子供のいのちの重さ
今週、サンディエゴのお隣の町で、こんなニュースがありました。
生後4ヶ月の娘を車に置き去りにし、洋服の買い物をしていた母親が逮捕されたというものです。
彼女が車を離れたのは10分ほどで、その間に駐車場をパトロールしていたセキュリティが、車に残されたベビーを発見し911通報。
救出されたとき、ベビーは意識がなく、ものすごい量の汗をかいていたそう。
その後、小児科へ運ばれ、適切な治療を受けて、無事に意識は回復したそうですが、この母親は現在、留置場に入れられ、子供は公的施設で保護されています。おそらく、この母親が、この娘を育てることはないでしょう。
警察の調査によると、この時の車内気温はおそらく60度。発見があと数分遅かったら、おそらく命は助からなかったとのこと。
ご存知のように、アメリカは、「子供を守る法律」という概念が日本よりも進んでいます。
細かいところは州によって異なりますが、このような、車に子供を放置することや、12歳以下の子供だけを家に残すことは違法です。
18歳以下の未成年と性行為を行ったり、未成年への強姦事件などは、日本では考えられないような極刑が与えられます。
私は法律のプロではないですが、こうやって「前例」として重い刑を与えることで、これからの犯罪を予防する効果もあるだろうし、被害に逢った子供たちへの社会の認識や意識も高まるはず。
小学校に上がる頃には近所のスーパーにおつかいに行き、小学3年生にもなれば一人でバスの乗り方を教わり、隣町まで一人で習い事に行く、なんてことが当たり前の社会で育った私は、やはり日本の平和を実感せずにはいられません。
子供たちにおつかいをさせる某テレビ番組も、日本独自だな~なんて思います。あれ、まだやってるのでしょうか?
しかし、最近の日本でのいじめ事件や、少年犯罪、子供がターゲットになる犯罪などを見ていて、「日本の刑は軽すぎる!」と感じている日本人は、私だけではないはずです。
刑の重さで、命の重さがわかります。つまり、日本とアメリカ、それぞれの社会で、「子供」という存在の価値がどれだけ違うかが見えるのです。
もちろん事件の背景など色々なことも考慮されるので、直線的に数字だけをとって比べることはできません。
ただ、現在のシステムでは刑事裁判にもかけられないいじめ事件(日本)と、150年の実刑(アメリカ)なんて、レベルが違うと思いませんか?
犠牲になっているのは、なんら違いのない、罪のない子供たちなのに。
「子供」という存在は、それぞれの社会にとって大切な資産であることを理解し、大人が守るべき存在であることを、こうやって明確にしていく必要があります。
親として、「日本で子育てがしにくくなった」という声を、最近よく聞きます。
大切なのは、自分の子供だけではありません。
親戚の子供、友達の子供、近所の子供、彼ら・彼女らには、未来とその責任があります。
子供のいのちの重さ、少し考えてみませんか?