
本当に、この人で良いのでしょうか?
こんにちは、Erinaです。
人生のパートナーを見つけるというのは、簡単なことではありません。
まして「結婚」なんていう大きな大きなコミットメントは、誰だって二の足を踏んでしまうもの。
そんな時、こんな不安を持つ人も多いはず。
「本当に、この人で良いのだろうか?」
私も、現在の旦那と結婚する前に、そう思ったことがありました。
「もっと他に良い人がいるのでは?」
そう思って、学生時代のホストマザーに相談したことがありました。
彼女の答えはこうでした。
「向こうもあなたに対してそう思ってたら、悲しいと思わない?」
私はドキッとしました。
「その不安を、『この人じゃなきゃダメ (It has to be him.)』にしていくのが結婚よ。」
そう言われて、私は自分の中の不安に罪悪感を感じました。
そうか、「この人で良いかどうか」なんて、今わかる結論じゃないんだ。
結婚して、一緒に暮らして、何年も何十年も暮らして、「この人で良かったなぁ」って思えるものにしていくのが夫婦なんだ。
私より30歳も年上で、派手なことが好きで、突拍子もない人だけど、周りの人たちへの愛情深さと懐の深さ、同じことで笑える時間、そして何よりもErinaという存在を絶対的無条件で受け入れてくれること。
「この人で良いや。」と言うと聞こえは悪いですが、今は”70% sure”でも、残り30%は、”It’s up to me.”、つまり自分次第だと気づいたのです。
その30%の不安は、彼に対してでなく、「結婚」という未知のライフステージへの不安であり、私との結婚生活に対して、きっと彼も何かしらの不安を持っていたはずだから。
私にとって彼との結婚の決定打は、こう思えたことでした。
「これからの結婚生活、何が起こるかはわからない。だけど、何が起こったとしても、彼となら乗り越えたい。」
そうやって未来の自分と、彼との生活を信じること。それが「彼と結婚したい!」と思えた瞬間でした。
あれから10年。
山あり谷ありの結婚生活は、続いています。笑
「この人で良いのかな?」から「この人で良いや。」で結婚を決め、10年が経って「やっぱりこの人じゃなきゃ。」になりました。
決して平坦でも楽な道でもありませんでした。
途中で見える景色に感動したり、歩くのがもう嫌になったり、おんぶしてもらったことも、声がかれるまで応援してあげたこともあります。
同じボトルからワインを飲んで「あぁ、おいしいね。」って言える瞬間や、一緒にコメディを見て同じシーンで笑える瞬間、ニュースを聞いて「これってどう思う?」ってディスカッションできる夜の時間や、子育ての話し中にお互いの経験を知り合う瞬間。
仕事中に彼のことをふと考えてたら、携帯に電話がかかってきたり、彼の持ち出した会話に「今、まったく同じことを言おうと思ってた!」という瞬間。
私の好きじゃない銘柄のビールを買ってきて「またそれ~?」って思う瞬間や、子どもたちとしょうもない喧嘩(笑)をしているのを聞く瞬間、突拍子もなく「車を買い替えようかな」と言い出す瞬間も、「何それ?」と思いながらも、やっぱりこの人だから、面白い。
そういうことが私にとっての幸せ。
この10年で、私たちは「二人の男女」から「夫婦」になりました。
彼も変わったし、きっと私も変わった。それは全て、「夫婦」になるために必要な変化だったはず。
この人と生きる明日が楽しみ、と思えたら、きっとそれは人生のベストパートナーなのでは?と私は思うのです。