青い州、赤い州(前編)
こんにちは、Erinaです。
先日、ジョージア州で悲しい事件が起こりました。33歳の男性が、自分の車の中に22ヶ月の息子を置き去りにし、ベビーが熱中症と心臓発作で亡くなったという事件です。
ここアメリカでは、子供だけを車に置き去りにすることは違法であり、子供に何も起こらなかったとしても、親(保護者)が逮捕されるということが多々あります。
日本でも、赤ちゃんを車に置き去りにしてパチンコに行く母親とか聞きますが、やはりそれに比べて、アメリカでの罪の重さは半端じゃないです。(ってことはこの記事にも書きました)
このジョージアの男性は、息子を車に置き去りにして、仕事をしに行ったそうです。
一日中、駐車場に停められた車に置き去りにされたベビーは、一人苦しんで亡くなりました。それを見つけた父親が助けを求めるシーンは、多くの人に目撃され、警察も同情的だったとか。
男性はランチ時間に自分の車をチェックしに行ったという証言もある中、「後ろ向きのカーシートに子供がいたのを忘れていた」と事故性を強くアピールしているそうです。
私は今回、このニュースを聞いて、強く感じたことがありました。(いや、「ひどい父親だ」ってのは当然ですが)
それは
「州による違い」
アメリカにはご存知のように、50の州が存在します。
州ごとに自治体が置かれ、それはとても強くて独立した権力を持っています。お隣の州でも、政策が白と黒くらい違うこともよくあります。
今回、この事件が起こったジョージア州。
メディアではこんな言葉が聞かれました。
「警察は同情的だった」
「父親も苦しんだ」・・・・・
これを聞いて、
(゚Д゚)ハァ? ←思わず絵文字
と思ったのは私だけじゃないはず。
というのも、ここカリフォルニア州では、似たようなケースが起こった場合、確実にこれは「第一級刑」になるはず。
意図的だろうと、ミステイクだろうと、本人の過失によって子供が命を失った。しかも車に子供を置き去りにすることは違法行為なわけですから、情状酌量なしです。
当初、この父親は第一級子供虐待(First Degree Child Cruelty)として裁かれるはずだったのですが、それがドロップされ、今は第二級に。
しかも、Change.orgという署名ウェブサイトでは、殺人罪の取り消しを求める人たち11,000人がすでに署名しているそうです。
署名した人のコメントを読んでいると、「確実にカリフォルニアの人じゃないね、あんたは」という人ばかりです。
「息子を亡くして、彼(父親)はすでに苦しんでいる」
「ミステイクは誰にでもある」
「彼は素晴らしいハズバンドであり、父親だ」
いやいやいやいや・・・・!!
それで子供が一人、亡くなってますから!!
なんだか、怒りを通り越して呆れるばかり。
ニュースを聞いていると、こういう意識の違いは時々起こるのですが、同じ国に住んでいる人とは思えないくらいです。
もちろん、悲しくない人はいないでしょうが、許容範囲の違いでしょう。
カリフォルニアは、一般的に、「法律の厳しい」州というイメージがあります。
というか、「リベラル」ですから、アメリカのコンサーバティブな動きに対して厳しいのです。
こうなると、じゃあアメリカの「リベラル」と「コンサーバティブ」って何?という話になりますよね。政治的なものはこの記事にもありますが、次回の後編では「青い州と赤い州」についてもうちょっと掘り下げてみます。