
図書館へ行こう!
こんにちは、Erinaです。
みなさん、図書館は利用していますか?
私はもともと読書が好きで、日本の本屋で時間を過ごすのが好きだったのですが、アメリカでは日本のような巨大書店は少なく、ちょっと物足りなく思っていました。
英語の本もどれを手に取って良いかわからないということもあり、同じ本を何度も読んだり、人に勧められたものに限られていたりしていました。また、想像しにくいストーリーはなかなか読み続けることができないし、単語もわからないと嫌になってしまうもの。
「洋書にトライしたいんだけど、なかなか・・・」という場合は、本の選択ミスかもしれません。
そんな時に役立つのが「図書館」です。
最初の数ページで「ちょっとこれは読めないな・・・。」と思ったら、返しに行けば良いし、また読めそうなものを借りてくれば良いだけ。
大人になると、その本を読めるかどうかというのは、単純に英語力だけでなく、その分野やトピックへの興味・理解度とか、経験とかが大きく影響している気がします。
たとえば、私は昨今人気の「魔法モノ」(ハリー・ポッターとか)はさっぱり興味がないので、単語もわかりませんし、全くページが進みません。でも興味のある分野の小説や、自分の経験と関連している(relevant)ものは、スラスラと読めたりします。(“I can relate myself to the story.”なんて言いますよね)
欲しい本はアマゾンで買う私ですが、こうやって「ど〜れーにーしーよ〜うか〜な♪」と見たい時は、本が陳列されているところに行きたいし、ジャケ買い・ジャケ借りも好きなので、図書館のようにどっさりと本が並んでいるところに行くのが好きです。
そんな本の虫(英語ではそのままBook Warm)の私に似たのか、本が大好きな5歳の長女。
英単語を読めるようになる前から、絵本をどっさりとベッドに持ち込み、絵を見ながら覚えているストーリーを一人で語るという不思議な彼女。
今年はTransitional Kindergartenを終えて、一人で読書できるようにもなり、新しい本を次から次へと読みたがります。
と言っても新しい本をそんなに買えないので、図書館に行くことにしました。
幸いにも我が家の近くにカウンティ運営の図書館があり、そんなに大きくはないのですが、とても行きやすい場所です。
この図書館は土日もオープンしているので便利。最近では毎週末のように行くようになりました。
アメリカの図書館は、子供向けのコーナーが充実しているところが多く、平日の昼間にはReading timeと呼ばれる読み聞かせの時間や、イベントごとにアクティビティを設けていたりと、とてもファミリー・フレンドリーです。
地元の図書館にマメに通っていると、顔見知りができたり、子供つながりで知り合いができるかもしれません。
本を借りるためのカードは”Library Card”と呼ばれ、住民であればIDを見せれば、たいてい無料で作れます。
貸し出しは”Check out”で、このプロセスは図書館によって違うので、初めてのときに、司書さん(Librarian)が教えてくれます。
“I would like to check out this book.”なんて聞いてみましょう。
うちの図書館は、CDブックやDVDなどの貸し出し期間は1週間。本は3週間です。返却日前に延長することもできるので、読みきれなかった場合は延長すればもう3週間キープできます。
最初の「洋書を読んでみたいんだけど、何を読んだら良いのかわからない・・・」という場合、まずは子供向けの本を読んでみます。
テーマは趣味など興味があるもの。
たとえば、旅行が好きなら・・・。
子供向けのコーナーに行って、「ヨーロッパ」とか「エジプト」など写真がたくさんありそうな本を探します。写真を見れば、「あぁ、あそこのあれね!英語ではこうやってスペルするのか・・・」とか、簡単な歴史などの情報を読むことで、英語の勉強にもなるでしょう。特に固有名詞はカタカナ英語だと通じないことも多々ありますよね。
動物が好き、料理が好き、アートが好き・・・などなど、趣味から入る洋書はとてもわかりやすいし、単語が多少わからなくても嫌になりません。
こうやって免疫をつけていくと、もう少し長い文章の本にも手を出せるようになります。
最初は、「この一冊で学んだことは1つだけ」だとしても、そのうちに色々なことを収穫できるはずです。
ちょうど先日、「新10ドル紙幣の顔は女性になる」というニュースを聞いて、「誰だろう?」と思っていました。
「アメリカの顔(女性)」といえば、何人か候補がいるのですが、そういえば彼女たちのことをきちんと知らないな~と思い、本を読もうと思いました。
そこで週末に図書館で見つけたのが子供向けバイオグラフィー。おそらく小学校低学年~中学年が勉強に使うような本です。
その中から、これらの本を借りてきました。
Rosa Parks(ローザ・パークス)
Eleanor Roosevelt(エレノア・ローズヴェルト;「ル」ーズヴェルトでは通じませんでした・・・。)
の二人はアメリカ史で偉大な女性たちとしてよく名前が挙がります。
また、Rosa Parksの背景を知るために、Martin Luther King Jr.(キング牧師)も借りてきました。
とりあえず今週末に、エレノア・ローズヴェルトを読んでみました。
彼女の名前だけは知っていたけれど、家族のことやフランクリンとの関係、個人的な貢献などは全く知らなかったので、とても勉強になりました。彼女のことはまた別の記事で書いてみようと思います。
子供向けの本なので、文章自体はかなり簡単でスラスラ読めるし、家族関係や時代背景など複雑なこともわかりやすく書かれています。
アメリカの歴史や、アメリカの現在に至るまでの流れを理解したい人にはオススメです。
どうでしょうか?
今週末は、家族で近所の図書館に出かけてみませんか?