誰も教えてくれなかった、国際結婚に必要なスキル
こんにちは、Erinaです。
今日は、国際結婚に必要なものを私の観点から書いてみたいと思います。
このブログにも、結婚を前提として外国人の彼と付き合っています・・・というようなメールや、国際結婚ってどうですか?という質問をいただくことがあります。
10組の夫婦がいれば10通りの夫婦生活があるのは事実で、外から見えるものと中にあるものはまた違う、というのも結婚だと思うのですが、やはり国際結婚が長く続いている夫婦を見ていると、日本人妻たちにはこれが備わってるんじゃないかなぁというものは、以下の3つ。
- 言語力
- スルー力
- 自立心
1.言語力
「愛があれば言葉なんていらない♥」
なんて嘘です。断言します。
そうやって共通言語で深くコミュニケーションを取れていないカップルは、かなりの高確率で別れます。
まぁ日本人同士でもそうだと思いますが、最初のラブラブなうちは確かに言葉でそれほど深く語り合わなくても、「付き合い始め」というステージ自体に恋しているので、心のすれ違いとか、ちょっとした違和感に目くじらを立てずに過ごせる。「あばたもえくぼ」「恋は盲目」みたいな状態です。
でもそういうテンションが高い時間はそう長くは続きません。
結婚して、まして子供なんてできてしまったら、それはこなさなくてはならない「生活」になり、嫌でも毎月の請求書がやってきたり、子供が風邪をひいたりします。
そんな状況で、一緒に乗り越えようという気持ちを維持するためにはやはりコミュニケーションが必要不可欠です。
もちろんそれが英語である必要はなくて、パートナーが日本語を話すかもしれないし、または全くの外国で暮らして夫婦で外国語を使う家庭もあるかもしれない。
ただ、「お互いに難なく気持ちを伝えることができるレベルの言語力」がないと、やはり他人である夫婦が、共同で生活を作り上げることはとても難しいです。
もちろん完璧な言語力を持つ人はいませんから、そんなときに必要な2つめのスキル
がこちら。
2.スルー力
国際結婚だからというわけではないけれど、やはり夫婦とは言え、そもそもは他人なわけです。分かり合えることもたくさんあるけれど、意見が100%合致することは絶対にありえません。
そんなときに、「まぁ、いっか」とスルーできるスキルが必要。
人間誰しも我慢には限界があり、慣れない外国生活というだけでも大変なのに、パートナーである旦那さん(または奥さん)相手にも我慢していたら絶対に身が持ちません。そもそも人生のパートナー相手に我慢ってむしろ失礼じゃない?と私は思うのですが(まぁいいや、それは)、それを溜めないためのスルー力。
もちろん全てのことを完璧な言語力でディスカッションし、あらゆることを夫婦で決めればベストなのかもしれないけど、それも不可能ですよね。こちらにとっては重要でも相手にとっては小さいことかもしれないし、そういうのをいちいち取り上げてたらやっぱりキリがない。
そんなときに、「まぁ、いっか」です。
基本的に「今、考えたところでどうにもならないこと」は私の「まぁ、いっか」カテゴリーに入ります。
実は結構多いんですよね、この「今、考えたところでどうにもならないこと」って。
だけど、その事実にも関わらず、悩みを抱えてる人って日本人にはかなり多いです。悩むならもっと建設的に悩まないと。
なので、「まぁ、今の私がこれを考えたところで結果がどうにかなるわけじゃないな」と見切りをつけたら、次にムーブオン。時間がもったいないです。
私はこのスキルを身につけたことで、ハッピーでいられる時間が格段に増えた気がします。
で、最後。
3.自立心
これは、外国でも仕事を手につけましょうとか、子育てがひと段落したら外の世界に目を向けましょう、みたいな具体的なものではないです。
自立=仕事
ではなくて、外国人旦那さんからの精神的自立です。
特に旦那さんの母国で生活している場合、金銭的なものは旦那さんが主導権を握るケースが多い国際結婚。そうなると、やはり日本人妻は家でサポート役に回るというのが典型的。
日本人に限らず、国際結婚であまり表面的にならないのが金銭的なDV(家庭内暴力)で、やはり「金銭的なパワー=家庭での権力」につながりやすく、妻が我慢していたり、果ては精神的・肉体的暴力を受けていることも多いようです。
これはやはり、外国生活をしている場合、その理由が「国際結婚」だと起こりやすいでしょう。
私の場合、もともとアメリカが好きで、自分の選択肢でアメリカにやってきました。旦那と出会う前からこの国でずっと生きていきたいと思い、英語も勉強しました。
アメリカ生活の理由が「旦那」ではなくて、「自分の選択」だったのです。
私の周りでも、そういう自発的な動機でアメリカに来た人は、やはり精神的に夫婦間に余裕がある人が多いです。
旦那になんかあっても、なんとかやっていけるでしょ〜。
そうなったらまぁ、私が仕事すればいいしね。
住めば都、まぁどこでも暮らしていけるわ〜。
というふうに肝が据わっています。笑
結婚の全てが「外国人旦那」ではなく、やはり自分も半分は責任と権力を担っているというパートナー意識と、何かの時には私が背負いますよ!という覚悟。
そういう自立心があることで、夫婦間にもゆとりが生まれ、じっくりと愛情を育てていける気がするのです。
やはり国際結婚(というか結婚全般)を考える時、相手がどうのというよりは、自分がどうか?という意識が必要な気がしますね。
相手は相手でそれなりに思うこともあるだろうし、その人が自分にとって良いかどうかなんてはっきり言って誰にもわかりません。
この記事でも書いたけど、今は “60~70% sure” でも、それを100%にしていくのは結婚生活が始まって、10年、20年という年数と人生をかけた壮大なプロジェクトです。そのプロジェクトをこの人とだったらやりたいな、と思えたら結婚したら良いんじゃない?と思います。
どうでしょうか。
たまたま周りにそういうケースが多いので、日本人妻+外国人旦那という仮定で書いてみましたが、そこは特にこだわりはありません。男女が逆なケースもあるだろうし、同性婚もあるだろうし、そこはご自由に解釈してください。
あ、こんなこと書いてたら年も締まる・・・。
こんにちは!
まさにその通りですね!
スルー力の大切さ最初は気づかなかったけど、それがないと時間とエネルギーの無駄遣いですよね。その時間があったら自立力つけることに費やした方が良いですよね。
2019年もパワフルにいきましょうっ。
こんにちは。はじめまして、日本にすんでいる外国人で日本人の旦那をもっています。この記事を読むと、元気をもらいました。とくにまあいいかという部分で、相手に期待しないこと、最近相手に期待しすぎているようなきがして、かなり苦痛でした。まあいいかのスキールをもっともっと磨きたいと思います。
追加です。
リンクをブログに貼らせてくださいね
りょうこさん、こんにちは!
今年もよろしくお願いします!
リンク、もちろんです!ありがとうございます。
そうなんですよね。
スルーして、自立する。笑
こっちに来て以来、寄りかかり合うのが夫婦ではなく、お互いが自立していて、でも生活を共にするのが夫婦かなという考えになってきました。
子どもが生まれて共同作業も増えたけど、でもまずは「自分ありき」ですよね。じゃないとサポートできないですもん。
今年も頑張りましょうね!
りょうこさんのナース日記も楽しみにしてまーっす!!
kanaさん、こんにちは!
日本で外国生活をされているんですね。
やっぱり慣れない外国生活、大変なこともたくさんあるでしょうし、旦那さんを頼ることも必要だと思いますが、あまりお互いにプレッシャーをかけずに、気楽にいきましょう!
たまには、息抜きをしに自分の国にちょっと帰ってきま~すっていう気持ちも大事です。
のんびりと楽しんでくださいね~!