
Transitional Kindergarten(トランジショナル・キンダーガーテン)
こんにちは、Erinaです。
今日はTransitional Kindergarten(トランジショナル・キンダーガーテン)について書いてみようと思います。
カリフォルニアにお住まいで、現在4歳~10歳くらいのお子さんがいる方なら、聞いたことがある言葉かもしれません。
ここカリフォルニア州では、2010年にある法律が施行されました。
それまでは、毎年12月1日までに5歳になる子供は、その年の9月から始まる新年度にキンダーガーテンに入学することができました。
つまり、
2008年12月2日~2009年12月1日に5歳になる子供は2009年の9月からキンダー入学
だったのですが、それが見直され、数年かけて12月1日の締め切りを11月1日→10月1日→9月1日と動かしたのです。
そうすると何が起こるかと言うと・・・
これまではその年にキンダーに入れるはずだった9月2日~12月2日生まれの子供たちは、次の新学年度まで入学が持ち越されることになりました。
そしてこの持ち越しになった9月2日~12月2日生まれの子供たちを対象としたプログラムがTransitional Kindergarten、通称”TK”なのです。
このTransitional Kindergartenは、その次の年の9月に始まる正式なキンダーガーテンの前身で、Transitional Kindergartenと、通常のKindergartenと2年通うことになります。内容は、通常キンダーと連結するようなカリキュラムが組まれるそうです。
(注意:Transitional Kindergartenのプログラム内容や運営は、学区ごとによって違いますから、ご自分の学区のオフィスに相談してくださいね!!)
実はうちの長女は11月生まれで、バッチリとこの枠に入っていました。
以前のカレンダー制度であれば、2014年の9月からキンダー入学のはずでした。
しかし、新しい法律のおかげで、正式なキンダー入学は2015年9月まで延長されてしまったのです。
「う~ん、もう一年分の幼稚園の学費か・・・。」
この記事でも書いたように、アメリカの幼稚園の学費は高額。
当時のプリスクールの学費は週5日フルタイムで月750ドルですから、無料のキンダーに行けるか行けないかでは、大きな違いでした。
そうは言っても、我が家の子育てポリシーは「のんびりと」。(笑)
大人の事情で子供を急かしたりすることはしない主義です。
特に、9月2日~12月2日生まれの子供たちと言うのは、日本で言う早生まれ(1月1日~3月31日)と同じ。
低学年のうちは、数ヶ月の違いが発達上では大きな違いってこともあるし、月齢が上の子供たちと無理に学校に行かせるよりは、月齢が下の子供たちの中でリーダーになってもらいたい!と夫婦で同意。
そもそも、娘の性格はシャイで面倒くさがりなので、なるべく人についていきたいタイプ。これで月齢が上の子供たちの中に入ったら、なおさらリードなんてしないだろう、と踏んだ私たち夫婦は、もう一年、娘をプリスクールに通わせる覚悟をしていました。
「750ドルx12ヶ月で9,000ドル。彼女の人生を考えたら、安いもんだよね。」
そう思ってもう一年、教会のプリスクールに通わせることにしたのですが・・・・。
「今年から、うちの学校でもTransitional Kinderが始まるのよ!」
そう言われたのは、息子(すでにキンダー)のクラスボランティアをやっていた時。
クラスマムと呼ばれる、クラスのボランティアを仕切るママ(ケイティ)がそう教えてくれました。
「そうなの?!」
それを聞いたうちの旦那は、早速スクールオフィス(事務室)に走り、”TK”と書かれているパケット(封筒に入った書類一式)をゲット。
「やった!!これで二人とも同じ学校に通える!」
二人の子供が同じ学校に通ってくれるというのは、送り迎え必須のアメリカでは、精神的、肉体的な負担がどっと肩から下りるわけです。
それでも我が家の場合は、小学校の通常授業は2時で終わってしまうので、オンサイトの”Extended Day Program”と呼ばれる時間外保育を利用しています。これが月200ドル。
この記事でも書いたように、キンダーから5年生までの子供たちのための学童保育みたいなもので、親が迎えに行くまでの時間、宿題をやったり、スポーツやゲームをやったり、スナックを食べたりします。子ども達はこのプログラムを通して、年上の子供たちと仲良くなったり、新しいことを覚えてくるようになりました。
長女もTransitional Kinderに通い始めて、同じアフター・スクールに行くことになると、二人で月400ドル以下。プリスクールの学費(750ドル)に比べると、経済的な負担もだい減りました。長かった・・・・ここまでの道のりはめっちゃ長かった・・・。
そんなわけで、晴れてうちの学校のTK第一期生として入学した娘。
11歳の子ども達と同じ学校に通うなんて、ちょっとドキドキでしたが、楽しくやっています。
このTransitional Kindergartenですが、同じ年の夏生まれ(9月1日以前)の子供たちも参加できるそう。
つまり、「通常のキンダーに入れる月齢だけど、もう一年遅らせよう」という場合ですね。
うちの学区は移民家族が多いので、英語に心配がある子供や、外国から引っ越してきたばかりの子供がいる家庭は、わざと遅らせるという選択肢もあるわけで、実際、うちの息子のクラスにもこのケースの子(男の子が多い)が二人ほどいるようです。
「学年を遅らせるのも進ませるのも、子供に合わせられる選択があるっていうのがイイよね。」
とうちの旦那。
そうそう、一年くらい大した差じゃないですから。特に大学まで行ってしまえば、年齢なんて本当にごちゃごちゃなこの国。
それよりも何よりも、子供がcomfortableに学校に行けることのほうがずっと大事だと、私は思うのです。