子どもが生まれて変わった夫婦のセックス観

こんにちは、Erinaです。

 

子どもが生まれると、様々なものに変化が生まれます。

ライフスタイル、価値観、お金の使い方、そして夫婦関係。

 

私にとって大きいものが、夫婦関係、それもセックスに対する考え方でした。

 

子どもが生まれてセックスレスになった

子どもが生まれて夫を男と思えない

子どもが生まれて妻を女と思えない

 

そんな意見を聞くたびに、とても残念だなぁと思うし、それだけこのトピックはセンシティブで、なかなか話をする機会がないのだと感じます。

 

私と旦那は、子どもが生まれる前、特に妊娠前は、オープンにセックス(性行為だけでなく、一般的な「性」という意味でのセックス)について話すことはほとんどありませんでした。

 

それこそ私の生理について、うちの旦那は、「自分は興味のない月刊雑誌の定期購読」(つまり、自分には関係ないけど毎月来るもの)くらいの認識しかなかったと思うし、妊娠中の検診はベビーの成長具合がメインで、妊娠で女性がどんなことを体験するのか、ということについて、話し合うことはなかったと思います。

それは私が無知だったのもあるし、こちらから「女性のことだからどうせ男のあなたにはわからない」とシャットダウンしていた部分もありました。

 

それが変わったきっかけはやはり、この記事でも書いたように、二人目の出産後、体調が思うように復活せず、自分のケアをし始めたことです。

 

その頃は彼も、私の体調がすぐれないことをすごく心配していたし、何より、産後回復に時間のかかっていた私を見て、「女性にとって妊娠・出産は大仕事だ」ということを感じた瞬間だったと思います。

 

それから私は、婦人科のドクターやドゥーラの貴代さんから教わったことを彼に話すようになりました。

毎月の生理の重さとか、ヨガをした月は生理が軽いとか、今日はホルモンのせいで機嫌が悪いとか、逆にムラムラするとか(笑)、今までは伝えられなかった、自分のからだとココロの変化を、普通に話せるようになったのです。

彼は彼で、私の28日サイクルを頭に入れるようになり、妙に私の機嫌が悪いと「そろそろ生理かな」と計算しているそうです。これは私のほうが意識していないことが多く、そうやって理解してくれていると、無駄な争いを事前回避できるので、正直に言って助かります。

 

貴代さんいわく、

 

「女性は感覚を使い、男性は理論を使う。男性というのは、女性の中の変化を頭で理解するので、女性よりも女性のことをわかってることもあるのよ。」

 

確かにそうなんです!

 

わざわざ口に出さないだけで、男性はきちんと女性の変化に気づいているのだけど、どうしたら良いかわからないので、一定の距離を保とうとしていることが多い。それを私たち女性が、「なんでわかってくれないのよ!」と勝手に決め付けてしまって、イライラしちゃう。

 

そうか、じゃあやっぱりもっと話したほうが、“Mutual understanding”としてお互いにとってフェアなんじゃないでしょうか。

 

私が生理だからと言って、特に旦那が何かするわけではないけれど(何かして欲しいわけでもないけど)、自分の状態を知っていてもらえるということはありがたいことだし、それがお互いへの信頼につながった部分もあります。そして何より、生理や女性独特の悩みが「自分ひとりで抱える辛くていやなもの」という感覚がなくなったのです。

結果として、私の中の自然なサイクル(からだだけでなくココロも)を意識しながら生活するということにつながりました。

 

男性から「ねぇ、キミの生理について教えてよ」とは絶対に言い出しませんから、やはり女性が「ちょっと聞いてくれる?」と持ち出すことは必要条件だと思うし、自分と同じ方法で理解してくれることはなくても、彼なりの方法で理解してくれてるな、と思うことは大事だと思います。

産後、女性の体は確実に変わります。見た目だけではありません。

それを自分で卑下したり、拒否するのではなく、「こうだからね~」とパートナーに知っておいてもらうということは自分を受け入れることにもつながるし、私の場合、産後の精神的な疲れからの回復も速まることになりました。

 

そういう夫婦の会話のきっかけが、貴代さんみたいな女性のからだのプロやドクターに会うことだったり、こういう記事を読んで誰かの体験を知ることだったり、とにかく「シェアする」ということだと思うのです。

 

セックストークと聞くと、下ネタだとか、いやらしいとか、恥ずかしいという意識ばかりが先行して、それが誰もが持つものだということを忘れがちです。女性だろうと男性だろうと、からだを持つ人は誰だってシェアする権利があるし、どう伝えるかということをリスペクトしている限り、きちんと聞いてくれる人はいるはず。

 

 

夫を男と思えない

妻を女と思えない

 

という結婚生活は、相手だけでなく、自分自身の性を意識していない証拠であり、それは自分のからだとの対話が足りていない証拠だと私は思います。

 

今では、「どうしてヨガと生姜は女性のからだに良いか」ということを延々と旦那に説教できるようになったし(笑)、「私にとって良い=彼にとっても良い」という等式も2人の中できちんと居座るようになりました。

 

 

 

 

 

“子どもが生まれて変わった夫婦のセックス観” への5件の返信

  1. こんにちは。私はまだ独身ですがすごく興味深いトピックでした。もし機会があれば、なぜヨガが女性の体にいいと思うのか、またエリナさんの個人的な体験もお聞きしたいです。知り合いでヨガを始めて考え方が変わったという人がいるのですが、数回のヨガ経験しかない私にはまだまだよくわかりません。笑
    いつもブログ楽しみにしています。Happy Holiday:)

  2. Shimaさん、こんにちは!
    コメントありがとうございます。

    そうですねぇ。
    簡単に言うと、私は今までテニスとかジョギングとか割とハードにやってきて、そういう体力的な部分が役に立ったことも多いのですが、ヨガってもっとスローで、プラスあの呼吸をすることで今までにつかなかった筋力がつくんですよね。
    で、その筋力が女性の生活とかお産とかに直接的に役立つみたいです。
    今度、じっくり書いてみますね。

    Happy Holidays to you too!

  3. こんにちは、こちらのサイトのTomomiさんのブログにはコメントさせていただきましたがErinaさんには初めてです。今年5月に渡米した駐在員妻Tommyと申します。ヨガは10年位やってて、アメリカで講師の資格取得と仕事を得たいと目標に掲げてます。アメリカのヨガはすごくキリスト教の影響を受けてるという印象です今のところ。私がテキサスの田舎に居るからかも知れません。今後もブログ楽しいにしています。またコメントさせてくださいませ。

  4. 度々すみません、言いたかったのはヨガの事だけでなくErinaさんの壁に出会う度に立ち向かい、乗り越えて行く姿を見習いという事です。私はこちらの方のコミュニティに入り込みたい一方、宗教観の違いでショックを受けているところです 笑。でもせっかくの米国生活日本では味わえない苦楽を堪能したいです。

  5. Tommyさん、こんにちは!コメントありがとうございます。
    ヨガは面白いですね。
    私は本当に思いついたときにやるくらいですが、キリスト教の影響を受けてるヨガってどんな感じだろう?とちょっと不思議です。笑
    アメリカ国内でも場所によって大きな違いはたくさんありますから、アメリカ人同士のカルチャーショックもあるくらいですし。
    また遊びに来てくださいね~♪

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です