
アメリカのアフタースクールプログラム(学童保育)
こんにちは、Erinaです。
これから学年度が変わる時期になり、学校に行く子供を持つ家庭では色々とバタバタとし始めます。
そんな中で、共働き家庭では気になる「学童保育」(After School Program)について書いてみようと思います。
アメリカでは、日本のように「子供一人で家にいる」ということが許されていないので、夕方5時~6時まで仕事をする親は、子供を学校後にどこかに預けなければなりません。
しかしながら、このシステムはSchool District(単純にDistrictとも)=学校区域によって運営が異なり、「学童保育はこうです」と一言で言い表すことができないのが現実です。
なので、外側から見ているととてもわかりにくく、「どこでサインアップするの?」と困惑することが多いです。
今回は、我が家と、私の周りにいる共働き家庭2つのケースを例に挙げてみます。
1. 我が家の場合
子供たち(キンダーと1年生)が通う学校のDistrictが運営している”Extended Day Program”は、
- 朝の部が6:30AM~学校始業(8:00AM)
- 午後の部が学校終業(2:00PM)~6:00PM
という二部が、学校内で行われます。
我が家は午後の部だけですが、仕事が朝早くから始まる家庭は、朝の部に行かせるようですね。
オンサイトなので、校内にある建物の中で行われ、子供たちはバスなどで移動する必要がなく、親も、朝と同じ学校でピックアップできるので何かと安心です。
料金は、
- 朝の部が$128/月
- 午後の部が$210/月
二人目以降は20%割引です。
毎日一回のスナック(おやつ)が含まれていて、割とヘルシーな食べ物が振舞われているようです。
私も子供の頃は学童保育に通っていたのですが、やはりこうやってクラスメート以外の子供たちと触れ合う機会はとても有意義なようで、年齢の違う子供たちから学ぶことはたくさんあるようです。
また、スポーツやゲーム、アートなども豊富に用意されており、むしろクラスよりも楽しそうで、今日も遊びきった!という感じで帰ってきます。
本を読む時間なども用意されていて、子供たちはそこで宿題をしているそうです。
スタッフは男性も含めて常時4~5人おり、とても熱意と思いやりのある人たちばかり。いつも「これなら楽しいだろうなぁ・・・」と思います。
うちの学校の評判を聞いて、入学を決めた我が家ですが、入ってみると「アフタースクールプログラムが、一番の収穫だったね!」と思えるほどです。(笑)
2. 同僚ミシェルのファミリーの場合
ミシェルは2年生の息子と4年生の娘のママ。
彼女たちのDistrictはうちとは違うので、アフタースクールプログラムの運営も違います。
彼女の学校の場合は、学校の目の前にYMCAがあり、そこでアフタースクールプログラムが提供されているそうで、個人的にYMCAでサインアップするそうです。だいたい一人$180くらいだそうで、うちと同じくらいですね。
また、YMCAで一般向けにオファーされているスポーツ(サッカー、バスケ、テニスなど)にサインアップし、その時間内にスポーツに参加することも可能。これはスタッフが時間になるとフィールドやコートに連れて行ってくれるのだとか。しかしこれは別料金。
ただ、オンサイトではないので、学校が終わると、YMCAからスタッフがやってきて移動をするそうです。
施設も一般利用者とシェアすることになるそうですが、スイミングの着替えなどには必ずスタッフがついて、子供専用の更衣室で行うとのこと。子供をターゲットにする変質者とかいますので、気になりますよね。
3. 同僚マイリンのファミリーの場合
マイリンは2年生の息子と8年生の娘のママ。
子供は小学生と中学生で別々ですが、同じプログラムがオファーされているそうです。
同じく地元のYMCAからスタッフがやってきて、オンサイトで(なんと)無料の時間外保育が提供されているとのこと。どうやらDistrictが出資しているそうで、親への負担はゼロだそうです。
ただ、スポーツなどのプログラムや、宿題の時間などのストラクチャーはなく、本当に遊ばせるだけなのだとか。
こう見てみると、学校や区域によって様々なアフタースクールプログラム。
しかしながら、共働き家庭や、シングルマザー・シングルファザー家庭が多いアメリカでは、必ず何かしらのプログラムが用意されているはずです。
入学の際に「アフタースクールプログラムはどうなっていますか?」とオフィスで聞いてみると、教えてくれます。
我が家もそろそろ来年のレジストレーションをしなくちゃ・・・。
Photo credit: ywcanyc.org
日本の学童は無料だったり、かなり格安なのに対し、アメリカはそれなりの値段で有料ですが、内容も充実しているなら納得できますね。
今のところ、自宅で仕事をしているのですが、今後外に出て仕事をするようになったら、アフタースクールはどうしたらいいのかなと思っていたところだったので、とても勉強になりました。ありがとうございます!
Tomomiさん、こんにちは!
私も日本で学童っ子だったんですが、いくらくらいだったんだろう?
月3000円とかそういう感じですよね。
でも、最近は学童も減っていて、困っている親が多いとも聞いたのですが、どうなんでしょうね。
うちの学童は、週5日のパッケージと、週2~3日とかっていうパッケージもあって割安です。
毎日じゃなくても行けるのは良いですよね。