
Postpartum Depression(産後うつ)を知ろう
こんにちは、Erinaです。
今月5月は、Mental Health May(メンタルヘルス月間)と呼ばれ、心の健康について考えたり、学んだりする機会が増えます。
そんな中、Postpartum Depression、日本語で言う「産後うつ」について、とても良い素材を見つけたので、紹介してみたいと思います。
まずはオリジナルを読んでみてください。
後で一段ずつ和訳してみます。
どうでしょうか?
ではでは、一段ずつ解説してみますね。
タイトル「圧倒・不安・怒り:産後うつを乗り越える」by Jessica Zucker Ph.D., illustrated by Ryan Alexander-Tanner
ドクター:産後うつは、子供の誕生に関連することの中で、もっとも複雑でもっとも頻繁に見られることです。
毎年、アメリカでは約100万人の女性が、赤ちゃんの誕生直後に、気持ちのアップダウンや不安を経験しています。私は毎日、産後うつやマタニティブルーの患者を診ています。
ドクター:最近の調子はどうですか?
女性A:こんな惨めな気持ちになることに罪悪感を感じます。
女性A:長い間、妊娠しようと頑張った結果が、こんなネガティブな気持ちに攻撃されることだったなんて、とても残酷な話です。怒りに押しつぶされそうで、いつか何かしてしまうのではないか、と怖いのです。
私は母親失格のように感じるのです。私が思い描いていた「母親像」とは全く違います。昔に戻れたら良いのに。もう前と同じ自分には戻れない気がします。
ドクター:産後にやってくる難題は、7人の女性に一人の割合で起こっています。始まったばかりの母親というステージに関連した感情的な苦しみ、その中でも産後うつというのは、とても恐ろしいもので、隔離されてしまうものなのです。
ドクター:女性たちは、「母親はこう感じるべき」という理想からかけ離れた自分の感情に、自分が恥ずかしくなったり、ショックを感じるのです。
女性B:私はどこかおかしいのかもしれません。昨日は少し機嫌が良くて・・・でも、それも長くは続かないんです。
女性B:不安になって眠れません。感情が麻痺しているというか、心がつながってないというか。家族は私に相当ガッカリしているに違いません。
もう逃げ出してしまおうか、と考えます。誰も私がいなくなっても寂しがらない。むしろ私がいないほうが良いのかも、なんて思うのです。
上の子供が生まれたときは、こんなはずじゃなかった・・・覚えてないだけなのかしら?もうまっすぐに考えられないのです。
ドクター:このような感情は、出産後の母親たちの多くに見られます。産後うつは、出産前の自分とのアイデンティティとつながりを見つけるのをとても難しくしてしまうのです。
女性C(ご主人):僕の奥さんはハチャメチャです。僕は彼女を助けたいだけなのに、何一つきちんとやってあげられないみたいです。
女性C:彼女が苦しみながらも、強くあろうと頑張っているのはわかるんです。何も変わっていないように振舞っているけど、でも変わったでしょ?
心の底では、僕や赤ちゃんを愛しているってわかってるんです。でも、今の彼女は常に心を閉ざしてしまったというか、イライラしているというか。流産を繰り返した後の赤ちゃんだから、やっとハッピーになってくれるかと思ったのに。
ドクター:とにかく「共感してあげること」がキーです。産後うつで苦しんでいるほとんどの女性は、今すぐにサポートやトリートメントを必要としています。これらの症状を見直すために、プロフェッショナルのヘルプも必要かもしれません。
女性D:もっと頑張れば、状況はよくなるのかもしれません。
女性D:一日中、掃除をして、泣いて、の繰り返しです。嫌な重い気持ちで溢れているのです。
これは、子供を産むことに曖昧だった私への罰なのでしょうか?赤ちゃんが私の惨めな気持ちを知っているように感じるのです。私がこの子を嫌がっているように、この子も私のことを嫌うのでしょうか?
女性D:私は出産のトラウマが忘れられないのです。彼女が生まれた頃には、私は陣痛でとても衰弱していて・・・正直、彼女のそばに寄りたくないのです。赤ちゃんを愛しているけど、母親であることが嫌なのです。
ドクター:母親の心の健康状態というものは、家族全体のステージになります。子供にどうやって愛情を注ぐか、どうやって絆を深めるか、そして子供が将来的に、どうやって人々と付き合っていくことになるか、というものに影響します。
ドクター:母親たちは、新生児のケアをするために、健康である必要があります。
たとえ赤ちゃんとの絆が、望んでいたものと違っていたとしても、適切な治療やサポートを受けることで、赤ちゃんとつながることができるようになります。
ドクター:早い段階にとりかかればとりかかるほど、症状は速く消えていくでしょう。産後うつは一時的で、治療することができるものなのです。
母親になるということは、圧倒的な体験です。しかし、産後うつを経験することは「悪い母親」という意味ではありません。
ドクター:「希望」や「時間」は苦しみを消すことはしません。むしろ、放っておけばもっと悪くなる可能性もあります。
ヘルプをだすことは勇気が必要です。しかし、治療をうけることは、あなたと赤ちゃんにとって、とても重要なメッセージになります。「あなたと私は、大事な存在です」
どうでしょうか。
私は専門家ではないので、かなり意訳してしまった部分もありますが、自分の体験や周りの母親たちを見て、個人的な流れに沿って訳してみました。
私自身も、今思えば「あれは産後うつだったのかなぁ?」と思うことがあります。今では全くない感情を、子供たちに対して抱いていましたし、そんな自分がとても嫌でした。
母親を7年やって感じることは、「最初から母親なんていない」ということ、そして「最初から子供が可愛いとは思えない」ということ。今のように、どんなにアホなことをしている子供でも「かわいいなぁ・・・」と親ばかになれるのは、ごく最近のことです。
寝不足、崩れたホルモンバランス、体の痛みを持った産後直後の母親が、また子供にも愛情を注ぎ続ける、というのはとってもとっても大変なこと。
私は、産後の状態を英語で表現するのに、旦那にこう言いました。
“It feels like I went through a war.”
それはまさに「戦争から帰って来たようなもの」だと。
回復には時間がかかるし、感情のアップダウンがあって当たり前、という意味です。
だから、もし苦しんでいる人がいるなら、もし「こんなの私じゃない」と気づいているなら、聞いてくれる人が現れるまで、あきらめないでください。
そして、周りの人も、時間をかけてトコトン話を聞いてあげてください。
“What can I do for you?”
という一言が、救ってくれることもあるのです。
英語でこんな昔からのフレーズがあります。
It takes a village to raise a child.
「子供一人育てるには、村一つ必要だ。」
つまり、子育ては母親一人の仕事ではなく、それくらい周りの手間とヒマをかけて行うものですよ、という意味です。
私はこういう子育てが好きです。











