アメリカで、移民でよかったこと

こんにちは、Erinaです。

 

この国アメリカで、自分が外国からの移民で良かったな、と思うことがあります。

 

それは、他の外国からの移民や、マイノリティの人と、仲良くなれること。

 

きっと私が、アメリカ生まれのアメリカ育ちだったら、仲良くなってなかったかも(というか、声をかけられなかったかも)な・・・という出会いが、チラホラとあります。

 

私たち家族が住むエリアは、(引っ越してきてから知ったのですが)南カリフォルニアでは珍しく、白人がとても多いエリアです。子ども達の学校も大多数は白人系で、ちょっとメキシカンと黒人、中東系がいて、アジア系は両手で数えるくらいしかいません。

 

そんな環境ですから、純アジアンな見た目の私はおそらく目立ちます。笑

しかも、日本人のステレオタイプに合わないようなことをしているので(誰とでもおしゃべりしたり、子どもに混じって外で遊んだり)、たぶん目立っているはずです。いや、目立ちたいわけではないのですが。

 

そうすると、「マイノリティ+フレンドリーそう」という印象が生まれるのか、他の外国人ママたちや、黒人ママたちが寄ってきて、おしゃべりしてくれるのです。

 

娘のクラスにいるエイヴリーちゃんは、耳が不自由で、補聴器をつけています。

物静かな子ですが、アートが好きで、作文も上手。去年はうちの娘とTKに通っていたので、アカデミックな面でもかなり進んでいます。

彼女は両親がメキシコ人で、ママの英語はネイティブではありません。

エイヴリーちゃんのママは、娘が学校で英語を上達してくることに、ワクワクと不安を抱えているということや、自分もESLに通って英語を勉強しているということを、一生懸命に教えてくれるようになりました。

彼女は外国人ママとしての悩みや、自分の英語力、娘の学校での生活などをシェアしてくれて、私も同じ立場で悩むよ、ということを伝えたところ、共感できる人がいて嬉しいと教えてくれました。

 

アフタースクールプログラムで、娘の遊び友達に、サイアンちゃんという女の子がいます。

彼女は両親がアフリカンアメリカンで、キンダーガーテンの子です。

先日、うちの子ども達をピックアップしたところ、「まだ遊びたい」と言うので外の遊具で遊ばせていると、サイアンちゃんとママもやってきて、「初めまして~」という一連の挨拶をしました。

サイアンちゃんママは、サンディエゴ市役所で働いており、いつかは子どもたちにアートやクラフトを教えたいということや、初めての小学校生活での不安や楽しみ、これからの教育についての考えなどをシェアしてくれました。

私は自分が留学生だったことや、外国生活で学んだことを話すと、「素晴らしいわ!」と共感してくれて、「同じダウンタウンで働いているうちに、ランチでも行きましょう!」となりました。

 

 

今まで、「外国人」というのは、アメリカではディスアドバンテージにしかならない、と思っていたことも、「外国人だから分かり合える」、「マイノリティだから話せる」という体験がこうやって自分の中で積み重なっていることに気づいたのです。

こうなると、「外国人ってのも悪くないじゃん」と思えるようになったし、外国人には外国人なりの歴史や社会があって、それをきちんと理解することって大事だなと思うようになりました。

 

私のアメリカ生活は、外国人の中で始まりました。

ESLやコミカレ、ホストファミリーという経験は、「アメリカで外国人がいかに生活するか」という側面を教えてくれたし、それは「外国人だからと言って肩身の狭い思いをする必要はない」ということを教えてくれたのです。

 

英語に自信がない、アメリカの学校に行っていない、アメリカで仕事をしたことがない・・・と、アメリカにやってくる外国人が自信を持てない要素はたくさんあります。

しかし、そこで終わってしまうのではなく、アメリカに用意されているサポートを100%活用し、外国人として胸を張って生きる術はたくさんあるわけです。

そんな中で、外国人としての不安やジレンマを理解し、それに寄り添うことができるというのは、やはり自分も外国人だからであり、英語がネイティブじゃなくても、アメリカ育ちじゃなくても、私は私で良いんだな、と思えるのです。

 

 

 

 

 

 

 

“アメリカで、移民でよかったこと” への2件の返信

  1. こんにちは、Erinaさん。以前、英語学習の記事でコメントさせていただいた真実です。覚えていただけていましたら嬉しいです(*^^*)
    つい今年の春にアメリカ人と結婚した新妻で、子どもいず、日本生活ですが、彼の外国人妻として1人で悩むことが多々あります。プレッシャーもかなり感じてしまいます。
    英語だってまだまだ勉強が必要で…´д` ;自分の英語力への不安や焦ったさ、たくさんあります。日本にいながら自分の英語力を上げるのは本当に大変で、だけど彼が海軍なのでなるべく基地へ行き英語を聞いたり話さなければいけない環境に必死にしています(笑)
    Erinaさんの記事を読み、外国人の私自身にもう少し自信を持とうと思えました。
    これからはそんな外国人としての自分を素直に受け入れ、他の外国人への安心材料になれればなとも思いました(^^)
    仕事もレジとかではあるのですが、基地で探して更に英語漬けになろうとアプライしているところです!恥ずかしいとか、あまりピッキーにならず、経験してみようと思っています!
    Erinaさんにはいつもインスパイアされて、そして根性と優しさを教わっている気がします。いつか本当にErinaさんとお会いできたらといつも思っています!

  2. 真実さん、こんにちは~!コメントありがとうございます。
    コメントいただいたの、覚えてますよ。
    ご結婚、おめでとうございます!

    結婚生活という新しいステージに加えて、相手が外国人、戸惑うこともたくさんありますよね。
    大きな環境の変化って、良くも悪くも衝撃的ですもんね。
    焦らず行きましょう!
    結婚生活も、英語を使う生活も、外国人の中で送る生活も、まだまだ始まったばかり。もしかしたら死ぬまでこれから何十年も続くかもしれないんです。
    だから、張り切りすぎず(楽しみにするのは良いけど)、自分にプレッシャーをかけずにいきましょう。
    私も旦那と結婚して11年、まだまだ新発見に溢れてます。笑
    新婚時代の手探りはだいぶ減ったけど、それでも、「何ソレ!今さら?!」みたいなことがボンボンと出てきますから。笑

    旦那さんが軍の方なら、真実さんが寂しい思いをすることもこれからあるかもしれませんが、ミリタリーワイフとしての生活を楽しもう!と日々の中に面白さを見出すことが大事かな、と思います。
    そしていつか、真実さんの頑張りが、また別の誰かの元気や勇気につながる日が絶対にやってきますから、今は安心してください。
    私も妊娠中とか、産後とか、焦ったときがありましたが、旦那がいつも、”One day at a time.”(一日ずつ、だよ)と言ってくれて、まずはその一日を楽しもう、生きよう、と思うようになりました。
    真実さんの焦っている気持ちや、だけど一歩ずつ頑張りたい気持ちを、旦那さんにどんどんぶつけられると良いですね。

    >根性と優しさを教わっている

    なんて言ってもらえてとても嬉しいです!いつか会いましょうね♪

    またお話したいことがあったら、いつでも連絡くださいね!

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