
花束のパワー
先週は、私たち夫婦の結婚記念日でした。
こちらでは、「結婚記念日」というと、とてもロマンチックで、夫婦で短期〜長期の旅行に出かけたり、または週末にベビーシッターを雇って、おしゃれなレストランに出かけたり・・・ということをよく耳にします。
我が家の場合はそんな余裕はなく(笑)、平日の子供達がデイケアにいる間に二人でランチに出かけようということにしてありましたが、それもまだ未定・・・。
それでも結婚記念日の朝には、旦那からのカードがベッドサイドに置いてあり、私が仕事から帰ってくると、花も置いてありました。今年で結婚6年目になりますが、毎年の結婚記念日とバレンタイン、私の誕生日には花を買ってきてくれるうちの旦那。
「アメリカっぽ〜い・・・」と思われるかもしれませんが、この「花を贈る」というのは、ここアメリカではとてもよく見かけます。母の日や誕生日はもちろん、新居へのパーティ、お見舞いもそうです。
ただ、やっぱり目に留まるのは「男性が女性に」花を贈るのがとても多いこと。
日本でも最近の男性はもっとカジュアルに(気楽に)、女性に花を買っているのでしょうか?
最初のデートの時や、旅行から帰ってきた時に空港で、男性が女性に花を贈ることが多くあります。
たまに聞くのは、結婚記念日や奥さんの誕生日に、花のデリバリーで奥さんの職場に花束が届けられること。奥さんもサプライズですし、職場の同僚が「おぉ〜!!!」となること間違いなし。これは、外でもラブラブな夫婦に多いですね。
デリバリーをお願いしたい時は、私は1800flowers.comを使っています。お見舞いの病院へのデリバリーや、結婚式・お葬式などの会場にもデリバリーしてくれるので、遠くに離れていて直接持っていけない場合はとても便利。
サンディエゴでは、スーパーの一画に花のコーナーがあったり、町中にメキシコ人が花を売るスタンドがあります。人気のスタンドは、母の日にはズラ〜ッと20人くらい並んでいることも。
花の種類や色も豊富で、それに加えて緑色(葉っぱのみの植物など)をアレンジしながら加えてくれて、リーズナブルな値段で大きな花束を作ることができます。花束を作ってほしい時は、”Could you make a bouquet?”とお願いします。
うちの3歳半の息子は、こうやって旦那が私に花を買うことをすでに理解しており、「女性に花を贈る」という精神が10代までにはぜひ身に付いてほしい!と思ってるのですが・・・フェミニストすぎ?笑
ここで、「今さら、花なんて・・・」って思っている、そこのあなた!違うんですよ〜。
女性は、誰だって花をもらうと嬉しいものです。高価じゃなくてもいいんです。
「気にしてもらえた」っていう事実、「自分のために時間をかけてくれた」というその気持ちが嬉しいんですね。tickle(くすぐったい感覚)っていうそうです。
最近の旦那は、私の好きな花と色も覚えていてくれて、選んで買ってきてくれます。
そして女性の方は、積極的に「花がほしい」と伝えてみることが必要です。
花をあげることのない男性にしてみれば、花にそれほどパワーがあるなんて、考えたこともないかもしれません。
確か二年前の結婚記念日のこと。
長女の出産&引っ越しが立て続けに起こり、それに加えて結婚記念日が重なった時は、さすがの旦那も忘れてしまったようでした。
結婚記念日の朝、私からのカードを見て、「あっ!まずい!!」という彼の雰囲気を察した私は、深く追求せず、「これから花、買ってきて?」とお願いしたところ、彼は花屋に走り、花をゲット。もちろんありがたくもらいました。
成功への秘訣は、
・花屋ではあまり深く考えず花を買い(男性)
・もらったら「ありがとう」を言い(女性)
・そのお礼をきちんと受け入れること(男性)
でしょうか。
私は、女性に何かをあげる時に、さらっとお花が買える男性は、とてもかっこいいと思うのですが、みなさんはどうでしょうか?
次回、花屋を見かけたら、ちょっとだけ立ち止まってみてはどうでしょう?