母としてのコミュニケーション力

4 Comments

こんにちは、Erinaです。

 

最近、うちの子供たち(5歳と7歳)の英語に、口で勝てる気がしません。

 

(自慢じゃ全くないのですが)自分の英語はわりとイケてる(笑)ほうだと思っていたし、英語がわからないときも、うまくかわす方法を身につけたと思っていました。

 

しかし最近、それが通用しないことが増えてきて、しかもその相手が「自分の子供(それも小学生)」という現実に、軽くショックの日々なのです。

 

おそらくアメリカで子育てをする上で、多くの日本人ママが直面するであろうものに「コミュニケーション問題」があります。

自分の英語力と反比例して、ぐんぐん上達する子供たちの英語。それに伴って消えていく日本語。

 

「私、子供とコミュニケーションをとれてるのだろうか?」

「これから、どうなっちゃうのかしら?」

 

と不安になったことはありませんか?

それをちょっと考えてみたいと思います。

 

 

「子供をバイリンガルに育てたい」

「アメリカの自由に触れさせたい」

「アメリカの多様化社会を体験させたい」

 

などの理由で、「アメリカでの子育て」に希望を持つママたちも多いでしょう。

確かにそういうきっかけは日本に比べれば、その辺にゴロゴロとあるかもしれません。

 

しかし、私が実際に、アメリカで子供を育てることになって感じたことは、周りの環境うんぬんよりも、子供自身が自分の長所や短所を理解し、生かせるチカラが必要、ということでした。

それはどんな環境におかれても、他人とうまくやっていくとか、自分の能力を発揮できるとか、与えられた課題をできるとか、日米に関係なく、とても根本的なものだったのです。

 

私はそう感じたときに、「子供は、難なく自分の意思表示をできるべきだ」と思うようになりました。

 

それがちょうど息子が2~3歳くらいのとき。

言葉が遅かった息子と、この記事でも書いたようにスピーチセラピーにかかり、英語・日本語に関わらず「コミュニケーションの大切さ」を親子で学ぶことになったのです。

それを機に私は、我が家に存在する時間的制限の中では、中途半端に日本語を教えるよりも、英語で彼自身が自己表現できることが大事だと思うようになりました。詳しくはこの記事でどうぞ。

 

introvert
Photo by Tom Woodward/Flickr

 

と、ここで私はバイリンガルを否定しているわけでは全くありません。私の周りには熱心に、そして上手に二言語を教えているママさんたちがたくさんいるし、子供たちはバイリンガルというコンセプトをきちんと理解して、二言語を使い分けている成功ケースもたくさんあります。

私はそこに行き着くまでの努力もフラストレーションも知っているし、それはもう何よりも親の努力の賜物だと思います。(なのでバイリンガルのみなさんは、親に感謝しましょう!笑)

 

ただ、我が家の場合はそれを選ばなかった、というだけです。

そんな背景があり、我が家のメインランゲージ(主要言語)は英語になりました。

 

結果として、私は良かったと思っています。

 

たとえば、ディナーテーブルで親子4人揃い、今日の出来事について話し合えるとか、今日の宿題テーマについてディスカッションするとか、そういうことができるようになりました。

これも家庭ごとの好みによると思いますが、やはり通訳が入ってしまうときのタイミングのずれとか、「日本語(または英語)じゃうまく言えないんだけど・・・」というじれったさとかが排除されることで、深い会話も、広い会話もスムーズになったのです。

 

 

 

そんな中で、だんだん追い抜かれていく自分の英語力。単純に英語力だけじゃなく、ボキャブラリや知識量も追い抜かれます。

 

たとえば、小学一年生の息子は、理科の授業で、昆虫の体についてとか、気体・液体・固体の変化とか、天候とか勉強してきます。

留学時代に生物学・化学の授業をとっていない限り、こんなトピックさっぱりついていけません。

歴史ではアメリカ大統領について、「どの大統領はこうだった」とか勉強してきますが、こっちは「名前しか知らないなぁ・・・」なんてことが多々あります。

これらは、アメリカで生まれ育ち、アメリカの小学校→中学校→高校に行っていれば、「一般知識」くらいで備わっているものです。

 

「きっとこの不安はアメリカ人旦那には一生わからない」と悟った私は、子供たちと一緒に勉強することにしました。というか、子供たち(の勉強したもの)を使って、自分も勉強することにした、かな。

 

たとえば、

「今日は昆虫について勉強したよ!(We studied about insects today!)」

と息子が教えてくれたら、

「へぇ!何を教わったの?ママにも教えて!(Really? What did you learn? Tell me some!)」

というと、それはもう張り切って教えてくれるわけです。

 

幸いなことに、低学年のときは絵を描いたりして、ビジュアルで勉強する内容が多く、大人にとっても役立ちます。

 

たとえば、これはどこかのAveryちゃんの描いた昆虫の絵。(こういうの、なごみますね・・・)

 

昆虫の絵

 

Headは頭部

Thoraxは胸部

Abdomenは腹部

の3つに分かれていて、足(Legs)は6本。

触角(つのですね)は単数でAntenna、複数でAntennaeになります。

 

・・・な~んて、こんなこと一般的な大人の日常生活には出てこないですよね。

 

また、英語や算数などの宿題があるときは、「自分でやりなさい」ではなく、「どんな問題なの?ママにも教えて。」と聞き、どうやって問題を解いているのかを見るようにします。

子供たちが自分でできる内容でも、他人に教えることで子供たちの理解も深まるし、親にとっても勉強になるし、一石二鳥です。

私の子供たちは一年生とTK(transitional Kinder)の低学年で、たいした宿題はないのですが、こうやって「今日やったこと」を自分の言葉で復習させたり、家族でディスカッションすることで理解も深まり、今はそれくらいで良いんじゃないかな~と思っています。

 

 

おそらく子供にとって辛いのは、「どうせ言ってもママはわかってくれない」ということではないでしょうか。それが自分の感情だったり、宿題の内容だったり、将来への不安だったりと様々だと思います。特に思春期には顕著のはずです。

私は母親として「子供が話したいときは、聞いてあげたい」と思っているし、そのためには、ある程度の英語力をKeep upすることは必要だと思うのです。

 

Be available to your child.

 

直接的な助けになれる・なれないに関わらず、「必要なときにそこにいてあげる」というのは親として大事な仕事だと私は思うのです。

 

 

こんな記事もおすすめです
avatar

About Erina

こんにちは、Erinaです。 日本で一浪した後、2002年に留学生として渡米しました。ESLとコミュニティカレッジを経て、4年制大学に編入。高校時代は大嫌いだった数学が大学で大好きになり、応用数学専攻で卒業。金融アナリストインターン、IT企業でデータアナリスト、銀行で不動産アナリストを経て、現在、キャリアチェンジの真っ最中。アメリカの高校で数学教師になるために、2016年夏に脱サラ。久しぶりの勉強と主婦業に専念しています。二人の小学生のママです。趣味は読書・ヨガ・テニス・ゴルフ・DIY・庭仕事で、最近の一番の楽しみは子育てです。 アメリカに住む日本人女性を応援したくてこのブログを始めました。

4 Responses to “母としてのコミュニケーション力”

  1. avatar

    Tomomi

    えりなさん、
    これ、まさに私も今直面しています。
    同じく、昆虫の体についてとか、気体・液体・固体の変化とか、息子との会話で知らない単語が出てきて、???と思うことが最近多いんです。
    私もえりなさんみたいに、子供と一緒に勉強してみます!

  2. avatar

    Erina

    同じ学年ですもんね!
    「そういえば、自分もだいぶ昔にやったなぁ・・・」なんて思い出してます。

    頼りになるのはWikipedia。
    これは日本語と英語の行き来も簡単だし、もうWikipedia様です。笑

  3. avatar

    Tomoyo

    すごく共感しました!
    わたしも現在、5歳と7歳の娘がいます!
    (プラス5ヶ月の息子)
    英語のレベル、ボキャブラリー、追いついていけないと感じます。
    (彼女たちは日本語できません。。)
    一緒に勉強していきたいです!!!

  4. avatar

    Erina

    Tomoyoさん

    そうですね、子供にとっては新しい知識、私たち外国人親にとっては復習、という意識で良いのじゃないでしょうか。
    「へ〜、そういう言い方するんだ〜」って感じですね。

コメントを書き込む