アメリカの小学2年生が学ぶこと:英語

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こんにちは、Erinaです。

 

先日、子どもの担任との面談(Parent-Teacher Conference)に行ってきました。

1学期が終わる10月~11月にかけて、全米の学校で行なわれるのではないでしょうか。

 

今年、2年生 (2nd Grade)になったうちの息子。

 

アメリカの学校での勉強内容において、だんだん、私にとっても「未知の世界」に踏み込んで行くようになりました。

 

算数はCommon Core(コモン・コア)と呼ばれる新しいカリキュラムで教わってきているし、英語だって私が日本の学校教育で学んだようなものとはやはり性質が違います。

留学生として、こちらで大学を卒業したとしても、小学校~高校の部分がすぽっと抜け落ちている感覚が私の中で常にあって、どうやってそのギャップを埋めていこうかな?と日々、考えているところです。

 

そんな中で、子どものアカデミックでの成長を理解するためには、やはり担任との密なコミュニケーションが必要だと思ったし、わからないことはカンファレンスなどでクリアにすることの大事さを感じたわけです。

 

今日は、アメリカの2年生が、英語のクラスで学ぶことをちょっと紹介してみたいと思います。

 

 

きっかけになったのは、息子の読書 (Reading) について先生が話し始めたときのこと。

 

先生:「家でのリーディングはどうですか?」

私:「Magic Treehouse(マジックツリーハウス)シリーズを読んでます。先日、#1-29を読み終わったので、続きを買ったんですが、ちょっと物足りないような気がしています。というのも、すごくIndependent Reader(自分で読める)にはなったのですが、その分、私たちと読書において関わることが減ったというか。」

先生:「そうですね、息子くんは、Magic Treehouseはそろそろ卒業してもいいかもしれません。そして、これらの本をご両親が読んであげてください。」

 

と、息子が大好きなMagic Treehouseシリーズの次のステップの本について教えてくれました。

 

「このテストを見てください。」

 

そう言うと、先生は、息子が学年度始めに受けたリーディング・読解のテストを見せてくれました。

 

内容は、2分くらいで読めるダイアログ(会話)で、この文章を読んで、問題に答えます。

 

ストーリーは、

 

叔父が「ハイキングに行こう!」と誘うと、男の子は「靴がないから行かない」とか「天気が悪くなるから行かない」と最初は断るのですが、最終的にハイキングに行って楽しい時間を過ごした

 

というもの。

 

その部分は全て理解し、問題にも正解した息子。

 

先生が見せてくれたのは、最後の質問でした。

 

「この問題に答えられたのは、クラスで1~2人くらいでした。」

 

という問題は、うちの息子も正解できなかったらしく、私もどれどれ・・・とちょっと読んでみました。ハイキングから帰ってきた2人は、こんな会話をしてしめます。

 

 

2人がハイキングに行った後、叔父はこう言いました。

「こんなにハイキングって楽しいなら、最初からエクスキューズをしなければ良かったなぁ!次は張り切って行くよ!」

と言うと、男の子は笑って、「そうだよね!叔父さんを誘うのはすごく大変だったんだから。」と言いました。

 

 

最後の問題は、「どうしてこの会話は特別なのか?」というものでした。

 

 

私はそれを読んで、

 

ん・・・・?

 

と一瞬考えた後、ハッと気づくと、先生にこう言いました。

 

「コレ、難しいですね!(笑)」

 

「そうでしょ?でも、この学年における次のステップの読解とはこういうことなんです。」

 

 

 

私が「難しい!」とつい笑ってしまった意味、わかりました?

 

最初、色々なエクスキューズをしてハイキングに行きたくないと言っていたのは、叔父ではなくて、男の子のほうでした。

だけど、結果としてすごく楽しい時間を過ごすことができた。

その様子を見て、叔父は「ハイキングって実は楽しいじゃないか!」という皮肉のようなジョークを言ったのです。

そしてそれに乗った男の子は、同じくジョークで「叔父さんがごねるから・・・」と切り返しました。

 

 

私は、「え~!コレを2年生でやるの?」とちょっと驚いてしまいました。

 

ハイレベルの読解とは、難しいボキャブラリーを知っているとか、難しい文章をスラスラ読めるとかではなく、文章の内容をイメージできて、そこに入り込めるくらいの理解をできるということ。「何が面白い」とか「どうして悲しいのか」と、登場人物に共感したり、自分だったらどうか?と関連付けたりできることが必要なのです。

たとえば、今回のダイアログでも、最後の会話はどうして面白いか?と考えたとき、似たような場面(自分と相手の立場をわざとひっくり返してジョークにするという場面)に実際に立ち会ったことがないと、「面白い!」と思えないわけです。

これには、つまり人間としての「場数」や「経験値」が必要になってきます。

 

それを知った私は、“Imagination”(想像力)というのはここではとてもキーになってきて、それは日常生活の中で人間として色々な経験をさせることが親の役割なのだなぁと思うことになりました。

私たち外国人母は、やはり「英語のハンディキャップ」という恐怖心からか、子どもを落第させないために、「難しい単語を知ってなきゃいけない」とか「ハイレベルの本を読めるようになってなきゃいけない」と思ってしまいます。だけど、本当に子ども達が必要としているのは、そういう表面的な「難しさ」ではなく、もっと人として深みのある理解力なのです。

 

 

「ハイキングに行って、動物を見た」とか「天気はどうなったか」という部分は、たいていの子どもが読み取れます。

だけど、この「次のステップの読解」は人の心の動きとか、ディテールに対する注意力が必要となってくるとのこと。

 

そしてそれをはぐくむのは、量ではなく、質の勉強であり、私たち親が大人として手助けするのはとても重要だということ。

(この「質の勉強法」については、英語の勉強法シリーズで準備中なので、近々挙げます)

 

 

う~ん、難しいですね!

子育てって難しい!

 

カンファレンスから帰ってきて、つい、旦那とうなっちゃいました。笑

 

子どもがこうやって成長すればするほど、親の自分が人として丸裸にされる気分ですが(笑)、私も一緒に頑張らないとなぁ!と気合を入れなおしたカンファレンスになりました。

 

 

 

 

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About Erina

こんにちは、Erinaです。 日本で一浪した後、2002年に留学生として渡米しました。ESLとコミュニティカレッジを経て、4年制大学に編入。高校時代は大嫌いだった数学が大学で大好きになり、応用数学専攻で卒業。金融アナリストインターン、IT企業でデータアナリスト、銀行で不動産アナリストを経て、現在、キャリアチェンジの真っ最中。アメリカの高校で数学教師になるために、2016年夏に脱サラ。久しぶりの勉強と主婦業に専念しています。二人の小学生のママです。趣味は読書・ヨガ・テニス・ゴルフ・DIY・庭仕事で、最近の一番の楽しみは子育てです。 アメリカに住む日本人女性を応援したくてこのブログを始めました。

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