2分前警告テクニック

 

 

前回のタイムアウトテクニックに続き、もう一つ、我が家で実践している子育てテクニックを紹介します。

 

その名も「2分前警告テクニック」

 

英語では”2 minutes warning”(発音は「トゥーミニッツウヮーニング」)で、スポーツ好きな私たち夫婦は、これをアメフトのルールから拝借しました。

アメフトの試合では、前半終了2分前、後半終了2分前になると、この”2 minutes warning”が出ます。

「残り時間2分だよ!」というお知らせです。

 

これを子育てでどう使うかというと・・・・

 

たとえば、

  • 公園で遊んでいる子供に家に帰る時間だと伝えるとき
  • テレビを見ている子供にご飯の時間・お風呂の時間・寝る時間を伝えるとき
  • 出かける時間を伝えるとき

などに、残り時間が2分であることをまず最初に伝えます。

「あと2分でごはんだよ。」

「あと2分で出かけるよ。」

という一言があることで、子供は心の準備ができ、2分後にはすんなりと行動に移せるようになるようなのです。

 

子供は大人のように、ある行動から次の行動へ・・・と頭で理解して進めるわけではありません。大人は、いくら楽しい時間でも、「ご飯を作らなきゃいけないから帰るわ」と割り切ることができますが、本能のままに生きる(笑)子供たちに、大人のそういう事情は理解できないからです。

なので、前触れもなく「さぁ、帰るわよ!」と言われると、「いやだ!まだ遊ぶ!」となってしまうのですね。

 

うちの子供たちはお風呂で遊ぶのが大好きで、放っておいたら30分くらい遊んでいます。

だけど長風呂はお肌にもよくないので、早々に切り上げようとすると、「まだ遊ぶ~!」という返事が返ってきます。

 

そんなときにこの2分前警告。

 

「あと2分だよ。」

 

というと、

 

「5分!いや、3分!」とネゴシエーションしてくるようになったうちの子どもたち。笑

 

まぁいいか、ここで喧嘩してもしょうがない・・・。

目的はお風呂から出すことなので、

 

「オーケー、3分ね。」

 

と言うと、自分たちから1分半で出てきます。

 

 

また、公園で遊んでいるときなんかも、遊んでいる最中に家に帰るというのはなかなか至難の業です。笑

そんなときにこのテクニックを使うことで、子供の心の準備も できるようになり、だいぶスムーズに公園を後にすることができます。

 

ここでの秘密は「厳密に2分じゃなくてもいいこと」笑 (子供には教えないように!)

子供の体内時計は2分という細かい時間を計れるわけではないので、実際には30秒だろうと3分だろうと問題ありません。(あまり短すぎてもだめなんですが・・・。)

大事なのは”heads-up”、つまり「心の準備」なんですね。

 

ただ、「あと2分」と言った後に、「あと1分」とか「あと30秒」と細かく数えるのはオススメしません。

これは子供をこんがらがらせるのに加えて、「ママは本気じゃないな」と思わせてしまいます。なので、2分と言ったらそれっきりで、あとは帰るだけ。

 

これは我が家のルールかと思ったら、実は他のおうちでも割と使われているテクニックのようです。

公園に行くと、たまに他のパパやママもこのテクニックを使っていて、「あと2分だよ」という声が聞こえてきて、ちょっと親近感・・・。

ぜひお試ししてみてください。

 

 

 

 

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