アメリカの子供はどうやってアメリカンジョークを身につけるのか(後編)

こんにちは、Erinaです。

 

前回の続きで、アメリカで育つ子供たちはどうやってアメリカンジョークを身につけるのかを紹介しています。

今回はその後編。

うちのユーモアたっぷりな子供達が日常的にやっていることを観察してみました。

 

 

2. 読書

 

これは大きいですね。

 

このブログでは、小学生の学力アップのための読書として記事を書いていますが、そもそも読書とはそれだけじゃないですし、読書が好きな方は知っているはず。

私自身、小学低学年から漫画をずっと読んできて、本もたくさん読んできました。自分の人生の財産と言っても過言ではないくらいです。

 

うちの子供達は、読書が好きと言っても、立派な本(偉人のバイオグラフィーとか名作小説とか)ばかり読んでいるわけではなく、たまには親が「しょーもない・・・」と思うようなものも読んでいます。それでも活字から得られる新しい情報や、人間の心の動きを知るという意味で、彼らの人生経験スキルをアップさせる力になっているわけです。

 

先日、うちの娘がものすごく面白いフレーズを言いました。それが何だったかはすっかりと忘れてしまいましたが、「7歳が言うセリフとは思えない!」と感心してしまうものだったのです。

そこで、「そんなフレーズ、どこから覚えてきたの?」と聞いてみたら、「ジュニーB。」という娘。

 

ジュニーBとは、Barbara Park のチャプターブックシリーズ、”Junie B. Jones”。チャプターブックについてはこの記事でも書きましたが、2年前にこの記事を書いた時には息子が読み始めた本を、今では娘がどハマりして読んでいるわけです。

彼女は、主人公が同い年の女の子だということ、そして性格もちょっと “sassy”(生意気でスマートな感じ)で似ているということもあり、「ジュニーBから教わることがたくさんある」と感じているようです。

 

そんなわけで、私もちょっと読んでみたところ、「あ〜、こういうところからうちの子供達はユーモアのセンスを得ているんだな」と納得することばかりだったのです。

 

たとえば・・・

Junie B., First Grader: Toothless Wonder

 

は、1年生らしく、乳歯が抜けて永久歯が生えてくるというお話。

クラスで一番最初に前歯が抜けるということで大はしゃぎだったジュニーBですが、クラスメイトのある一言をきっかけに「歯が抜けないでほしい!」と大騒ぎします。

 

その一言とは、シェルダンの

 

“I just hope you don’t look like my toothless uncle Lou,”

 

というものでした。

シェルダンは悪気があったわけではなかったのですが、この「ルーおじさん」の描写と、それに対するジュニーBの反応が面白い。

 

“My toothless uncle Lou never brushed or flossed. And then all his teeth fell out.”

I made a sick face.

…. “He still has one bottom tooth left. It’s kind of yellow. But it still can bite an apple.”

After that, Sheldon walked away.

I watched him go.

 

呆然となってしまったジュニーBの様子がわかります。

 

 

これ、面白いと思いますか?

私は思います。

 

だって、1年生の子供の乳歯が抜けるのと、歯磨きをしなくて歯を失ったおじさん(最後の一本は黄色い歯)とを比べているあたり、大人の常識で考えたら、相当、面白いです。これだって、歯の話題になった時、「そういえば、うちの娘の本でさぁ・・・」ってジョークで使えそうですよね。

 

こうやって、うちの子供達は「面白い感覚」を本から学んでいるようで、アメリカ人がどうやってアメリカンジョークのセンスを身につけているのか?を垣間見たのでした。

 

 

手っ取り早くアメリカンジョークを使いたい!という方にはこんな本もおすすめ。

 

Laugh-Out-Loud Jokes for Kids

 

 

 

クリスマスのストッキングスタッファーとしてうちの子供達に買った本。

 

たとえば、

 

Q: What kind of beans don’t grow in a garden?

A: Jelly beans.

 

Q: Why can’t the bank keep a secret?

A: It has too many tellers.

 

なんて、一見、ただのオヤジギャグですが、ある程度のアメリカでの生活経験が問われるものも。

“Jelly beans” はそれがお菓子だってことを知らないといけないし、銀行の窓口の人を “teller” と呼ぶということも知らないと、これらは面白くないですもんね。

 

 

 

アメリカの子供達が、アメリカンジョークを身につける方法を観察してみたわけですが、こうやって考えてみると、アメリカ人旦那や上司など、「この人のアメリカンジョークがわからないわ・・・」と困っている方への対処法が見えてきました。

 

「この人はどうしてこれが面白いのか?」と疑問に思う場合、その人が子供の頃、どんな本を読んで、またはどんなテレビ番組を見て育ったのか、研究するわけです。

うちの旦那にも、「昔、どんな本を読んだ?」と聞いたことがありますが、彼はシャーロックホームズのシリーズが好きだったそうです。そこにどんなユーモアセンスがあるかはわかりませんが、その人が読んで、見て育ったものって、その人の人格を少なからず形成するのに役立ってるわけですね。

だから、彼らが子供の頃に何を見て、「面白い!」と思ったかを知るというのは、同じ国で育っていない私たちには有効なはずです。

そしてこれはアメリカンジョークに限らず、「アメリカ人」というものがどうやって出来上がるのかを観察するチャンスなのだ、と思っています。

 

どうでしょうか?

 

ぜひ、お試しください。

 

 

 

 

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