
ドタキャン結婚式の行方
こんにちは、Erinaです。
先日、ある驚きのニュースを目にしました。
それは、ドタキャンされた結婚式にホームレスを招待したというもの。
先週の月曜日、カリフォルニアのサクラメントに住むKari Duaneさんは、その週末に結婚式を挙げる予定だった娘さんから一本の電話を受け取ります。
それはKariさんにとって、とても衝撃的なものでした。
「結婚式をキャンセルしたい」
新郎になるはずだった娘の結婚相手が、直前になって結婚をとりやめたいと言い出し、話し合いの結果、結婚式をキャンセルすることにしたそうなのです。
直前で怖気づいて、やめるというのは英語で”Cold feet”と言われます。”He got cold feet on their wedding.”なんて感じでしょうか。どうして足が冷たくなるのかは謎ですが。
Kariさんは、すでに35,000ドル(日本円にして420万円)の払い戻しのできないデポジットを式場に払っており、他の請求書もこれからやってくるとのこと。
娘の心の傷もさることながら、それまで用意されていた食材などが全て無駄になってしまうと思ったKariさんは、この結婚式に振舞われるはずだった食事を、全て地元のホームレスたちに寄付することにしました。
つまり、結婚式を行われるはずだった場所に、ホームレスを招待し、そこで食事を振舞ったのです。

120人のゲストが招待されていた結婚式には、当日、90人のホームレスの家族たちがやってきて、4つ星の食事を楽しんだそうです。
「娘のことを考えるととても悲しいけれど、こんなにたくさんの人たちが食事を楽しんでくれることは心温まります。」
Kariさんはインタビューにそう答えました。
同様に、払い戻しのできない花は老人ホームにすべて寄付し、払い戻しのできないハネムーンには、今週末に母娘で出発するそうです。
みなさんはこのニュースを聞いて、どう思うでしょうか?
まずは、新郎に顔面パンチをしてやりたいところですが、まぁそれは解決策にならないので置いておきます。
この式場は、市でもトップクラスの結婚式場ホテルだそうで、かなり豪勢な結婚式になる予定だったようです。
色々な準備をして、夫婦として新しい人生のスタートを切るはずだったこのイベントに、こんな悲劇がやってくるとは、ご家族のことを思うと気の毒でたまりません。
夫婦になるはずだった二人の関係がわからないので、二人のことについてはなんとも言えませんが、このお母さんの機転というか、気持ちの切り替え力が、いつかは娘に届くと良いですね。
こんな場面でも、世の中に存在する、食べ物を必要としている人たちのことを考えられるとは、このお母さん、タダ者じゃないです。普通なら、「デポジットを返せ!」ってホテルに矛先が向きそうです。
娘さん、今は辛いかもしれないけど、もっと素敵な相手が見つかって、もっと素敵なウェディングを行えますように。
かっこいいお母さんだ。でもアメリカの結婚式もすごく高いことに驚いた。
この結婚式はかなり豪勢なほうで、うちのはこの10分の一くらいの費用でしたよ。笑