「名誉の勲章」の意味を知っていてくれること、そして母親になれた事実に感謝したいなと思うのです。