
アメリカで、こんな場面に出くわしたら?
こんにちは、Erinaです。
アメリカに来て、日本で経験したことのない場面に遭遇することがたまにあります。
そしてそれは、「日常生活」の中で学ぶことなので、私たち外国人にとっては「どうやって対応したら良いの?」と思うことが多々あります。
身の危険などがない場合は、「やって覚えましょう」で済みますが、やはりそうでないことも。
できるなら、なるべく経験したくないものですが、まぁでも人生、何があるかわかりません。
そんなわけで、私のアメリカ生活13年間で学んだ、危険になりうる場面の対処法をいくつか紹介します。
銃声が聞こえた
そんなに何度も体験したわけではありませんが、夜に近所のどこかで「パン!」という(おそらく)銃声らしい音が聞いたことがありませんか。普通の人は何が銃声かわからないので、もしかしたら、ファイヤークラッカー(爆竹)かもしれないし、スプレー缶みたいなものが破裂したのかもしれない。
だけど、もし「ん?今の音って・・・?」と思ったら、以下のことをしましょう。
- 屋内に入る:外で遊んでいる子どもたちや知人と、屋内に入ります。公園などにいる場合は、なるべく人の集まっているところを探していきましょう。
- 戸締りをする:家・ガレージドア・窓など、戸締りをします。
- 30分くらい待ってみる
もし本当に銃声で、何らかの事件があるなら、警察が少なくとも5~10分くらいでやってくるはず。サイレンも聞こえるかもしれません。
とりあえず、落ち着くまで屋内で待ちましょう。それもなかったら、銃声じゃなかったのかも。
もし、「これは絶対に銃声だ!」と思える音が、複数発聞こえたら、911しましょう。住所を言うと、911ディスパッチャーが、「すでに対応してます」と教えてくれるかもしれません。
パニックになって、「早く入って~!」と大声で叫んだりせず、あくまで静かに落ち着いて。子どもたちには「ちょっとしばらく中で遊ぼう」とか、「テレビ見てアイス食べよう」と言います。
夜中の警察ヘリコプター
夜に突然、頭上かなり近くで、ヘリコプターがやたらと旋回してるな~と思ったことはありませんか?ヘリコプターは英語で”Chopper”とも呼ばれます。
これは警察のヘリコプターで、人や車などを探しているものです。
カーチェイスとか強盗とは限らないようですが、何らかの事件で逃走している人または車などを探しているようです。かなり強いライトを使って、照らしていることもあります。

もし、近くでこのヘリコプターが飛んでいたら、
- 屋内に入る
- 戸締りをする
- 不要な電気を消す(これはなんとなく・・・)
ここでもパニックになって、家族で丸まったりする必要はありませんが、戸締りだけは確認しましょう。ヘリコプターが去って、静かになったらまぁオーケー。
フリーウェイのカーチェイス
私はこれは目撃したことはありません。(knocking on the wood…)
でももし、後ろからものすごい勢いでカーチェイスがやってきたら、まずはカーシグナル(ウィンカーですね)を上げて、スピードをゆっくり落として横に逸れましょう。まずは自分の安全なので、無理なレーンチェンジは絶対にしないように。かつ、カーチェイスに道を開けます。
近所の怒鳴り声
もし、お隣さんなどから、ものすごい怒鳴り声が聞こえて、その後に何か壊れる音や、叫び声などが聞こえたら、すぐに911しましょう。
たとえ顔見知りのご近所さんでも、「大丈夫・・・?」とかチェックしに行かないように。
ここアメリカでは、人々は「大きな音」というものに敏感で、大人の怒鳴り声を「異常な状況」と考えます。
元シェリフのホストファザーが教えてくれたのは、警察が一番嫌がる(でも多い)911コールというのは、「夫婦喧嘩」だそうです。
というのも、現場に駆けつけたとき、状況がものすごくヒートアップしていることも多く、赤の他人の警察官たちにとっては、「夫婦のそれまでの関係」というのが見えないんだそうです。
たとえば、旦那の暴力から逃げるために、子どもを連れて家を出た奥さんを追っかけてきた旦那とか、アルコール中毒の旦那とか、色々なケースがあるわけですが、やはり「夫婦」という関係上、遠慮がないというか、加害者が我を忘れている場合が多く、「最悪の事態」に発展するスピードが速いのだそう。なので、もしそこまでヒートアップしてしまっているのなら、プロに任せるべきだそうです。
顔見知りだとしても、一般市民がチェックしないほうが良い理由は、こういう加害者・被害者の関係がわからないし、何よりも自分が巻き込まれないため。911は匿名だし、たとえ顔見知りだとしても、被害者を助けるために、なおさらしましょう。
もし警察が来て、状況が収まったら、「もう大丈夫です」と警察官が教えに来てくれるかもしれません。彼らは911コールをしてくれた住所を知っています。
この記事では女性として、自分の身の守り方も紹介しました。
日本ではなかなか直面しないこともたまに起こるアメリカ。
大事なのは、とにかく冷静に、自分と家族の安全を第一に。
初めまして。わたしは25歳の日本人女性です。6/27からアメリカにきて、2ヶ月間の短期留学を予定しています。現在ロサンゼルスのベニス近くにホームステイしているのですが、夜になると銃声らしき音が聞こえ不安に思いインターネットで調べたら当サイトを見つけました。(^-^)慣れない英語と銃声らしき音やバングラデシュでのテロ事件など、いま不安要素が沢山ありますが、このブログ参考に自分の身は自分で守れるように参考にしたいとおもいます。
兼平友美さん、こんにちは!コメントありがとうございます。
Welcome to the US!
そうですね、最近はかなり物騒ですよね、世の中が。
こうやって身を守りましょう。
日本とは感覚が違うことも多々ありますが、どうか楽しい時間を過ごされてくださいね。