アメリカで兄弟姉妹を育てる

こんにちは、Erinaです。

 

 

今回も、アメリカで子育てをしてみて感じたことを書いてみます。「兄弟姉妹」についてです。

 

我が家には5歳半の長男と4歳になる長女がいます。

 

私自身は日本で一人っ子で生まれ育ったので、二人目を妊娠したときは「兄弟って何?」と、かなり根本的なところまで考えてしまいました。

3人兄弟の長男として育った旦那も、「どうやって育てるかはわからない」だそうで。(そりゃそうだ)

 

長男の検診のときに、小児科のドクターに相談しました。

 

私たち夫婦:「ドクター、兄弟姉妹(英語では”siblings”)ってどうやって育てたら良いんですか?」

 

40代のDr.サッカーは、長男誕生以来、私たちにとても親身になってくれて、様々な質問に丁寧に答えてくれるドクター。彼女自身も、中学生の娘と息子を持つ母親です。

 

ドクター:「上の子にフォーカスしてください。下の子は泣いても待てるから。下の子を優先すると、上の子がその変化に戸惑いますよ。」

 

私たち夫婦:「なるほど!」

 

考えてみたら当たり前のことでしたが、やはり無意識には「新生児なのだから・・・」と下の子供を優先しがちですよね。

 

ドクター:「上の子は、自分で選んで弟や妹ができるわけじゃないでしょ。だから上の子供への対応を変えちゃダメ。」

 

なんだそうです。

確かにそうだ。二人目、三人目を持つ、というのは親の意志であり、子供はそのせいでネガティブな影響を受けるべきじゃないのかもしれない。

もちろん下の子を見落としたり無視することはありませんが、親がまずは上の子供に100%の愛情を注いでいると、上の子は自然と下の子にも愛情を注ぐようになるそうです。

 

そんなことを念頭に置き、いよいよ長女出産。一人目のときは長く感じた妊娠期も、二人目はあっという間の9ヶ月でした。

私は長女出産を機に退職し、子供たちとゆっくりした時間を過ごす時間を作ることができたのは、やはりのんびり子育ての大きな要因でした。

下の子がかまってほしくなっても、上の子がお腹を空いていれば上を優先。

「ちょっと待っててね。」とぐずる長女に声をかけたり、バウンサーと呼ばれる音楽が流れる椅子を使うことで、視界には必ず私が入るようにしました。

長男に本を読むときも、床に座り、隣には長女を寝かせる。

長男と遊ぶときも、踏まれない距離(笑)に長女を寝かせる。

 

そうやって、長男中心の生活に、長女を少しずつ入れていくようにしました。

 

長女が生まれて数週間、変化に気づいたのは長男のおかげでした。

当時まだまだおしゃべりができなかった長男が、長女に興味を持ち始め、私が忙しいときに、かまうようになったのです。

自分の小さい手ともっと小さい長女の手を比べてみたり、足指をつまんでみたり、髪を触ってみたり、興味津々の長男。

 

「あ、男の子もこうやってベビーに興味を持てるんだ・・・。」と新発見でした。

 

そしてもちろんのこと、長女は自分よりちょっと大きい長男に興味津々。

誰かにかまってほしいときは、ママじゃなくても良いようで、長男が遊んでいるのをずっと見ていたり、とにかく一緒に遊びたい!という感じでした。

 

ハイハイも、つかまり立ちも、歩くのも、誰かに教わることなくかなり早い段階でマスターしました。15ヶ月まで歩かなかったのんびり屋さんの長男とは大違いです。

 

そんな二人も今は5歳半と4歳になりました。

英語の”Two peas in a pod”と言うフレーズがぴったりなくらい仲良し兄妹。面倒見の良い長男と、タフで甘え上手な長女はとても良いコンビです。

週末は一日中一緒に遊んだり、寝る直前まで長男のベッドに入り浸ったり、庭で独自のゲームをしたり、親はとても楽になりました。もちろんしょうもないことで喧嘩しては3秒後に笑っています・・・。

 

「お兄ちゃんだから、ちょっと待ってね!」

「お姉ちゃんだから、我慢しなさい。」

というのは、日本でよく聞くフレーズですが、アメリカではそのような年齢や順番を引き合いにして、上の子供が我慢しなくてはならないシチュエーションはありません。

 

逆パターンはオーケーだそうで、それは「上の子に譲りなさい」というときです。

「あなたは順番的に下だから、待ちなさい。」というのはあって、これはうちでも使います。

普段はとても偉そうな態度の長女ですが、「ここは大事!」というところはきちんとわきまえていて、そこは長男に譲ることが自然とできるようなのです。(すごいフシギです)

 

また、年の離れた兄弟姉妹がいる場合、「お姉ちゃん(またはお兄ちゃん)が面倒見てくれるでしょ?」という質問もあまり聞きません。いくら年が離れていても、子供の面倒を見るのは親の責任であり、兄姉の仕事ではないからです。

 

「上の子は手がかからなくてラク」という意見は聞きますが、親の仕事を兄姉に託す、という考え方はアメリカにはあまりないようです。

 

Brotherは兄弟、Sisterは姉妹で、どちらが上・下というのもアメリカではあまり気にしないようですね。「彼女は僕のシスターです。」と紹介されて、「お姉さん?妹?」と気になるのは日本人だからでしょうか。

「上の子がこうだったから、下はプレッシャーを感じて・・・」とか、逆に「下がいたから上がこうなって」みたいなストーリーもほとんど聞くことはありません。 年齢が上でも下でも、家族の中で子供は独立した存在で、親が一人ずつの長所や短所を見つめているケースが多いようです。

 

おそらく、アメリカは個人主義で、兄弟姉妹の順番や、兄弟姉妹のある・なし(一人っ子かどうか)などで、個人をジャッジする文化がないからだと思います。

 

日本では、「一人っ子だから・・・。」と言われたこともある私ですが、兄弟姉妹というのはあくまで家族のメンバーであり、個人に対する評価とは全く関係のないことなのです。

一人っ子で育った私は、いつか将来、子供たちが「兄妹がいてよかった」と思ってもらえるといいなぁと願っています。

 

 

私もまだまだ手探りの子育てですが、アメリカ式兄弟姉妹の育て方、試してみてはいかがでしょうか?

 

みなさんの兄弟姉妹の育て方も、ぜひ教えてください。

 

 

 

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