
許してほしい男子と、聞いてほしい女子
こんにちは、Erinaです。
この記事で、ティーン男子が抱える問題の95%はケアフルになることで解決すると書きました。
これは、ティーン男子の多くは、自分なりのゴールを見つけたらそれに向かうのですが、その際に、自分なりのやり方を(親や先生に)許してもらいたいと思う子が多いように感じます。
特に大人から見ると、ハラハラする部分もあるので、記事に書いたように、”Be careful.” というアドバイスが増えるのですが、なんにせよ、彼ら自身が決めたゴールに向かうので、やはり大人は最終的に、それを「許す」「受け入れる」という訓練が必要になるのではないかと思うのです。
それで今回は、ティーン女子です。
男子は自分なりの「ゴール」が主体なのに対して、女子のキーワードは「人間」です。
これは、自分の決断が、周りの人間にどう思われるか、受け入れられるか、というのが判断基準で、それ自体が良いとか悪いということではありません。
これはやはり、女性は一般的に「共感」を強く感じるものであり、正論を言って波風を立てるよりは、集団の中でうまくやっていくというスキルに長けているからだと思います。なので女子の場合、自分の中にすでに様々な思いがあって、それを正しいとか正しくないというジャッジメント抜きで、ただ、「聞いてほしい」という子が多い。
そこからアドバイスがほしいというわけではなく、「そうか、色々と考えてるんだね」ということを知ってもらいたいわけです。
これはやはり大人でもそうですよね。
女性の方が、特に建設的でないおしゃべりを好むし、でもそうすることでお互いの共感を強めたり、そこから、「また明日も頑張ろう!」って思えることがあります。それぞれの人生の中で異なるチャレンジはあるけれど、久しぶりに女友達と会って、数時間おしゃべりしたら、スッキリするのと同じです。
なので、一見すると、ゴールに直行できる男子より、周りの意見などを聴きながら進む女子の方が時間がかかっているように見えますが、その分、ケアフルになっているし、情報を集めるという作業もしているわけです。
ただ、ここで足踏みしてしまったり、周りの意見に振り回されて決断できなくなってしまっては本末転倒です。
私がこの年代の女子にするアドバイスは、長期的なゴールを持つこと。
たとえば、このクラスが好きだから、じゃあその先にはどんな仕事があるだろうかとか、大学の授業はこういう風に広がっていくよ、という話をすると、「そんな話、考えたことなかった!」と目がキラキラしだします。
この記事でも書いたように、初めてチュータリングをした高校シニアの女の子。
彼女は数学が得意なのだけれど、周りの意見を聞いて、大学では法医学に興味があるとのことでした。
チュータリングの中で、私が大学でとった数学の授業のことや、それぞれの応用分野なんかを話すと、ものすごく興味を持ってくれて、「そんな話、聞いたことなかった!ちょっと数学について考えてみたい」と言ってくれました。
やはり情報量は決断力に直結するし、高校シニアで進路が目の前に突きつけられている時でも、将来に対して様々な可能性を持ち合わせているのといないのとでは、気持ちの余裕が違ってきます。
特に真面目で責任感の強い女子は、目の前のテストとか課題にいっぱいいっぱいになってしまって、小さい規模でしか自分の将来を判断できなくなってしまう。自分にかけるプレッシャーも、真面目であれば真面目であるほど強い。
なので、今いるところから一歩下がって、少し視野を広げてあげると、気持ちにも余裕ができるし、そこから何が生まれるだろう?という見方ができるようになります。
そうやって長期的なゴールを持っている女子は、急激に大人っぽくなり、自分の中のアンバランスさを少しずつ一人で調整していく。
「このためには、これをやらなきゃいけない」
「ここにたどり着くには、これが必要」
と、自分で解決できていくようになるし、たとえそれが一人静かな作業だったとしても、女子は一歩一歩進んでいける子が多いです。
そんなわけで、大人と子供の間ですでにグラグラと揺れている女子は、大人が揺さぶる必要はなくて、「どっちに転んでも大丈夫だよ〜。キャッチしてあげるよ〜。」と言ってくれるセーフティネットのような大人が必要な気がします。
そして強い子であればあるほど、女子は他人の話を聞き入れたがらないので(笑)、やはり悩みながら、失敗しながらも自分で決めたい!とどこかで思っているはずなのです。
どうでしょうか。