Cecil the Lion(ライオンのセシル)

こんにちは、Erinaです。

今日はまとめる練習の記事を挙げようと思いましたが、ブレイキングニュースの時間です。

 

アメリカではあるニュースが世間を騒がせています。

 

それは、あるアメリカ人男性が、今月始めにアフリカのジンバブエでライオンをボウハンティング(弓の狩)で殺したというニュースです。
殺されたライオン”Cecil”(セシル)は、ジンバブエではとても大事にされていた象徴的な雄ライオンだったそう。

12頭の雌ライオンと24頭の子供ライオンを率いる13歳の成年ライオンでした。

 

この事実を発見したジンバブエ政府は、地元ガイドたちの情報を頼りに、このアメリカ人男性を探しました。

結果、このアメリカ人男性はミネソタに住む歯科医師で、ニュースが流れると、半日で彼の名前は有名になったのです。

yelpページとFacebookページは”murderer”とか”f-word”満載のコメントがつけられ、星の数はみんな1つ。

自宅の住所や家族の情報まで晒されています。

彼のビジネスウェブサイトはシャットダウンされ、歯科医院もクローズド。

医院のスタッフはみんなこぞって退職しているとの噂もあり、彼が今までのような生活を送れなくなるのも時間の問題かもしれません。

 

この歯科医師は今回、$55,000を払って、地元ガイドをつけてこのハンティング旅行に出かけたそう。

ニュースによると、グループはライオン・セシルを国立公園から餌でおびき出し(公園内ではハントできないため)、出たところで弓矢で射止め、40時間後に弱ったところを銃殺。グループは証拠を消すために、首を切り、皮をはいだそうです。

セシルは、Oxford Universityの野生動物研究の対象になっていて、GPSつきの首輪もしていたそうですが、それも証拠隠滅のために壊されたのだとか。

 

そんな中、この男性は「このハントは合法だと思っていた。ガイドを信じていた。」と、なんとガイドを非難したのです。

 

それを聞いて、アメリカは激怒しています。

 

歯科医師のハンティング経歴も明らかにされました。彼の今までのアフリカ旅行での写真には、殺された大型動物たちと誇らしげに笑っている彼が写っています。

2008年には、ウィスコンシン州で違法に熊を殺したことに対して、嘘の証言をし、政府に罰金を払っていたのだとか。

 

 

許せないし、理解できないですね。

 

生きるためではなく、自分の個人的な快楽のために、世界中で貴重とされる自然の命を奪う。それも大金を払ってまで。

同じ人間とは思えないくらい残酷です。

 

人類史と「狩り」というのは切り離せないことで、人間が食べ物のために動物を射止め、結果として民族が発展してきました。

現在でも、アメリカ国内でも、食べ物のためにハントをする人たちがごまんといます。

しかし、彼らは必要な分しか奪わず、自然に対してリスペクトを常に持っています。

 

自分のエゴを満たすために、国家の宝である動物を殺した罪は重い。

 

 

 

ジンバブエで立件するための署名が集められています

一日で200,000以上の署名が集まりました。

こちらはオバマ大統領(ホワイトハウス)への直接署名サイト

 

両方とも、確認メールが送られるので、そこで必ずクリックをしてください。確認したら署名完了です。

私も両方で署名しました。
今回のニュースで娯楽的ハンティングが見直されることを祈ります。
RIP Cecil...
RIP Cecil…

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