
アメリカの主夫事情
こんにちは、Erinaです。
うちの旦那は超がつくスーパー主夫。
私の友人(日本人女性)たちのお墨付きもあるくらいマメな彼は、独身時代、いや、もっと若い頃からマメな性格できれい好きだったそうです。
料理・掃除・洗濯とあらゆる家事をこなす彼ですが、現在では、子ども達の平日の朝食+ランチ+スナックも用意し、お客さんが来ているときにおもむろにその作業を始められると、私の立場がなくて困ります。このシーンを目撃した日本人女性は、必ず、「え?旦那さんがやるの?」と質問します。
週末は私がまだ寝ぼけている時間から掃除機をかけ、ほこりをはたき、子ども達のベッドシーツを替えます。
うちの母は、そんな旦那について「まぁよく動く人だこと」と半分あきれ気味で、日本人男性が我が家に来ると、「俺ももっと家事をしないとだめだな」と猛省されて帰ります。まぁ、うちの旦那はもともと、じっとしていられない性格なのです。
「ここまで家事ができるのはレアだろう」と思っていた私ですが、最近、家族ぐるみのお付き合いをしているK家のパパと仲良くなった旦那は、このK家のパパと主夫生活について情報交換をしているようで(笑)、よく新しい情報が入ってきます。
確かに、彼との会話は「今日のうちの晩御飯は・・・」とかそういうのばかり。
それを聞くと、「なんだ~割とみんな主夫なのね」と驚く(というか安心?)ことがあるので、今日はアメリカの主夫事情を紹介してみたいと思います。
まず、このK家。
うちのお隣のブロックに住んでいるのですが、もともとは、ここの末っ子Mちゃんがうちの娘の同級生で大親友なことに始まりました。
その後、ママと私も意気投合し、今では数少ないママ友のなかから「友達」と呼べる存在で、子どもを遊ばせながらお茶したり、ディナーの後に一緒にワインを飲んだりします。
K家の家族構成はこんな感じ。
パパ(50代前半):サンディエゴ市警の警察官。あと3年でリタイヤ予定。趣味は野球。
ママ(40代前半):某大手薬品会社のマーケティング。超がつく姉後肌でとにかく顔が広い。
この2人は結婚して10年。
Lちゃん(19歳):パパさんの前妻との子。今年から大学寮生活。面倒見がとても良い。
Jくん(15歳):同じくパパさんの前妻との子。今年から高校生。趣味はスポーツとゲーム。
Aちゃん(8歳):K家のパパとママの子。3年生。運動神経抜群でリーダー肌。
Mちゃん(6歳):K家のパパとママの子。キンダー。おっとりしているが芯は強い。うちの娘の親友。
となっていて、長女のLちゃんが去年の秋から家を離れて以来、5人で生活しています。
パパの仕事スケジュールは少し特殊で、現在は火~金曜の週4日勤務。時間は朝6時から午後4時までという変則。
ママの仕事スケジュールは月~金曜の8~5時ですが、通勤ラッシュを避けるためフレックスタイムがオーケー。夜は7時まで帰ってこないこともあれば、3時に帰ってくる日もあるし、在宅勤務の日もあります。
このK家の忙しいところは、Jくん、Aちゃん、Mちゃんがそれぞれに習い事をびっしりとしていること。
Jくんは学校の部活(バスケ)
Aちゃんはチアリーディングとシンクロナイズドスイム
Mちゃんはヒップホップダンスとガールスカウトと水泳
これを他の家族と共同でやっているのだそう。
そんな中、平日のパパの役割は、
仕事から帰ってくる→子ども達をそれぞれの習い事に連れて行く→その合間に買出しと夕食作り
というのが基本的な流れで、プラス洗濯は彼の仕事。
いつもは物静かなこのパパさんですが、うちの旦那とおしゃべりするときはかなり面白い人になるそうで、
「ウチの妻は、5人分の洗濯物がどうやってきれいになるか知らない。」
というシニカルなジョークからある会話が始まったそうです。それも娘たちの水泳練習見学中に。
「彼女は、洗濯機のボタンをポンって押せば、それで終了だと思っている。
小学生の女の子の洗濯物の恐ろしさを知らない。下着とかならともかく、ちょ~っとしか着ていないようなシャツとかスカートまで洗濯カゴに入っている。」
(笑)
うちの旦那も、娘の洗濯ものについて同じ文句を言っていましたが、K家はそれが2倍。プラス高校生男子。(男子の洗濯物は数的には少ない。けど超汚い。)
「同じようなこまごまとした服をたたむ大変さを、ウチの妻は知らない。」
(爆笑)
いや~、わかる。わかるよ。
我が家でもたいていの洗濯担当だった旦那が、半年くらい前に「もう俺は洗濯はやらない宣言」をし、「これからはエリナの仕事だからね」と独断決定。
それまでは「気づいた人がやる」というルールだった洗濯。
しかし、私より先に洗濯物の山が目に入る彼は、これでは歩が悪いと思ったのか、「俺は金輪際、洗濯物には触りません」と宣言し、「別に良いよ」とあっさり引き受けた私。むしろ私も自分のやりかたで洗濯したかったので、ありがたい。
ちなみに、乾いた洗濯物は子ども達にたたませています。
「子どもを上手に使わないとね~。」と旦那に教えても、人を使うのがあまり上手ではない彼は「自分でやったほうが速い」と全て自分で引き受けて、自分の首を絞めてきたのです。(←と言うと怒られそうですけど・・・)
それにしても、子どもの小さいパンツやら靴下やらTシャツやらを、あの大きいアメリカン洗濯機+乾燥機で洗うのは確かに気が遠くなるわね。
このK家のパパも、子ども達の朝ごはん担当だそうで、仕事が休みの日は子ども達の食べたいものリクエストを受けてから作ります。
うちの娘がK家にスリープオーバー(お泊り)に行くようになると、「朝はパパさんがパンケーキを作ってくれたの!それもチョコチップ入り。(ルンルン♪)」ととても嬉しそうで、「俺も作ってるのに・・・」とちょっとしょんぼり気味のうちの旦那。
うちの旦那も日曜の朝は、イチゴ+ホイップクリームつきのパンケーキやらワッフルやら作ってくれますが、やはりお泊り効果なのでしょうか。いや、やっぱりチョコチップには勝てないよ。
寝ぼけた小学生ガールズが3人キッチンカウンターに座って、K家のパパがそこにホイホイとパンケーキをのせる姿も、想像したら・・・・。( ´艸`)プププ
そんなわけで、K家のパパに同情するのと同時に、普段は警察官というシビアな仕事をしている彼が、家では6歳と8歳の娘のパンツをたたんだり、朝からかわいいパンケーキを作っているかと思うと、やっぱりちょっと微笑ましいのでした。
このK家のパパ、前妻さんと離婚してから、当時は幼かったLちゃんとJくんを男手一つで育てていた時期があったそうです。
当時は小さいアパートに住んで、家事と育児を全てこなし、仕事に行っていた彼。
きっと彼の主夫スキルはそこで培われ、ママさんと結婚してガールズが生まれた後も、それを自分の役割として続けているわけです。
それは最近の「イクメン」なんていうステータスではなく、「父親」として当たり前のことをしているだけだ、ときっと彼は言うでしょう。
ママさんはキャリア志向だから仕事を辞めることはないし、それでも結婚当時に多感だったLちゃんとJくんにステップマザーとして必要とされる存在になったのは、やはり夫婦がそれぞれの役割を理解し、お互いをサポートしながら、自分の責任を果たしているからだと思います。
だから、パパも素晴らしいけど、やっぱりママも素晴らしいこの夫婦。うちの笑いのネタにもなってますが、まぁ逆もそうだろうから良いか。笑
誰かと結婚する上で、こういうことが「当たり前」としてカラダにしみこんでいる人かどうか、というのは、自分が仕事をする・しないという未来設計にも大きく関わってくると思います。
うちの旦那がこういう人でなければ、やはり今の私はないわけだし、結婚を決めた当時はそこまで深く考えていなかったけれど、今思うとやっぱり感謝です。
私が当たり前にやっていることも、彼にとっては感謝の対象なのかもしれませんが(そう願いたい)、そう思うと、夫婦って本当に不思議だなぁと思うのです。
世の中の主夫のパパさんたちに、心から拍手を・・・。