プリスクールの選び方
こんにちは、Erinaです。
今日は、子どものプリスクールの選び方について、私が体験したことを書いてみようと思います。
まず、我が家の子供たちを紹介します。
- 長男(6歳):プリスクール歴3歳~5歳まで
- 長女(4歳):プリスクール歴1歳半~現在
アメリカでは、日本の幼稚園にあたるものが「プリスクール」、保育園にあたるものが「デイケア」と考えられていますが、この二つの間で、州(カリフォルニア)からの認可に違いはなく、プリスクールの年齢(2歳~5歳)のカリキュラムは同じものと考えられています。
たとえば、現在、娘が通っているプリスクールは、フルタイムなら朝7時~夜6時まで利用できますが、呼び名は「プリスクール」となっています。「デイケア」は、新生児のための託児施設というのが一般的で、新生児用のInfant Careが併設されていても、運営はプリスクールとは別になっていて、こちらを「デイケア」と呼ぶようです。
プリスクールの運営形態
・完全私立
有名なのはKinderCareという私立プリスクール。サンディエゴにも数箇所あります。こちらは独立した私立のプリスクールで、月謝は割高。施設によっては子供用のコンピューターとかもあるハイテク系です。
気になる月謝は、サンディエゴだと、フルタイム週5日で子供一人1,200ドル/月くらい。
・教会
アメリカでポピュラーなプリスクールは教会(キリスト教)が運営しているもの。様々な宗派があるので、キリスト教に馴染みがないと、ちょっと躊躇してしまいますね。聖書を教えるか、どれくらい一生懸命かというのは、学校や先生によって違います。
ただ、教会の運営の一部なので、長所は月謝が割安なところが多いです。
こちらもサンディエゴだと、フルタイム週5日で平均して600~900ドル/月くらい。
・スクールディストリクト(教育委員会)
地域によっては、キンダーガーテンや小学校に併設されたプリスクールがあり、こちらはスクールディストリクトによって運営されています。
しかし、これは学校の運営に沿っているので、時間が午前中だけだったり2時で終わったりと、共働きの家庭では利用できないかもしれませんね。
値段は私の知っている学校で、月200ドルくらいでした。
クラス編成
私の娘は、2つのプリスクールに通うことになったのですが、この2校の間に大きな違いがありました。
それは「クラス編成」。
彼女が1歳半から4歳まで通ったプリスクールAには、
- Potato Bugsクラス(1歳半~2歳半)
- Butterflyクラス(2歳半~4歳)
- Busy Bee クラス(3歳半~5歳)
という3クラスがあり、9月で切る学年ではなく、子供の年齢(誕生日)と成長に合わせて次のクラスに進級させました。
最後のBusy Beeというのが、”Pre-K”(プリK)と呼ばれる「年長さん」のクラスで、ここではアルファベットの読み書き、フォニックスなどの発音、数字などを教わります。私の娘は、1歳半で入園してPotato Bugsのクラスに入り、転校したときにはBusy Beeクラスで一学年上の子供たちとアルファベットを習っていました。
そして今年の初めから行き始めたプリスクールB。
こちらは、キンダーガーテンにクラス全員が一緒に行けるように、学年を学校のカレンダーに合わせます。つまり、カリフォルニアなら9月までの誕生日の子供たちですね。
つまり、キンダー入学が来年の娘は、年長さんクラスから、年中さんクラスに下がったわけです。
私がこの2つのクラス編成の違いを見て感じたことは、プリスクールAの先生たちは、月齢に関わらず、同じ成長度の子供たちを扱うので、各段階での教え方や接し方がとても上手なことでした。
Potato Bugsクラスのアンジー先生は、娘がまだベビーだった頃に、初めて私以外になつくようになった先生。彼女がいなければ、私は毎朝、娘に泣きつかれて仕事にならなかったはず。
Butterflyクラスのエイミー先生は、この年齢に適した方法で聖書を教え、娘は善悪の判断が上手にできるようになりました。サークルタイムと呼ばれる授業的なセットアップも、この時期から始まります。娘がアートに興味があるのを発見したのも、この時期です。
Busy Beeクラスのダフニー先生は、キンダーガーテンに上がる子供たちの入学前準備になるように、サークルタイムに力を入れ、子供たちが授業に集中することを教えました。アートもイベントなどに関連付けたり、アルファベットや数字などにも力を入れていたので、長男ともども、この時期の発達は目覚しいものがありました。
しかし、学年と言う意味では、ばらつきがあります。たとえばBusy Beeのクラスに進級しても、誕生日上、キンダー入学が次の年の子どもは他の子供たちと卒園することができません。うちの娘もこれにあてはまり、ちょっとかわいそうだなと感じました。
カリキュラム
上にも書いたように、プリスクールの転校によって、年長さんクラス(プリK)から、年中さんクラスに下がってしまった娘。
「校長先生に、年長クラスに移してもらえるか相談しようか?」なんていう夫婦会議も行い、この一年が、娘の人生にどんな影響を及ぼすのか、そして我が家の財布とも相談しました。
結果、年長さんクラスに戻すこともできたのですが、やはり年中さんクラスにステイする決め手となったのは「カリキュラム」でした。
キンダー入学準備をし始めるプリKのクラスでは、アルファベットや数字学習など、アカデミックな内容が濃くなり、その分、アートやクラフトなどのクリエイティブな時間が減っていきます。
うちの娘は、アートが大好き。先生との面談(Teacher’s Conference)でも、「娘ちゃんは、もしやらせてもらえるなら、一日中でもアートをしますね。」と言われたくらいです。
現在の年中さんクラスでは、アートの時間がたっぷりあるそうで、娘は毎日のようにプリスクールで作ったものを持って帰ってきては、自慢げに教えてくれます。
実を言うと、非アート系の私たち夫婦は、「汚れるのが嫌」という理由で子供が家でアートするのを避けてきたし、息子もアートよりはブロックとかトーマスが好きだったので、あまり我が家はクリエイティブな環境ではありませんでした。なので、家ではできないアートを存分にやらせてもらえるなら、このクラスは娘にとって良い環境なんだと感じているし、プリスクールが特別な場所になっているようです。
「アカデミックなことは、後から嫌でもやらされる。だから今は好きなことをやらせたい。」
というのが私たち夫婦の決断でした。
実際にクラスでどんなことをやっているのか見たい場合は、親が授業参観できます。カリフォルニアでは、親がこれをいつやっても良いという法律があり、入園の際に同意します。(詳しくはこの記事で)
子供がどのプリスクールで楽しめるかというのは、やはり「コミュニケーション」がとても重要になってきます。
転校の際には、何校も視察に行きました。そのときは先生たちにあらゆる質問をしたし、ちょうど送り迎え時だったパパやママにも「この学校、どう?」と相談しました。
また、娘はどんな子供なのかを親からの視点で伝えます。こうすることで、先生たちの理解もスムーズになるし、それをもとにどんな対応をするか、というのはやはりプロですからすぐにわかってくれるわけですね。
私がこの体験をして感じたことは、「学校でできることと、家でできることは、違って良い」ということでした。
親が自分の子供に教えられることには限度があります。先生や同級生が、自分の子供に教えられることにも限度があります。
だけどそれを足して、全体がバランスよくカバーされていれば、子供もバランスの取れた子供になると思うのです。・・・と、手抜きな自分の育児を正当化してみたところで終わります。(笑)